R6年度宅建受験等を終えての振り返り ~およそ半年間に及ぶ独学組初学者~
はじめまして
note初心者のHN白河ことり、本名は杉嶌と申します。
今までこのような文章を書くことはなかったのですが、自分が受けてきた数ある資格の中でも最上級にあたる「宅地建物取引士(旧称:宅地建物取引主任者)/通称:宅建」は人生の後にも先にもない経験だと思いますので、私自身の記録として残せればということで…
※宅建がメインですが、1年通しての話のため「国旗検定」「FP3級」等も記録として書きます。
1.宅建受験するきっかけ
宅建を始める前は国旗検定という国旗に関する知識を問う試験勉強中でした。受験日は今年の3月中旬でしたが、もうその頃には受かると確信していて物足りなさが正直ありました。
ちなみに出題範囲は(国際知識検定 国旗HP引用)
・2021年1月現在 国連に加盟している国193カ国
・日本が承認するバチカン市国、コソボ共和国、クック、ニウエ
・東日本大震災で日本を応援してくれた台湾
といったところで趣味に近い資格試験です(実際、会場は子どもたちも多く受験されていました)
その結果は・・・
まぁ、そんな感じで次なにを目指そうかなと思ったときにふと目にしたのは
宅建に合格している芸能人たちを何となく目にしたことです。
他にもいらっしゃるのは存じていましたが、やるきっかけはおそらくこの記事で間違いないです。
2.宅建受験勉強開始~初の模擬試験(3月下旬~7月上旬まで)
宅建のレベルについて
難易度もどの程度か
受験者はどのくらいの人数受けるのか
ましてや出題範囲を知らない(笑)
そんな状態にも関わらず、学生時代の成功体験(成績はかなり良い方、テストやクラス順位でトップ経験あり)があったこともあり
「自分がどのぐらいの難易度までなら出来るか試してみたい」と謎の自信で受けることを決めました(勉強のコツをつかむ、勉強の進捗が早いのアドバンテージ以外は今回関係なかったです)
ちなみに難易度(偏差値)、合格率、受験者数、合格するために必要とされる勉強時間はこんな感じです👇
自分でも笑ってしまうぐらいにムズイやんと勉強着手する前から察しました。もちろん受けないという選択肢もありましたが、影響を受けてしまった自分は引き返すこともせず試験当日まで向き合うこととなりました。
いざ、勉強
勉強計画などは予めYouTubeなどで事前リサーチしていたので、どのように勉強進めればよいか、おススメのテキスト・動画も含め自分なりに検討した結果
・計画スケジュール
スタート~4月いっぱい→宅建業法(目標最低18/20点以上)
5月→法令上の制限(目標最低6/8点以上)&税・その他(目標最低2/3点以上)、5問免除(目標最低4/5点以上)+宅建業法の復習
6月~7月の最初の模試→権利関係(目標最低7/14点以上)+これまでやった分野の復習
というざっくりな感じで立てました
実際はこれより早く進捗具合として1周させることは出来ましたが、これでうまくいかないところが難易度高めの資格だと知ることになります(汗)
使った参考書、サイト、動画etc
・テキスト
ネット上で評判が良かったという判断だけで使ったのはこちら
最初に買ったのはこの3冊、TACのみん欲シリーズ
率直な感想としましては、テキストが法改正に対応されておらず、YouTubeなどで視聴して書き込むはめに(泣)
問題集を使うならLECの「トリセツ」、分野別の「ウォーク問」と呼ばれるものがおススメみたいです。カバー率や解説の分かりやすさ含めて評判はこちらがいいということは秋ごろ知ることに・・・トホホ
アプリやサイト
他の資格試験でもお世話になってる人も多い「過去問道場」の宅建版
こちらは基本無料で利用できるので絶対必須
+アプリの「宅建過去問10年分」も使っていましたが、過去問道場が神サイトすぎました。
YouTubeチャンネル
他に観ていた宅建YouTubeチャンネルは
あこ課長、みやざき塾、吉野塾、国際弁護士Tokyo oe先生、ゆーき大学、ずんだもん先輩他
あとは予備校の無料動画あたりです。結構いろんなのを片っ端から観てましたので、スマホのスクショも最終的には700枚ぐらいに
おすすめ動画は人それぞれなんでこちらはノーコメントと致します
ちなみに、X(旧Twitter)では講師の方たちが問題をポストしてくれたり、アドバイスなさってくれる方もいるので色々検索してみると有益な情報をくれますが長くなりそうなので割愛します。
0円模試へ
一通り分野別を一周したので、7月にLECの0円模試を受けることにしました。もちろん自信があったわけではないですが、現状どのくらい点数が取れているのかという確認と、試験の雰囲気を味わいに会場受験へ
ここで試験概要を確認
四肢択一のマークシート方式全50問(登録講習修了者は45問)
