家具の修理でも、直し方によっては化粧板を取り寄せる事になります。詳細をお知らせしますので、よくお考え下さい。岡崎市のオーダーメイド家具 杉田木工所
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
先日修理をして納品させていただきました
「引き出しの修理」について
もう少し詳細をお伝えしたく記事にした次第です。
写真を見て頂きますとわかると思いますが
修理した引き出しは白色化粧板を貼った引き出し用
側板材を用いまして修理いたしました。
↓もともと、このような引き出しでした。
木目柄です。
MDFという家具材に木目のシールのような化粧材が
貼ってあったのだと思います。
修理依頼ですので
本来ですと、木目柄の引き出しですので
木目柄の化粧材で修理する。というのが
普通の判断かと思います。
ですが、このような場合でも
オーダーメイド家具の製作時の流れを用いた
修理の流れとなりますので
木目柄の化粧材を1枚取り寄せることになります。
↓このような化粧板を1,800㍉×900㍉を1枚。
定価¥9,000~¥9,500ほど致します。
高額メラミン化粧板ですと、¥10,000以上になります。
メラミン化粧板を仕入れたとします。
このメラミン化粧板を使って引き出し箱の
再製作を行います。
だいだい半日~1日近くはかかります。製作に。
細かい仕上まで含めますと。
今回、結局は、杉田木工所の在庫品の
引き出し側板用化粧材を用いて修理しましたので
頂いた料金は、¥15,000.-(消費税込み)です。
単純に、この修理料金に約10,000ほどする化粧板の
仕入れ価格が加算されます。
だいだいでお見積りして¥26,000.-(消費税込み)。
仕入れた化粧板の必要面積のみのお見積りは
出来ません。化粧板の仕入れ価格が一部分しか
回収出来ないことになり、杉田木工所が
仕入れた化粧板の仕入れ価格が赤字になります。
1杯の引き出しの修理にこのぐらいの費用は掛かってしまいます。
今回のお客様は、木目柄でなくて良いです。と
おっしゃられたので、木目柄でない白色化粧板で
修理されて、¥15,000.-(消費税込み)でご承諾を得ました。
「オーダーメイド家具を製作する」にあたって
化粧板を仕入れるわけですよ。ふつうに。
「オーダーメイド家具を製作する」が丸ごと
「引き出しの修理をする」に変わるだけです。
それで化粧板を仕入れます。
割高になる理由がここにあります。
メーカーから販売される化粧板は
JIS規格の大きさで販売されるために切り売りがありません。
返品も出来ません。基本的に。
修理の仕方もいろいろとバリエーションがございます。
今回のように
引き出し箱だけを杉田木工所の在庫を使って製作。1杯だけ。
お金はかかりますが、化粧板を仕入れて修理。1杯だけ。
他の引き出し箱全部を杉田木工所の在庫を使って製作。全部の引き出し。
お金はかかりますが、化粧板を仕入れて修理。全部の引き出し。
考えだけでもこの4パターンは選択肢になると思います。
修理後の姿をどうされたいかは、お客様次第です。
あまりご予算を掛けたくなければ、①がいちばん安価です。
引き出しの色がそこだけ白い引き出しになります。
どんなものでも、時間の経過と共に
修理が必要になって来るモノが世の中にはございます。
家具の引き出しや仕様金物や装飾金物などは
ある程度の年数が過ぎますと、修理が必要になって来る。
そのような類のモノ達かと存じます。
もし、このような家具の修理が発生いたした場合は
このぐらいの料金はかかるものとしてお考え下さい。
会社によってまちまちですので
相見積もりを取って頂ければ、価格料金の比較も出来ます。
家具の引き出し修理にはこのぐらいのお金はかかります。という事。
どうしても割高になる理由は、このような流れと化粧板仕入れ価格が
すべて乗っかってくるところにあります。という事。
杉田木工所最低料金として¥11,000.-(消費税込み)は基本価格として
お考え頂いて、そこに仕入れた材料や化粧材が乗ります。
引き出しの修理数によって基本価格は上がります。
詳細につきましては
杉田木工所までおたずねください。
杉田木工所LINE公式アカウントがお勧めです。
今回は、引き出しの修理料金について
詳しく書かせて頂きました。