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過去の記憶をバージョンアップする

こんにちは。
笑顔あふれる社会を築く!
研修講師、心理カウンセラー、行動心理学実践家の杉山修です。

今日のテーマは「過去の記憶をバージョンアップする」

結論は「ネガティブな過去の記憶ほどパワフルになる」

過去のネガティブ経験が自分を成長させてくれる

過去のネガティブな経験や体験は、思い出すのが辛いものです。しかし、私たちの脳は不思議なほどにそのような出来事をすぐに引き出せるものです。

なぜなら、私たちはネガティブな感情を生きるための道具として活用し、それによって成長していくからです。

脳には多くのネガティブな記憶が蓄積されています。しかし、これは生存戦略の一環であり、常に状況を把握し、危険を避けるために必要なものです。しかし、興味深いことに、これらの記憶は時間とともに変化していきます。

なぜなのでしょうか?

それは出来事や体験の捉え方が変わり、日々の経験によって記憶が上書きされるからです。

私自身の経験を振り返れば、40年前の高校卒業時の苦悩があります。進学先も就職先も見つからず、迷走の末に専門学校に進学。しかし、目的もなく学校に行かず、中退してしまいました。当時の私は「人生の落伍者」であり、「生きる価値なし」と考えていました。これは過去の自分にとって知られたくない出来事でした。

しかし、この経験が私に与えたものは大きかったです。その苦しみや迷いを経て、人の心を理解し、カウンセラーとしての道を見つけました。

今振り返ると、当時の記憶は大きく変わっています。過去の自分に対する厳しい評価から解放され、その経験が私を今の自分に導いたことを理解できるようになりました。過去の出来事が今の自分を形作り、記憶が上書きされていったのです。

つまり、過去のネガティブな経験も、その捉え方や変容があれば、ポジティブな変化をもたらす可能性があるのです。過去の自分と向き合い、成長の機会として受け入れることが、未来への一歩を踏み出す手助けとなります。

「4つの問い」で過去の記憶を書き換える

過去のネガティブな経験を「嫌な思い出」で終わらせず、今後の人生の成長に繋げていくための方法があります。

それが、「4つの問い」です。

①過去の出来事は何か
②その出来事から学んだことは何か
③将来にどう使うか
④活用したらどうなるか


以下、私自身の経験をもとに回答してみます。

① 過去の出来事は何か
高校卒業後、進学も就職も見つからず、専門学校に進学したものの目的がなく、中退した経験があります。

② その出来事から学んだことは何か
当時の苦悩や自己評価の低さから、他者の心情や人生の複雑さを理解するようになりました。失敗から得た洞察は、人間関係や自己成長に対する価値観を形成しました。

③ 将来にどう使うか
この経験を通じて培った理解と共感を、今の仕事であるカウンセリングや執筆に活かしています。人々とのつながりや助け合いの重要性を実感し、過去の自分を理解することで他者に寄り添うことができます。

④ 活用したらどうなるのか
この過去の経験を積極的に活用することで、クライアントとの共感が深まり、より効果的なサポートが可能になりました。また、自分の成長や進化に対する自信も生まれ、過去のネガティブな出来事がポジティブな変化へとつながっています。

過去の記憶を未来に向けて上書きし、自己成長に繋げることで、これからの人生に新たなエネルギーをもたらすことができます。

「4つの問い」はその手助けとなり、ポジティブな変革を促進します。

あなたの「ネガティブな過去の記憶ほどパワフルになる

ぜひ、「4つの問い」を試してみてください。

<月例セミナー開催のご案内>

■月例会テーマ
 「感情知能を高める4つの技」
■開催日時
 2024年2月4日(日)13時00分〜16時00分
 オンライン(Zoom)開催
 ※アーカイブ配信はZoomでの録画を提供いたします。
 フォローアップセミナー
 2024年2月12日(月・祝)10時00分〜12時00分
 オンライン(Zoom)開催
■セミナー概要
人生の様々な場面で活かせるヒューマンスキルを身につけよう!
多様性の時代において、感情をマスターすることは必須のヒューマンスキルです。
なぜならば、多くの方は感情に無意識に振り回させて日々を過ごしているからです。
感情のスキルを磨くことは、人生に深い充実感をもたらします。
さらに、自分の感情を理解し、他者とのコミュニケーションを強化することで、豊かな人間関係が築け、仕事やプライベートでのストレスも軽減されます。
感情の管理は人間関係の鍵であり、柔軟性や協調性を高め、困難な状況にも冷静に対処できるようになります。
これにより、自分自身や他者との共感が深まり、より意味ある人生を築く手助けとなります。
■セミナー内容
 ・人間はネガティブな感情の持ち主である
 ・感情知能を高める4つの技
 ・人生を充実させる感情力の高め方
■セミナーで得られる4つの技
感情知能を高める4つの技
① 自己認識 : 個人の能力の一側面で、自分の行動が他者にどう影響するか、他者の行動が自分の感情にどう影響するかを認識することを指します。
② 自己管理 : これも個人の能力の一側面で、自分の感情をコントロールし、変化に適応し、逆境にあっても耐えられる力を指します。
③ 社会的認識 : 社会的能力の一側面で、積極的で熱心な聞き手として他者への共感を示し、雰囲気の変化に気づける力を指します。
④ 人間関係管理 : これも社会的能力の側面で、自分を表現し、人とうまく付き合い、他者の感情を敏感に管理する力を指します。 
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