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日本一内容薄く、分かりやすいDX

これからはDXだ!

と政府も企業も躍起になっている。就活生もDXな感じの企業に就職しないとなんて考えあぐねているんじゃないでしょうか。

DXとは?と検索してみると
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」
「デジタル技術とデジタル・ビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善すること」
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

という分かるような分からないような言葉がでてきますが、これって

IT化、デジタル化と何がちがうの?

と思ってしまします。

DXの中身は、新しいIT技術を使ったいい感じの変化でしかないです。

ただ、なぜDXという言葉が一人歩きしているかというと、言葉では表現しにくいある施策を明確に表していて、その為の予算取りがしやすいお題目だからです。

では本題、

DXの本質とは、新しいITツールを使うことでの 人減らし です。

クラウドへのリフトアップは、インフラ保守の人、物販物流の人の作業を減らし、SAPの保守切れは、大規模で高価なERPからのシステムの切り替えを表し、旧来のERP・CRM他、グループウェアやサーバー、専用機の利用の「反対を乗り越えての入れ替え」を意味します。

古いツールを保守してきた技術者
専用伝票を入力してきたパートさん
24・365で保守をやっていた監視要員
チェックや印刷やファイリングを軸とした事務職員
エクセルのマクロやVB系のツールを改造してきたPG

こういう層は早々に影響が出てくると思います。当然DXも全体には行かないので、Cobolもサーバー監視もゼロにはならないですが、かなり仕事の席数は減っていきます。

新たな環境や新しい技術にどう乗るか。乗っていけるか。

弱小国であるが故に、率先して産業革命に乗り、海外に進出、経済発展を成し遂げたイギリスと文化や歴史あるが故に乗り遅れ貧乏国になっていったフランス。フランスが行き着いたのは虐殺とフランス革命でした。

DXという「人減らし」施策でどう仕事を削り、その失業者に向けた新しい仕事を創っていき、活人できるか。

技術の革新で終われば人切り、活かせば人の革新です。

DXという言葉を、仕事や就活で使う人は、ようようその本質を理解して言葉を使っていかないと、予算を持つキーマンや人事部長に響かないかもしれません。

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