本業は出来るのに電子帳簿保存法で廃業を選択させられる業者さんが増える予感。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所。
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
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2024年02月10日(土曜日)
本日は、杉田木工所noteより
blogを発信いたします。
昨日、名古屋市の芸処 御園座の
近くに所在します「富士フィルム名古屋ビル」に
行って参りました。
ソリューションフェアが開催されると
言われましたので参加して参りました。
昨年の秋に発表された
あたらしいクラウドサービスと
最近は、ITでとても重要視されている
セキュリティ対策について
各社東京から営業部隊がやって来ての
プレゼンテーションを展開されておりました。
名古屋1日開催ということもあり、
大変な来場者の人数でして、
2023年10月から開始された「インボイス」
2024年01月から開始された「電子帳簿保存法」
の影響もあって
たいへんな賑わいでございました。
進化するクラウドサービス。
もともと、ソリューションを事業としている
会社さんたちは、どこもクラウドサービスを数年前から
発売・運営されておられるわけですが
ここに来て、さらなる進化を見せてきました。
説明も受けたのですが、よくわからない部分もありまして
全部の説明は出来ないですが、
簡単に言いますと、かなりの部分を自動で行える。
と言う事みたいです。
最初こそ、細かい設定が要るみたいですが
設定が出来てしまえば、あとはスキャンするだけで
自動的に、書類・伝票に
日付・取引先名・金額が入力されて
クラウドサービスに格納。そのまま保管。
必要な時に、サッと取り出す。
このDX(デジタルトランスフォーメーション)が
数秒で実現いたします。
凄いですねぇ。
お金もかかりますけど。
格式を求められるセキュリティ対策。
愛知県は、日本の製造業拠点のかなりを占める
エリアで、中でも、製造業世界ナンバーワンの
トヨタ自動車さんの存在は愛知の製造業の
心臓であり、エンジンでもあります。
しかしながら、昨今のデジタルトランスフォーメーションを
駆使したお仕事のやり取りも、
世界ナンバーワンにトヨタ自動車さんは狙われるみたいで
詳細は書きませんが、昨年も
かなりサイバー攻撃をかけられて着弾爆発させられている
みたいです。
従いまして、トヨタ自動車さんとDXを駆使した
お仕事をしようと思いますと、トヨタ自動車さんから
ある一定以上のセキュリティ対策を施したソフトでの
データ通信が求められるそうで、ある一定以上の
セキュリティ対策を装備しないと
トヨタ自動車さんとは取引が出来ない。
そんなレベルの時代なのだそうです。
本業は出来るのに、ITとDXに付いていけなくて廃業を選択。
杉田木工所が属する
製造業・建設業界も
かなり進んでいる会社は、ITとDXが進んでおる
みたいです。
杉田木工所は、今のところ
インボイス管理と電子帳簿保存法も
業界全体にかかってくるDXの波も
なんとかこなしております。
いつまでついていけるか、
わかりませんが、頑張ってついていく所存です。
富士フィルムBIJの方と
いろいろなお話をしてきたわけですが
家具屋 杉田よりも人生の先輩である
大工さん、左官屋さん、或いは同業者や建具屋さんなど
DXについていけない先輩方がおられることは
周知の事実です。
もともと、若いころから素行もそんなに良くなく、
スーツのお仕事に付けなくて、
建築や製造の道に入られた先輩方。
毎日、本業をこなすのが精いっぱいで
忍び寄るDXの影は、知らぬ存ぜぬ。
何もしていない間に世の中のデジタル化が進み
DXを学んでいない大工さん、左官屋さんや
建築協力部隊の先輩たちは、今の時代の変化に
立ち往生している。このままでは本業は出来るのに
ペーパーレスやクラウドについていけない理由で
お仕事をたたんでしまう。
そんな事態に陥る。
大変由々しき問題と課題であります。
富士フィルムBIJの方は
「そういう方々を我々に紹介してください」と
おしゃられるが
ほんとうに大丈夫だろうか。
まる投げはもう無理かも。
とおっしゃられる税理士事務所の先生方。
昨年、「インボイス」についての
講習会やセミナーにかなりの回数参加してきました。
その中で、「インボイス」について説明している
先生も税理士先生。
その税理士先生も、説明しながら、
うちの事務所のお客さんのインボイス対応が
現状全部出来るかと言われれば、自信が無い。と
おっしゃられる。
新規のクライアント(お客様)はお断りすると言っておられる。
結構、すべての税理士事務所が
同じような判断でして
ある程度のインボイス関連の書類・伝票類は
事業者自身でダウンロードすることになる。
そんな事が
人生の先輩たちにこれから出来るだろろうか。
結論、無理でしょう。
このお話からすれば
富士フィルムBIJの力をもってしても
ある程度は、事業者が自身でこなさなければ
いけない書類収集のテクニック。
いまさら、おぼえられない。
すると、やっぱり廃業が相次ぐ事態だ。
後輩がいないのに
お仕事の継承が出来ていないのに
先輩たちは現場を跡にする。
急激な時代のながれに
いろいろなことが途絶えようとしているとさえ
言えると思う。マジで。
時代の転換期や次世代のツール。
これは、世の常で、いつまでも現状維持では
そのお仕事もお国も亡びる。大げさかもしれないが。
備えは、常に備えていないといけないと言う事。
そんな事を感じた昨日のソリューションフェアで
ありました。
まぁ、どうする事も出来ず
立ち往生している先輩方は
去っていくでしょう。
どのぐらいの先輩たちが去られるかは
5年ぐらいしないとわかりませんが。
建設会社さんも建築設計事務所さんも
この由々しき事態は、頭の中に置いておいた方が良いと
思います。
現場実働部隊は
ここ数年で確実に減少します。
自然発生の高齢化による理由以外に
デジタル難民が
長く続けてきた自身のお仕事を考えていたより
早く店じまいすることになったと。
お仕事を創り提供している側と
そのお仕事を現場で可能にしている部隊と
双方それぞれが勉強し、時代のながれや
変化に常に備える事。
今後、考えていかなければならない
モチベーションのひとつであることには
間違いなさそうだ。
本日、ITとDXが
もたらす予定より早く現場を跡にすることになる
先輩たちが確実に増える事を予感する
記事を書かせて頂きました。
次回予告。
【杉田木工所へのお問い合わせ先】
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