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【渋幕、東邦大東邦、市川】千葉の難関校を狙うならどの塾がいい?日能研の動向と市進学院を語ろう

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  読者さんから「渋幕(渋谷学園渋谷)はどこの塾がいいかも教えてほしい」とリクエストをいただきました。
  そこで今回は千葉の難関校・渋幕、東邦大東邦、市川を目指すならどの塾がいいかについて書いていきましょう。
 
  千葉の難関校を目指さない方も中学受験の傾向を知るヒントになる記事にしたいと思います。
  特に市進学院と日能研の立ち位置も解説していきます。

  千葉の海浜幕張にある渋谷学園幕張は、共学の最難関です。
  四谷大塚偏差値でみると、1月22日入試は男子が70、女子が72。2月2日入試は女子が69、男子が71。
  桜蔭は71。開成は74.
  つまり、女子の最難関です。
  実際、渋幕の生徒は男子は開成残念組、女子は「御三家を蹴ってきたの」というパターンが多いです。
  生徒は3分の2が男子、3分の1が女子です(学年によって差はでます)。
  女子の最難関でもあります。
  この渋幕を目指すにはどの塾が最適かを検証しましょう。

  ある有名な講師が著作の中で「女子は共学へ、男子は男子校へ」という旨を書かれていますが、
それは数学の授業のクオリティは、男子校>共学>女子校だからでしょう。
  それにあわせて、入試も算数は男子校が難しく、次に共学、そして、女子校です。
  そして、塾は男子御三家の合格実績にこだわります。
  
  第1志望が渋幕で、1月に合格しても、生徒たちはまず、2月1日に開成や桜蔭を受験します。
  塾からしたら渋幕に受かる受験生たちを遊ばせておくのはもったいないので、2月1日も受験させます。
  第1志望が渋幕なら、渋幕対策を徹底的にやってほしいと思いますが、塾は「開成に合格できるぐらいじゃないと
  渋幕に合格できないよ」といいます。
  
  たとえばです。
  日能研の合格体験記をみると(検索するとでてきますよ)、渋幕第1志望の男子が「日能研には渋幕の志望校別特訓がないので、開成の志望校別特訓の
選抜に合格することを目標にしていた」という旨を語っています。
  つまり、「渋幕に入りたいなら開成を目指そう」と塾はいうわけです。これはほかの塾でも基本同じです。
  開成の算数は中学受験の入試の中でもトップクラスに難しいので、正直、その対策に巻きこまれたくはないという気もしませんか。
  中学受験の大手塾の看板講師も「開成の問題は僕なんか解けないことがある」と話していました。そのぐらい難しいです。
  特に女子は開成の対策をするのは明らかにオーバースペックですよね。
  開成の対策に巻きこまれることでそっちに時間を取られて、第1志望の学校の対策ができなくなるのは本末転倒になってしまいますよね。

  よく「SAPIXの合格実績が伸びた分、日能研が苦戦している」という文言をみかけますが渋谷幕張もそうです。
  SAPIX
  2019年 S351名 2024年 383名
  日能研 
  2019年 141名 2024年 85名 
  
  一方で、御三家との比較でみると、実は日能研は渋幕の合格実績は健闘しているんですよ。
  2024年 開成 38名 桜蔭21名 渋幕85名 
  比較としてSAPIXをあげましょう。
  2024年 開成 262名 桜蔭 189名 渋幕 383名

  難易度でいうと、開成>渋幕>桜蔭です。
  SAPIXの渋幕の合格者数は桜蔭の1.5倍ぐらいです。
  ところが日能研は桜蔭の4倍ほど合格をしています。
  桜蔭より渋幕の方が難しいのになぜこんなに合格をしているのでしょうか。  

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