
「声のトーン」相手への影響力を知ろう!
同じ言葉でも声のトーンで伝わり方が違う
ハラスメント研修で声のトーンが相手の感情にどのような影響力を与えるか?を伝えてます。声のトーンの大きい、小さいから良い・悪いということではありません。相手に与える影響力を知って欲しいと思います。
例えば、仕事で上司から部下に対し、大きな声で「何しているの?」と言われた場合、部下は自分の行動が否定されていると感じることでしょう。さらに上司の表情が強張っていたり、鋭い視線で眉間にシワを寄せて言われたら、感情的には否定されている、責められているという負の感情が増幅されることになります。
普通の声もしくは小さな声で「何しているの?」と言われた場合、部下は行動を確認されていると受け止められます。
つまり、「声のトーンが相手の感情に影響を与える!」
自分の感情のままに大きな声で叱らない
ハラスメント研修では、指導、注意、叱る時は「大きな声を出す目的はなんですか?」と質問します。
上司からの回答は
・同じミスや失敗をして欲しくない
・仕事のやり方を改善してほしい、間違っていることに気づいて欲しい
等の思いがあります。とすると、その目的を達成するために「大きな声」で伝えることは有効な手段ではないことに気づきを促します。
※実際の研修時には「なにをしているの?」と大きな声、普通の声、小さな声の3段階で実演して、どのように感情が動いたか?を体感してもらいます。
目的は何か?相手の行動変容のため。行動変容のためには普通の声のトーンで、相手に気づきを促す問いかけをすることが望ましいでしょう。
ご家庭でお子さんがいる方も声のトーンを意識して話をすることをお勧めします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。