以外とむずかしい「知恵の輪」とも言うべき"ステー"という代物。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所。
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
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↓最近、プロのカメラマンさんに撮って頂きました。
以外とむずかしい
「知恵の輪」みたいな時もある
"ステー"という代物。
長くオーダーメイド家具屋を
行わせて頂いてますが、いまだに慣れない
代物がございます。
「ステー」という金物でございます。
一見、何でも無さそうに見えるのです。
かんたんに取付出来そうに思うのです。
しかしながら、ぶっつけ本番ではまず上手く動きません。
想定した動きをいたしません。
家具屋 杉田も若いころに
この「ステー」で苦労したことが2度、3度ではありません。
取り付ける位置が決まっていると言いますか
「ステー」としてスムーズに動く「位置」が決まっております。
この位置出しが、とても時間がかかります。
最近のスガツネ工業さまの
「ラプコンステー」と呼ばれる「ステー」は
比較的、簡単に取り付けれるとお聞きいたしております。
家具屋 杉田、この「ラプコンステー」は
まだ、杉田木工所で取り扱ったことがありませんで
スガツネ工業さまの名古屋ショールームに伺った時に
ひと通り、動かしてはみて
「こう動くのかと。」
勉強はしておりますが、取り付けたことがありませんので
実際のところはわかりません。
ただ、昔と思いますと、
「ステー」の種類も増えておりますので
いろいろな扉の開閉にはご利用頂けると思います。
家具と別で原寸大のゲージを作って実験しています。
「ステー」を使用した
オーダーメイド家具のご依頼がありますと、
取り寄せました「ステー」で
必ず、同じサイズ、同じ間口を
実際のオーダーメイド家具とは別にかんたんに製作しまして
この製作したモノを「ゲージ」と言っておるのですが
「ゲージ」で実験して、実際に
狙った位置で「ステー」が想定通りの動きをするのか
試しております。
今でもそうです。
カタログ上に
取付位置が書いてあるのですが、
これが如何せん、同じ取付位置に付けたとしても
想定どうりの「動き」をしない時もございまして。
この「ステー」だけで
何時間もかけて想定通りにスムーズに動く
「位置探し」をしたこともございます。
金物のメーカーさまも
たいへんな労力をかけて金物を開発していると思いますし
出来るだけ作業性の良い取付金物に仕上げてくれていると
思うのですが、
むずかしい数学の問題にぶつかった時のように
大きな壁になって立ちはだかる時があります。
そのために、例えばですけど
名古屋のショールームに行って実際の「ステー」に触れて
動きや取付位置を確かめたり
今は、YouTubeという動画サイトもありますので
このYouTubeで、動きを確かめたりしておるわけです。
ショールームやYouTubeは
ほんとにありがたい限りで
かなり家具屋 杉田も助けていただきました。
一般の方で「ステー」を取り扱うのは
はおやめになった方が良いです。
近々、「ステー」の不具合で
「ステー」の修理依頼が杉田木工所にございまして
その時の事を後日、また
杉田木工所noteでご紹介しようと思っておりますが
、一般の方で「ステー」をご自身で取り付けたり
お使いの家具に不具合を起こしている「ステー」あったとしても
お客様、ご自身で取り換えを行うのは
あまりお勧めいたしません。
何度も書きますが、
見た目かんたんそうに見えるからと言って
あなどってはいけないです。ほんとに。
今は、ネットで一般の方も
「ステー」がご購入出来たりいたします。
出来たりいたしますが
取付が難しいです。
昔からある
「ステー」のスタンダードタイプの方が
難しいです。
カタログに取り付け位置が付いていない「ステー」も
ありますし、推奨の「位置」がわからなければ
自分で、ちょうど良い「位置」を探さないといけないからです。
とても、時間がかかります。
いきなり家具に取り付けますと、
必ず、ビス穴だらけになってしまいます。
家具の「ステー」取付位置側面に
あらたに化粧板を上から貼ることになります。
「ステー」の不具合で
お困りの方は、とりあえず
杉田木工所までお問い合わせください。
すべての「ステー」を
スムーズに「動き」に導くことは出来ないかもしれませんが
メーカーが分かれば、メーカーの方に聞いて
「ステー」黄金位置を探し出し
スムーズに動くように努力はいたしますので。
最終的に、上手く動かせなかったなら
すみません。
今回は、「ステー」侮るなかれ。
を書かせて頂きました。