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超東京拡張展・コラボカフェ感想

こんにちは。杉山です。
今回は超東京拡張展(東京会場)に行ってきたので、その感想を書きたいと思います。
前半は展示やカフェの感想、後半は図録を購入したので各キャラクターのイラストの感想(ネタバレあり)を書きました。
あくまで東京会場、一個人の意見、感想となります。


超東京拡張展、コラボカフェ開催までの流れ


2024年3月29日午後。事件は起こった──。

この時点ではBOTの今後の展開は5月に毎度おなじみのウエハースが販売される他なかった。
唯一動いていたLINE漫画の覚醒のルプスも連載が終わり(スタッフさんのご厚意で毎週四コマ漫画を読ませて頂き、ありがとうございます!)小説の新巻や毎年開催されるライブの告知もなかった。まさにファンは乾ききった砂漠に放り出さているような状態で、5月にウエハースと言うオアシスに出会う以外に供給と言う喉の渇きを潤すことは出来なかった。

そんな中、突如発表された超東京拡張展とコラボカフェ。オアシスを探しに行ったら、オアシスを飛び越えて、公式の手によって豪華絢爛なアストロパークが建設されたようである。

その為、開催発表も「やったー!」と言う喜びではなく、「超東京拡張展……?」「嬉しいけど、何これ?」と言った困惑の声が多く見えた。最初こそ戸惑っていた私達も蓋を開けてみれば、他に類を見ない豪華な展示会であることが分かり、盛り上がったと思う。

最初に言ってしまうと、拡張展のチケットの販売が遅くなったり、コラボカフェのメニューが開催1週間前でも分からない(両者共に告知が遅い)や一番ファンにとってダメージが大きかったのは東京会場の初日でグッズの多くが完売してしまい、2日目からは現地では買えないグッズが多々あったこと(後に受注販売で対応)と言ったトラブルもあったが、行かれた方は私が見る限りは皆さん楽しまれていたと思う。

また告知は遅かったが、イラストの紹介の方法はとても良かったと思う。まずは参加されるイラストレーターの方々を発表し、その後チーム毎に発表。自分のキャラは誰に描かれるのか、逆に自分の好きな絵師の方は誰を描くのか等想像して盛り上がったと思う。イラストも全体図を公開するのではなく、お顔のアップだけを見せて、全体図は拡張展(もしくは拡張展の数日前に販売されたウエハースで確認)と言うお楽しみもあり、更に拡張展に足を運ぶのが楽しみになった。

では、いよいよ超東京拡張展に行ってきた感想を書きます。

超東京拡張展


会期は東京会場は5月15日~26日で、最終日に行った。
東京会場は渋谷のスクランブル交差点の先の渋谷TSUTAYAと言うことで、とても人の目に留まりやすい場所で開催された。

完全に渋谷の街に溶け込んでいる
渋谷TSUTAYAの目の前

窓ガラスの反射が凄いと言う話だったが、朝の10時前でまだ太陽の光が強くなかったのと人の通りも少なかったので綺麗に撮れた。

側面1


側面2

こちらも反射があるが、斜めから撮ったら良い感じに。ただ側面の方は午後になると人の待ち合わせ場所に使われ誰かしら立っていたので、朝のまだ人の少ない時間に写真が取れて良かった。

いざ、中に入ると。

クソデカアクスタもびっくりな巨大なパネル

カメラに収まり切れない程巨大なパネルが鎮座している! ちなみにラウディ全員もカメラに収まらなかった。ここでは私の好きなベイリーと愁&真樹(キサラギ&サルトビ)の写真を掲載します。

このお三方から凄い見下ろされている


そこまで見下ろしていない4人

展示の開場時間になるとスタッフさんに整列するように呼ばれ、このパネルに沿って並んだ。なので整列時間になると人が入り写真が撮りづらくなるが、入場するとまたパネルの前から人が居なくなるのでタイミングを見て写真を撮ることが出来た。

整列した時にフローリーの真横に立って待機することになったので、「こんにちは」と実写の海沼君に挨拶をして写真を撮った(後に奇跡が起こる)

海沼君とフローリー

チケットのQRコードを見せ、フォンタブ付きのチケットを買った人にはフォンタブがBOTお馴染みのランダムで配られる。そこで開けて見ると……。

何と先程ご挨拶したフローリーが当たった!! 凄い偶然。大事に飾ろうと思う。

フローリーのフォンタブ

会場時間になり、いざ入場!
すると、まず皆さんのサインが!

