色目の相違
黒いドライバーをとって。
と家内に言う。
家内はそんなもの無いと。
いやそんなはずはない。黒く太くできるドライバーがあるはずと。
家内は赤ならある。と。
夫婦とは根っこが同じで感覚的に真逆の方向を向くから惹かれ合う。なんてことを聞きますが、20年連れ添ってもこんな感じです。
大事なのは、分かってくれない、何言ってるか分からないとイライラしない所。
オスとメスは別種の生き物。感覚も色彩も違う。だって脳のプロセスが違うもの。
特に色は男女の認識の差が激しい。
男はピンクと認識してる色が、女性には何種類にも見分けられる。
歴代プリキュアを愛し、毎回青と黄色の明度や彩度にいろいろ想いを馳せる私でもこんなものである。
また薄い水色は白の私にそれは青だと強く言われるのは色弱的にも辛い。
色ではなく、「ドライバーセットで太くできるやつ」とでも言い換えれば良い。
発信側が工夫すればてつまとり早い。
受け取り手も大事な事がある。
大事なのは、「常識的に」でも、「正しい」
表現でも、色名でもなく
相手が伝えようとしてることは何かを慮ること、想像することである。
見えてるセカイは少しずつ違うのだから。