「家具・木製品」のすみ分け。についてお伝えしたいと思います。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所。
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
【杉田木工所 ホームページ】
【杉田木工所 LINE公式アカウント】
【杉田木工所 代表 杉田 光正 プロフィール】
すみ分けとは。
同じ場所や領域で対立せずに、互いに利益を守りながら共存すること。
2023年09月16日（土曜日）
杉田木工所noteよりblogを発信
いたします。
「家具」というジャンル・カテゴリーについて
書きたいと思います。
似て非なるもの
世の中に「家具」と呼ばれるジャンル
カテゴリーの木製品がございます。
オーダーメイド「家具」
杉田木工所で製作・現場への搬入
納品・取付施工と、ご依頼されたお客様
お一人のためにそれらをサービスとして
実行して、その対価を頂く。
量産型家具・量販店家具
人件費のお安い国で生産工場を建てて
現地で部品・部材を生産。
その後、第3国で完成品にして
日本に輸入する。
某量販店やネット通販を通じて
お客様に販売される。
両方とも「家具」であるが違う。
オーダーメイド家具も量産型家具も
お客様からみたら、同じに見えると思いますし
オーダーメイド家具の引出しの使い方と
量産型家具の引出しの使い方も
同じだと思います。
大きく違う生産コストと選択された材料
仕入れた材料の原価
製品を生産するのにかかった経費
製品を生産するのにかかった製作費
完成販売品に上乗せする会社の利益。
この4つが「家具」の販売価格や
オーダーメイド家具の場合、「見積価格」という
言葉で表されます。
仕入れた材料の原価
日本の場合、大半の木材は
輸入に頼っております。
「ウッドショック」というハプニングが
少し前にありましたが
木材は急に出来ないので
大分家具材料品の流通は滞ることが
無くなりましたが、金額は高止まりのまま。
オーダーメイド家具用材料と
量産型家具の家具の材料は全然違います。
量産型家具の材料は低コスト大量消費で
利益が出る材料を使い
オーダーメイド家具は、
ある程度の流通量が年間を通して保たれて
強度・耐久性を永年に渡って下地材として
使用しても強度・耐久性が少しずつ落ちてくる
材料で構成されています。
（フラッシュ構造なら
永年使用されても経年劣化は感じません）
製品を生産するのにかかった経費
量産型の家具の場合の経費の
使われ方は杉田木工所 家具屋 杉田には
わかりませんが、
オーダーメイド家具の場合は
電気代・手動電動工具の消耗品代・
大型木工機械の減価償却にかかる費用が
経費としてかかります。
製品を生産するのにかかった製作費
これは、単純に
朝から晩まで家具を製作した職人の費用です。
一般的にはお給料に相当します。
完成販売品に上乗せする会社の利益
家具の完成品から頂く会社のの利益です。
あらたな設備投資の費用や税理士先生への顧問料。
その他、事業を継続するのに必要な費用であります。
この4つの構成も
オーダーメイド家具の場合も
量産型家具の場合も同じだと思います。
違うのは
1個の家具から4つの対価を頂くコスト
オーダーメイド家具。
何十台、何百台と同じ規格サイズの
家具から4つの対価を頂くコスト
量産型家具。
あえて「コスト」という言葉を
当てはめますが
似て非なる意味がここにあります。
たとえ話
トヨタ自動車さんのカローラという車が
ありますがこの車の年間生産台数が
53万台～26万台。
イギリスにロールス・ロイスという車が
ありますが、この車の年間生産台数は
1万台にも満ちません。
カローラが200万前後。
ロールス・ロイスが3,500万円前後。
どちらとも「車」であります。
杉田木工所 家具屋 杉田
個人的に「カローラ」が大好きです。
世界1周をすることが車であるとしたら
「カローラ」のワゴンを選択します。
何が言いたいかと言いますと
同じ「車」なのに
生産方法やお金のかかり方が違うと言う事です。
「家具」の
オーダーメイド家具と量産型家具も
同じイメージで良いのではと思ってます。
お客様が違う。
日頃からお世話になっています
岡崎ビジネスサポートセンターさんで
こんなお話を聞いたことがあります。
スターバックスコーヒー店さんとコメダ珈琲店さんは…
スターバックスコーヒーさんのお客様は
「サードプレイス」
スターバックスでは、日本上陸以来「サードプレイス」という概念を提唱してきました。サードプレイスとは、自宅でも職場でもない、第３のリラックスできる場所のこと。
アップルのノート型パソコンでお仕事や
休憩をするお客様がターゲット。
コメダ珈琲店さんのお客様は
「井戸端会議」
顔見知りや友達同士で入店。
長くおしゃべりを愉しむ。
どちらとも「コーヒー」を提供しています。
「家具」も"すみ分け"という概念をお客様はお持ちください。
「家具」と言っても
オーダーメイド家具と量産型家具では
用途はいっしょでも
想い入れや使われ方も違います。
「コスト」が違います。
「お客様」も違います。
語弊があるとしたらごめんなさい。
「カウンター下収納」。が欲しいとします。
オーダーメイド家具でも量産型家具でも
両方のカテゴリーで成立して販売しています。
でも、違うのです。
いちばんの違いは「コスト」です。
これはどうやっても埋まりません。
同じ製品名の「家具」が
成立していた場合、
「すみ分け」という概念のもとに
双方の家具店や事業所に足を運んで頂きたいと
切に願います。
本日は、「家具」の
"すみ分け"について書かせていただきました。
【杉田木工所へのお問い合わせ先】
【みなさまからのこえのまどぐち】
みなさまからの木・家具・収納・カウンター等の
ご相談を承っております。
お電話をする事に、お気持ち的に躊躇い(とまどい)のプレーキが、掛かってしまう方は、メールやファックスでも良いですよ。
杉田木工所のメールとファックスは365日24時間営業をしております。
杉田木工所noteへの意見・苦情等でも構いません。
お問い合わせ内容をお手紙にしたためていただいて、送ってください。
【杉田木工所】電話 0564-52-3279
※☏お電話でのお問い合わせは
月曜日～土曜日 8:00～18:00とさせて頂いてます。
FAX 0564-52-3307
メール sugita-mokkoujo@ac.auone-net.jp
最近はメールでのお問い合わせがほとんどです。
メールは24時間営業で受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
杉田木工所LINE公式アカウントからも24時間営業で
お問い合わせお待ちしております。
ID: @803myxbb
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？