入口で出迎えてくれるサインのパネル

最初に目に入るのと写真撮影が可能なので入場と共に皆さん立ち止まっていたが、順路は特にないので先にイラストを見て最後に戻って来ることも可能。後で戻って来たら誰も居らず写真もサインもゆっくり見ることが出来た。

最初に展示されているのがMAD JESTERS、次いでROWDY SHOGUNだった。(各イラストについての感想は後ほど書きます)

皆さんがサインの写真や鑑賞をして立ち止まっている間、まずは私とフォロワーさんの好きなベイリーを鑑賞。野性味あふれるイラストで格好良いです。それからマッジェの方に戻って順番に鑑賞した。

イラストだけでなく、イラストレーターさんのコメントも展示されているので、一緒に読んだ。絵のモチーフやイメージだったり、色々知ることが出来て面白い(このコメントは図録にも収録されている)

また私は愁と真樹の幼馴染の主従関係が大好きで、丁度隣同士に展示されていたのでちょっと遠めに2枚を鑑賞した。愁も真樹も戦っている最中のような躍動感があるイラストなので、2枚同時に見ることでより迫力が増している気がした。
これは拡張展に行ったから気が付いたことで、1枚ではなくて複数に数枚の絵を見ても何か新しい発見があるかもしれない。

ラウディの後にDUNG BEAT POSSEの衣装展示があった(写真撮影可)

DBPのお衣装

全体的にぎりぎり渋谷を歩いていても違和感のなさそうな格好。
一番印象に残ったのはミチさん。

ミチさんのお召し物

コートの下はジャージ? スウェット?
渉外担当で取引先とお話する機会も多いと思うが、かなりラフな格好。
もしかしたら、「テメェらにはジャージで十分です」と言ってかっちりした格好はしないのかもしれない(妄想)

ただ一点気になったのが、この衣装の展示は片方はラウディのジョー、エイノット、ジュディのイラストが展示され、通路を挟んで衣装の展示がされており、イラストを見たい人と写真を撮りたい人の位置が重なってしまった。お互いに邪魔にならないように注意を払わないといけなかったので、人が居ない時、もしくは全員写真撮影か全員イラストを見るだけの時は良かったが、一方が写真、一方がイラスト鑑賞だと立ち位置でお互いが気を遣ってしまうので、勿体なかったなと思った。レイアウトの関係で仕方ないとは思うが……。

さて、衣装を抜けるとAstro9、JIGGY BOYS、DUNG BEAT POSSEのイラストが展示されている。

通路を抜けると目に入ったのはマリクでイラストの他に水彩画バージョンも別途展示されていて、とても綺麗だった。水彩画だと淡い色のタッチになるが、マリクの攻撃的な瞳はそのままでむしろ宝石のように美しく思えた。

一先ずイラストを全部見たところで、また一番始めのサインのパネルに戻って写真を撮ってからもう一度ゆっくり鑑賞した。

私が拡張展に行ったのが最終日の26日(日)の10時からで、週末だし最終日なので正直もっと混雑していると想像していたが、自分のペースで思う存分に見れて良かった。入場も時間毎に区切り人数も絞られていてとても優雅に見ることが出来た。

