忘備録① 心臓震盪について
先日心臓震盪やパンチドランカーについての講義を受けました。
その際の僕のメモです。
20歳前後に骨が完成 →子供・育成年代は コンタクトの可能性を下げよう
10歳の子供の胸を殴ると心臓震盪する可能性あり
→ 呼吸が怪しい+意識がない時には心臓震盪疑って対応
子供は頭蓋骨が柔らかく一撃で刺激が入ってしまう → 子供は脳がパンパン → 脳幹圧迫 → 死
※子供の脳は日々成長に向けて大きくなっていて、内側から頭蓋骨を押しながら成長している。そのため、頭部外傷などにより脳内出血があると不可逆的な状態までに時間が限られれている。概ね1時間くらい?
格闘家で30代〜50代の人や高齢者の脳はスカスカ
→ 殴られて出血があっても圧迫されるまで時間がある。
慢性硬膜下血腫などでは受傷から1〜2ヶ月後の発症もあり。
(下に参考になりそうなもの貼っておきます)
脳は思い切り殴られても痛くない → なので翌日の突然死もある
まず最初に救急車とAED → 意識がない場合はABCではなく2016年から今はCABの順(水難事故)
A:Airway 気道確保
B:Breathing 人工呼吸
C:Circulation 心臓マッサージなどによる心拍と血圧の維持
自動対外式除細動器:AED(Automated External Defibrillator)はどんどんつけて電源入れる
<参考①>
心臓震盪についてわかりやすいサイト Kyumei.comより抜粋
https://www.kyumei.com/info/guide/faq/04-2
心臓震盪(しんぞうしんとう)って何?
子供に起きやすい心停止の原因です。
心臓震盪(しんぞうしんとう)とは、外部的要因により心室細動になることをいいます。子供の胸部は骨が柔らかく、比較的軽い衝撃でも心臓に直接ショックがかかり、心室細動になるケースがあります。主に、球技などでボールが胸にあたってなることが多いです。
心室細動って何?
心臓の心室が痙攣し数分で死にいたる状態です。
心室細動の心室とは心臓の心室ですが、心臓は筋肉でできているのはご存知だと思います。その心臓の筋肉が通常は一定のリズムで収縮し安定した心拍を打っています。しかし、何らかの原因により心臓の筋肉の収縮が不規則になり、こまかく震えている状態をいいます。
心室細動の状態を致死的不整脈とも言います。
心室細動になるとどうなるの?
なにもしなければ数分で死にいたります。
※まず数秒で呼吸が停止し、意識を失います。
※心臓はわずかに動いていますが全身に血液を送る能力はなくなっています。
※ほっておけば数分で心臓が停止します。
意識を失い呼吸も停止しますが、『あえぎ呼吸』といって呼吸しているような動作をすることがありますが、それは呼吸をしていません。
お分かりになりましたでしょうか?非常に危険な状態です。
対処方法は?
AEDによる早期除細動が必要です!
対処法は、心室細動が起こる確な原因がわからない今、心室細動が起こってからいかに早く救命処置をするかにかかっています。
心室細動から救う唯一の確かな手段は、AEDを使用することだといわれています。使用するのも救急車が到着するまでの数分間にAEDを使用することを求められています。
<参考②>
慢性硬膜下血腫について(メディカルノートより抜粋)
https://medicalnote.jp/diseases/慢性硬膜下血腫?utm_campaign=慢性硬膜下血腫&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo
<慢性硬膜下血腫>
概要)
慢性硬膜下血腫とは、硬膜と脳の間に血がたまる病気です。脳は硬膜こうまくと呼ばれる膜で覆われており、さらにその上から丈夫な頭蓋骨で包まれ保護されています。慢性硬膜下血腫とは比較的時間をかけてゆっくりと硬膜と脳の間に血の塊ができた状態です。
頭部の外傷(怪我など)がきっかけで発症します。非常に軽い外傷でも発症することがあります。きっかけとなった外傷から1~2か月後に、頭痛や認知症状などを起こすことがあります。
原因)
慢性硬膜下血腫の原因の多くは頭部外傷によるものです。転倒のほか、机の角や鴨居などに頭をぶつけたなど、軽微な衝撃がきっかけとなることもあります。
また、以下のような条件に当てはまると発症リスクが上昇します。
アルコール多飲
脳の萎縮が認められる
抗凝固剤の服用
水頭症の手術後
透析を受けている
など
症状)
血腫により頭蓋内圧が高くなり頭痛や吐き気などの症状が現れます。また、血腫の位置などによっては、運動機能や感覚機能に関与する神経が障害を受け、麻痺まひやしびれなどが生じることもあります。ほかにも、けいれんや構音障害(うまく話ができない)などを伴うこともあります。
さらに、物忘れや意欲の低下、失禁、見当識障害(時間・人・場所などがわからなくなる)など認知症のような症状が現れることもあります。
検査・診断)
慢性硬膜下血腫の典型的な画像所見では、脳の表面と頭蓋骨の間に三日月型の血腫が認められます。そのため、頭部CTやMRIを実施することで、こうした所見がみられるかを調べます。また、血腫により脳組織が圧迫されると脳のシワの寄り方にも不自然な左右差が生じることがあるため、画像検査によってこうした違いも調べます。
治療)
手術による血腫の除去が基本となります。局所麻酔でチューブを脳表面へと挿入して血腫を除去します。状況によっては全身麻酔を選択することもあります。また、血腫の大きさや患者さんの状況によっては、漢方薬による内科的治療を選択することもあります
<参考③>
岸和田市公式WEBサイトより心臓震盪の事例
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/kyukyu/shinzo-shinto.html
スポーツ現場どころか日常生活でも起きうることです。
その場で知識がある人が一人でも多くいることが命を救うことに大きな意味を持ちます。
日々こういう知識のアップデートは大事ですね。
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