そろそろ次の入場の組が入って来そうだったので、もう一度好きなイラストを目に焼き付けて展示を後にすると。

俺たち全員集合!45人全員集結した圧巻のパネル

大迫力の拡張展のパネル!
45人全員のお顔が見ることが出来る。こちらも写真撮影可能でした。
これにて拡張展の鑑賞は終わりました。

総括

一緒に行ったフォロワーさんと「一生ここに居れる」と言った程素敵な空間だった。私の場合は先にウエハースのカードでキャラクターのイラストは見ていたが、やはり大きなもので見るとカードの時には気づけなかったことや新たな視点で見ることが出来た。
またウエハースのカードで出なかったキャラクターの全体図も見れたのも楽しかった。特にカグラの足元にBATTLE OF TOKYOの文字があったり、ハルトの背景も意外なもので驚きがあった。本当に楽しい空間でした。

ただやはり、グッズが図録と超東京拡張展のロゴを使ったもの以外何もなかったので、それは残念だった。受注販売なので注文すれば手に入るのは有難いが、拡張展を見たすぐ後に手に入らないのは寂しいと言うか……。まあ今回初の試みでグッズの数が予測出来なかったと思うので、大阪会場の方ではなるべくグッズが行き渡ると良いなと思う。

次はコラボカフェの感想です。

コラボカフェ


拡張展の後はコラボカフェも行って来た!
14:30からの回だったが、14時に会場が出来て席についたらそのままメニューの注文が出来るので、実質14時から始まると言っても過言ではなかった。

時間になると、カフェのチケットのQRコードに書かれている順番順に呼ばれた。カフェはかなり広く、私はラウディのパネルが展示されている前のソファの席に案内された。他にもマッジェの衣装が展示されているエリアやカウンター席など、色々あった。

内装は確かにBOTの実写とイラストの展示がされていているし、モニターからBOTのライブ映像も流れているが、壁に本棚のように本が並べられていてコラボカフェと言うよりはお洒落なカフェ。

ベイリーのパネルが見えた1回目の席


マルドゥク様とルプスさんが見えた2回目の席

席に関しては2人で行くと1つのテーブルで、中央がアクリル板で仕切られており、それぞれ配布されたQRコードを読み込んでスマートフォンから注文をする。なので割り勘をする必要がなく、支払もスムーズにすることが出来た。

まずはドリンクのご紹介。
私が頼んだのは左のBOTのドリンク。

BOTドリンクとジギボのドリンク

炭酸が飲めないので、一つでも炭酸なしのドリンクがあって助かりました。大分黒ずんでいるが(混ぜると完全に真っ黒になる)味はマンゴーとカルピスで爽やかだった。ただ氷が多いので、時間が経つと結構薄まって行った。

こちらはフォロワーさんが炭酸の飲めない私の為に頼んでくれたラウディのドリンク! チームカラーの赤が映える。

フォロワーさんのベイリーとマルドゥク様ぬい

そしてお料理がこちら!

ぬいとアクリルコースターと記念写真

お重になっていて豪華。種類もたくさんあって、色々な味を楽しめた。量も丁度良くて、この後あんみつも食べれる(量の感じ方に関しては個人差があると思う)

お重の一個にはサラダ、マンゴーが入っていて爽やかな味。またバジルのチキンも美味しかった。

そしてミチさんのお寿司!
私は生臭いのが苦手で生魚やお寿司が食べられないのだが、ミチさんに「食べなさいよオラァ!」と言われているつもりで口に入れたが、生臭さがなくて食べられた。ミチさん、美味しかったです!

もう一つのお重には中央にご飯を挟み、一方にスキートの好きなリアル牛丼、もう一方はハジメさんのカレーとなっている。
牛丼もカレーも1品だとボリュームがある料理だが、ご飯を挟むことで二つとも食べられると言う発想に驚いた。
牛丼も程よい味付けでカレーも辛くなかったので、両者共に食べやすかった。一見するとボリュームがあるように見えるが、ご飯の量はそこまでないので余程小食でない限りは問題なく食べられると思う。

お次はデザートのあんみつ!

マルドゥク様ぬいをスタンド代わりにして自立している主従。マルドゥク様、ダ◯マにしないで下さい

色取り取りで綺麗!
このあんみつの上に黒蜜をかけて食べます。

いちごのアイスは甘酸っぱく、マンゴーのプリンは爽やかでした。緑の丸いものは白玉で、私は白玉が大好きなので4つもあって嬉しかった。アイスの横のピンク色は大福でかなり食べ応えがあった。

あんみつを食べている時にもっと白玉やおもちが食べたいと思っている人には夢のようなあんみつで、コラボ以前にとても美味しかった。

ちなみにドリンクや料理を注文すると、注文数だけランチョンマットの引換券を渡され、後程スタッフさんが券とマットを交換しに回って来た。
ランチョンマットは既にご存じの方も多いと思うが、通常のサイズよりも大きく厚みがある。
2つにまるめることも出来るが、折りたくない人はA3サイズが入る大きめの袋を持って行った方が良いと思う。

巨大なランチョンマット

食後に色々写真を撮りに行った。

ベイリーぬいとベイリーのパネル


愁&真樹ぬいとパネル


ラウディの衣装


真樹とベイリーの衣装


愁坊ちゃんのお召し物


各チームのパネル


ランペさんのサインのパネル

食後は一緒に行ったフォロワーさんとお話したり、丁度モニターが見える席だったのでBOTのライブ映像を見た。
私はBOTの小説のファンなので、今回初めてライブ映像を見た。どのチームも良かったが、一番印象に残ったのはDUNG BEAT POSSEのHABANEROのパフォーマンスの時にブルーシールドが結構ノリノリで踊っていたこと。ブルーシールドのノリの良さに驚いた。

こう言った機会もないとライブ映像を見ることもないので、モニターで流してくれて有難かった。また映像を見ながら、フォロワーさんとお話しできたのも楽しかった。

総括

コラボカフェは普通のカフェと遜色ないほどゆったりとしたお洒落な空間に仕上がっており、食事も全て美味しかった。
今までアニメや洋画を扱ったコラボカフェに行ったが、間違いなく一番美味しく、居心地も良かった。今では味のクオリティーも高いコラボカフェもあるが、常設ではなく作品毎に入れ替えるものがほとんどで狭い空間に椅子やテーブルを並べる雑多なものが多く、ゆっくり落ち着いて過ごせるかと言われたら出来なかったと思う。今回は美術館の中のカフェのようなゆったりとした空間になっていた。

コラボカフェはメニューが変わらなければ一回行けば良いと思うことが多いが、このカフェは料理、雰囲気も良かった。店員さんもよく見てくれ、食べ終わったものを回収してくれた。前期に2回食べに行ったが、後期にも行く予定。メニューも変わるので楽しみ!

最後はイラストの感想です。

超東京拡張展イラスト感想


今回の展示はイラストレーターさんが45人のキャラクターを描くもので、一人一人描き方が違うので見ていて飽きないし、新たな発見があった。
図録を購入したので、45人全員の感想を書いたが、背景や全体図のネタバレをしています(図録に描かれているラフ画や未公開イラストには触れていません)あくまで一個人の受けた印象や感想です。また敬称略で書いております。

<MAD JESTERS>


ZERO≠白濱亜嵐 / 皆川亮二
背景を描き込んでいる絵が多い中、ゼロの場合は月夜と非常にシンプルで、シンプルだからこそ敵に殴りかかるゼロの躍動感がより映えている。瞳が赤色なのがサイボーグ感があり良い。個人的にゼロの好敵手であるベイリーも殴りかかるポーズと被っていて好き。

SherRock≠片寄涼太 /山中虎鉄
戦っている絵が多い中、シャーロックは1人だけ古書に手をかざし、世界の真実を解き明かす為の謎解きをしているように見えた。古書や背景が淡いピンク色を帯びており、その光が黒のスーツに映えて陰影がとても綺麗。

SMASH≠数原龍友 / Ryota-H
右手にはガントレット、左手はかかってこいよと言っているかのような挑戦的なポーズに表情が良い。また背景が高層ビルで、パワータイプの彼が破壊したように見えてスマッシュの強さを感じた。表情も生き生きしていて好き。

Chatter≠小森隼 / 森井しづき
ゼロ同様、背景が非常にシンプル(と言うか真っ白)だからこそ、今にも動き出しそうなチャッターと投げられている銃が格好良い! アニメの1シーンを彷彿とさせる。お顔もとても凛々しくて、動画配信のチャンネル登録数がやばいことになっていそう。

MASATO≠佐野玲於 / lack
一見爽やかな好青年に見え、とてもプラスチック爆弾を人の顔や腹に直に貼り付けて爆破するようには見えない……。マサトは赤外線を見える特殊な瞳を持ち、目に赤色が混じっているのが好き。また背景も赤外線のセンサーような線が描かれ、マサトを表すような背景だと思った。

PARTE≠関口メンディー / GODTAIL
もう気軽にパルテなんて呼べない。もしBOTを知らない人にマッジェのイラストを見せ、「誰がサイボーグだと思いますか?」と尋ねたら、絶対にみんなパルテさんと答えるだろう。段々装甲に包まれたパルテさんが意気揚々と狩って来た(?)首を見せてくれるのが可愛らしく見えて来た。

ROSSO≠中務裕太 / 広江礼威
野生的な笑みを浮かべるロッソの表情が好き。この表情を見るとどことなく狼らしさを感じる。ポーズも地上に着地する時なのか、ジャンプした時なのか。靴の裏やスーツの裏地がロッソの髪色の赤色とリンクしているのも印象に残った。

<ROWDY SHOGUN>


HADES≠LIKIYA / だんちゃお
漫画の扉絵のようなハデスの兄貴! 背景は何処か危なげな路地裏で左半分は橙の光、右半分が淡い青色の光を帯びているのが昼夜を表しているのか、幻想的で好き。兄貴のやんちゃな表情と貫禄に近い佇まいがラウディのボス感があって印象に残った。

GOEMON ≠陣 / さいのすけ
外国人観光客に最も人気が出そうな和の雰囲気のゴエモン。見栄を切っているかのような表情のゴエモンと刀の横の龍から良い味が出ている。右下に「守護」と描いてあることで、何の為に刀を振るってるのか分かって良い。またカットインのように他のキャラも描かれていて豪華!(上からゼロ、テクウ、スキートで良いのでしょうか……)

BAILEY ≠RIKU / Azusa
私の一番好きなベイリーは砂漠育ちの野性的な雰囲気が出ていて格好良い! ゼロと同じ、殴りかかる瞬間の絵だが、右手がランペさんのロゴになっていることをフォロワーさんに教えて頂いた。またベイリーと言えばライオンのお父さんと言うことで、お父さんから受け継いだ獅子の力を体現しているようで本当に大好きなイラスト。

MI-YA≠神谷健太 / 古海鐘一
背景が落ち着いた白や灰色だからこそ、ミーヤの赤と黒の衣装がより映える。絵からゆったりとした時間が流れているのを感じた。聖書を愛読していると言うことで鳩がモチーフの絵(白い鳩=聖霊)となっており、鳩の翼がミーヤの背中と重なって天使のように見える構図も面白い。

GUSK≠与那嶺瑠唯 / BerryVerrine
グスクさん……!? これはお腹を空かせて暴れている時なのか、普段は温厚なグスクさんが怒っている時なのかは分からないが、ラウディで一番防御力を持つ程強いと言うことが一目瞭然である。目に見えないスキルそのものを具現化したようで興味深い。

MARDUK≠山本彰吾 / ワダアルコ
一見するとまだ少年の面影が残っている美青年の絵ではあるが、お顔をよく見るとレオナルド・ダヴィンチのモナリザのように顔の半分で印象が違っている。右半分は瞳に光があって少年のよう。しかし左半分の目は黒ずんでいて悪党のように見える。外見と内面のギャップを表していて面白い。

LUPUS≠川村壱馬 / しらび
凛とした表情と佇まいが印象的。背景が超東京の街の絵が多いので、桜と言う自然が描かれているのが新鮮だった。ミーヤもそうだが、昼間のような明るい時間の絵。光があるからこそ、ルプスの黒の衣装の赤い龍の刺繍や首元のもふもふが映える。

LUCAS≠吉野北人 / 新條まゆ
完全にモデル。この絵の下にLUCASの文字を入れれば、海外の映画のポスターになりそう。また美しい佇まいと同時に強さも感じるイラストでとてもマサトに腹や顔にプラスチック爆弾を貼られて爆破され苦戦していた男には見えない。爆破されても「やれやれ」と言って颯爽と戻って来そう。

TRAVIS≠岩谷翔吾 / 武梨えり
トラヴィスと言えば車と言うことで、リムジンの前に立っている構図で彼らしい背景で好き。イラストだけ見ると温厚で安全運転をしそうだが、実際は120キロ以上スピードを出したり、フロントガラスを素手で割っている。個人的にこのトラヴィスさんに送迎されたい(突然の夢主の人格)

SARUTOBI≠浦川翔平 / ひろやまひろし
忍者と言うことでとても躍動感のあり、おそらくビルの壁面で戦っている迫力ある格好良いイラスト。左手には壁を歩く為のロープ、右手にはクナイで臨場感が伝わって来る。まるで少年漫画のような絵のタッチで、このままサルトビが主役のスピンオフ漫画が読みたい。

KISARAGI≠藤原樹 / 江川あきら
麗しい愁坊ちゃんの立ち姿と肩に乗っている戦神(マース)が印象的。まさに交戦中のような迫力のある絵で、衣装もひらめているのが好き。ラウディは全員刀を使うが、キサラギが刀を持った絵になったのは意外だった。太刀筋も優雅そう。

MARINE≠武知海青 / 左
まずは筋肉に目が行ってしまう。CALL OF JUSTICEのMVを思い出させる建物の上にいるマリーンは偵察中なのかな。個人的にはマリーンの背景が一番超東京と言う街を表していて好き。このイラストを見てマリーンの衣装が凄くもふもふなことに気が付いた。頼んだら「いいですよ」と笑顔で触らせてくれそう。

q-b≠長谷川慎 / pako
アンニュイな表情でこちらを見ているのが印象的。どことなくゲームのラスボスに居そうな人間を超越した存在みたいに感じた。こんな物静かそうな人が江戸っ子口調でホバーボードに乗って暴れるなど想像が出来ない。個人的に爪が凄くお綺麗で手先ばっかり見てしまう。

JOE≠龍 / 雪広うたこ
情報班のジョーはまさに情報、データを駆使している場面で格好良い! 臨場感があるイラストなので、他の戦っているイラストのメンバーのサポートをしているのかなと想像した。個人的に眉毛が綺麗で自分の眉毛もこうなりたいと思った。

A-NOT≠鈴木昂秀 / さおとめあげは
本編で記されていた通りの女性と見まがう程の美貌。邪なことを言うと、チャイナドレスが似合いそう。今まさに誰かをサポートしていそうなイラストのジョーを「動」とするならば、エイノットは「静」を表している。まだ事件が舞い込んでいない時の落ち着いた様子なのかなと思った。

JUDY≠後藤拓磨 / 平尾アウリ
意外にもここに来て初の小説の場面が描かれたイラスト! ジュディの火だるまバイク走行シーンはインパクトもさることながら、先に燃えているマリーンを慮ってマリーンから自身に火を移す場面がジュディのロックで優しい一面が垣間見えて好きだが、絵で見るとやはり強烈。

<Astro9>


TEKU≠世界 / 麻宮騎亜
初めてイラストを見た時からアメコミのバットマンの世界観のようなイラストのタッチだなと思っていたら、本当にバットマンを描かれてる先生だった! 自在に宙を飛びながら右手で炎、左手で帽子を押さえている描写が細かくて印象的。街並みもテクウと同じパープルで表現しているからこそ、炎が映えていて好き。

ITARU ≠佐藤大樹 / POKImari
重力で身体を軽くして浮遊している場面なのか、生き生きとした表情のイタル。ガラスが散らばっているような綺麗な背景。服も背景にブルーが基調になっていてラウディの真っ赤なイラストを見た後に見ると、とても雰囲気が変わって印象に残った。

HAJIME ≠澤本夏輝 / TAa
ハジメさんと言えば、磁場変換を使ってナイフを操るがその場面が描かれていて格好良い! 磁場の色がスーツと同じピンク色でリンクしているのも良い。とても穏やかな笑みを浮かべているが、何本ものナイフを放っている姿がハジメらしくて好き。

KAGURA≠瀬口黎弥 / ハルタスク
高速移動出来るカグラの疾走感が表現されていて格好良い。黄色のスーツを着ているので、高速移動すると残像が閃光のように見えるなと思った。足元にBATTLE OF TOKYOの文字も書かれていて、漫画の扉絵みたい。

DILL≠堀夏喜 / ReDrop
この世界の悪を知らぬ、くもりなき眼。Astro9の持つ力は強大で一歩使い方を間違えれば世界を滅ぼしかねないが、きちんと正しい方に導いた団長を思って胸が熱くなった。ディル君の瞳も背景もキラキラと輝いていてとても綺麗なイラストで好き。

KANE≠木村慧人 / 読
ケインの表情が印象的。また風使いのケインだからこそ見れるアストロパークの景色なのかと思った。もしかしたらお気に入りの場所でたまにここでパークを見守っているのかなと想像したり、4巻の最後で彼が命を懸けてパークと人々を救おうとした雄姿を思い出して目頭が熱くなった。

KARASU≠八木勇征 / ERIMO
カラスと言えば、座標変換で動物達を召喚するイメージが強いので、狼が描かれていて個人的に嬉しかった。そして狼も得意げな表情で可愛い。カラスのお顔もだが、アストロパークとシティの両方が描かれた背景もとても美しい。

ARIA≠中島颯太 / いとうのいぢ
Astro9のメンバーの背景が外の中、唯一アリアだけが室内。それもサーカス団のステージのような場所で色合いもメルヘンで可愛い。Astoro9が戦っている場面や躍動感あるイラストが多かったので、最後にこの可愛らしい落ち着いたアリアの絵で終わるのがフルコースのデザートみたいだと思った。

<JIGGY BOYS>

Skeet≠砂田将宏 / 上田バロン
イラストレーターの方がBOTのキャラを描いたと言うよりは、まるでイラストレーターさんの世界観の中にスキートが紛れ込んだような個性的な仕上がりになっている。カートゥーンのような超東京の街をスキートが疾走しているのが印象的。

Flory ≠海沼流星 / 悌太
まさにゲームをしている最中のようなフローリー。舌を出していてやんちゃな感じが出ている。凛々しい眉もさることながら、瞳の中に一点赤色が混じっているのも印象的。個人的にお洒落なウエスタンブーツを履いているのがフローリーっぽくて好き。

Future ≠深堀未来 / タカヤマトシアキ
超東京を躍動するフューチャーのイラストから自由を感じた。フューチャーは元々アストロパークの王の息子、つまりは王子様だったが、JIGGY BOYSの仲間と出会って自由を手に入れ、出自から吹っ切れたように見えた。

Claude≠日髙竜太 / タスクオーナ
ブルーシールド時代のやつれた姿とJIGGY BOYSの生き生きとした金属バットを持っているクロードが背中合わせで描かれていて、唯一過去と現在を描いているイラスト。仲間と出会って笑えるようになった姿が見れて良かった。個人的に眉毛が非対称なのが好き。

Yuki≠加納嘉将 / 鈴木次郎
ユキさんと言えばグルカナイフ! グルカナイフを格好良く振るっている姿も良いが、背景がカットインのようになっていて、街、キーボード、パソコンのモニターと描かれているのも良い。瞳が雪のような澄んだ水色なのと自信を感じる表情なのが好き。

Libra≠奥田力也 / 浅見よう
リブラは警察を辞めた後は野良ハッカーをやっていたが、この美しいリブラはモデルとして食べていけそう。ピンクの髪と洋服のアクセントになっているピンクのデザインがリンクしていて良い。左目が光っていてサイバー感があり、ハッキングを彷彿とさせる。

X≠松井利樹 / さくしゃ2
背景にあるエナジードリンクやカップ麺を見て、普段から食事を簡単に済ませていると分かり(何だったら今もカップ麺の準備をしている)若干食生活が不安になる。本編だとXは柔らかい口調のイメージだったので、敵意溢れる表情が見れて新鮮だった。

<DUNG BEAT POSSE>


FORCE≠剣 / okojo
武器商人と言うよりはもはや傭兵に見える。弾丸ワープでいきなり目の前に来られたら命はないだろう。刀型の拳銃(ガンブレード?)もフォースらしくて、5巻の兄弟子のゴエモンとのバトルを思い出した。背景も赤色で異彩を放っており、只者ではない雰囲気をイラストから感じ取れた。

MICHI ≠中西椋雅 / 花邑まい
口元は笑っているが、瞳は蛇のように鋭く、ミチさんの二面性を表しているようで、個人的に好きなイラスト。ドローンやデータを見ているので、取引相手の情報収集をしている場面なのかなと思った。個人的に衣装がめっちゃテニスしていそうに見える。

AYASE ≠渡邉廉 / 鈴木ツタ
アヤセ、元気そうで良い! 小説を読んだイメージだと暗そう、顔色が悪そうな印象だったので溌剌としていて勝手に安堵した。地上の爆破から壁の影に移動して出て来た場面なのか、下半身よりも上半身の影が色濃く描かれていて、影使いらしくて印象的。

VinceP≠JIMMY / カワグチタケシ
不敵に笑うヴィーの表情が印象的。眠っている人間、意識のない人間を操れることから指の先から操り人形の糸が垂れているのが彼のスキルを表しているようで良いし、ヴィーの下には新宿の歌舞伎町のような人が多い場所が描かれているので大量の人間を操れる、むしろ操っているようでヴィランぽさが感じられる。

HARUTO≠小波津志 / 紗与イチ
温厚なイメージだったので、苛立ったようなハルトのイラストが意外だった。場所もカジノなのでもしかしたらギターの音と一億円負けた時の絶望を合成して人々に攻撃したのかなと色々想像をした。宝石や金貨が散らばっていてヴィーと同じくヴィランぽさがあって良い。

HANKICHI≠半田龍臣 / 兔ろうと
自身の身体とネットワークを合成して移動している時のイラスト。まさにハンキチ君にしか出来ない、描けない場面で好き。逆さになっていたり、目元や首の模様がサイバーっぽくて良い。舌を出しているのも生意気な感じが出ていて最高!

MALIK≠WEESA / 弘司
水彩の淡いタッチだがマリクの緑色の瞳と挑戦的な笑みからは力強さを感じる。右手の人工皮膚が破れて機械部分が見えているのがサイボーグらしく、まさにゼロとのバトルを彷彿とさせる格好良いイラスト。

長々と書きましたが、以上が感想となります。

これから超東京拡張展の大阪会場に行かれる方は楽しんで来て下さい!
カフェは引き続きやっているので、まだまだ拡張展の余韻に浸ろうと思います。

願わくば、年に一回でもまた心踊る展示会が開催されると嬉しいですね。
まだまだBOTの熱は冷めないので、皆様と盛り上がって行けたらと思います。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!

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