本試験実施年の4月1日現在の法令を基準日(ここ意外と盲点なので、それ以降に改正された内容を覚えても無駄なので注意)
っていった感じの問題を2時間以内に解く内容
これを把握したうえで最初の自分の結果はこんな感じ
予想はしていましたが、惨敗でした。
最初はこんなもんだと動画内でもおっしゃているのも分かってはいるものの、やはり凹みました
1周こなしただけでは「通用しない」っていうこと、0円模試を終えてからは季節が夏ということもあり地獄の日々が始まることになります。
3.暑い・熱い戦い(7月中旬~10月の最終模試)
8月のレベルチェック模試まで
0円模試を経て、1周しただけではどうにもならなかったので
棚田先生考案の「紙1枚勉強法(大量記憶法)」などを使い分野別の勉強を行うペースや優先順位を決めて勉強計画を進めました(自分は基本満遍なくやるタイプなんで効果は薄い方でしたが、やってる方も多いので試してみると良いと思います)
大量記憶法に関してはこちらを参照👇
その他に過去問道場を中心にアウトプット
四択をアウトプットする際はただ正解がどれかを当てるのではなく、個数問題や組み合わせ問題も出題されるためその対応策として、「なぜ、その答えが正しいのか誤りなのかの理由付けを説明(書く)できるようにする」ことがこの資格試験では重要なことだと様々な動画で言っていたので実践。
棚田先生のをメインに他の方たちが出している動画などで分野別をインプットと一通り学習したところを強化すべく復習しました。そうすると1周目のときはアラビア語のような訳分からなく聞こえる内容も徐々に分かるようになってきました。これは次に会場受験した8月のTACレベルチェック模試で成果として出たのはうれしい限り、その時には問題集3周、過去問道場の総問題数も一問一答だとすでに万を超えてきたので「継続は力なり」とはまさにこのことですね
暑かった時期でもあったので、朝や夜の自宅学習以外はカフェ等も利用して何とか踏ん張った時期であったなと改めて感じました(かなりの出費になりましたが、自宅での誘惑が多い方はカフェや図書館、勉強カフェなどを利用することをおススメいたします)
この前にも市販で売られているものから無料公開・お手頃価格でで販売されてるものまで受けてきましたが、最初の成功体験はこれかなと思います。
ちなみに使用した市販模試等も貼っておきます
👆
時期になるとフリー(無料)模試とワンコイン(500円)模試が販売されますので、チェックしておくといいです
10月の全国公開模試(会場受験模試ラスト)まで
8月~10月はある程度問題をこなしており、そろそろ自分の弱点や得意なところが分かってきてどの分野に力を注いだらいいかも何となくわかってきました。
やはり、権利関係はいろんな動画でおっしゃてた通り初学者の大半はここでつまずくといっても過言ではなかったです。自分も最後まで苦戦した分野
最も得点源にしやすい宅建業法は微妙、法令上の制限・税・その他・5問免除は大丈夫そうなので2つの分野に力を入れることにしました
そこで新たに購入したのはこちら👇
これらを入手したうえで挑んだ10月会場模試最後の結果は
過去問では中々聞いてこない切り口がたくさんでたためか平均点かなり低め
自分の場合は得点源にすべき宅建業法がボロボロ
舐めてたわけではなかったのですが、じつは点でしか理解していなかったかもしれません。本番まで残り3週間でこのままだと当然落ちるので自分は思い切って宅建業法にほぼ全振りする代わりに権利関係(得点源にしやすい特別法除く)は勉強しないで本試験に挑むことになりました
4.本試験~結果発表
受験会場は自分の住んでいるところから最も近い関東第一高校
競技かるた強豪、夏の高校野球準優勝(こちらは後付け)と勢いある会場で受けたらワンチャンあるかもということで第一希望通りに
迎えた本試験当日、行く経路や時間などは事前に下見して行ったのであとは会場に向かうだけ。試験時間は13時~15時と決まっているので、朝しっかり食べて軽く自宅で勉強した後早めに会場近くのカフェで最終チェック
昼食は食べすぎると眠くなる、飲み物もカフェインが含まれているものは避けるといったことを頭に入れ軽く甘い食べ物と水を飲んで済ませ、いざ受験会場へ・・・
そして2時間の試験が終わり、手ごたえはあったものの自信はなかったのでYouTubeでリアル配信される解答速報などで自己採点
「37点」…
勉強時間トータル600~1000時間(時間を記録してないので推定)費やしたであろう自分にとってはあまりにも時間と点数が合っておらずショックでした
そして合格基準点は個人講師、予備校の予想は35~38点の間となっており一番多かったのが37点というまさにボーダースレスレというこれまで1度もない経験を味わうことに。合格発表も1ヶ月近くかかるのでこの期間はずっと不安を抱えながらFP(ファイナンシャル・プランニング技能士)3級の勉強をしていました。
宅建に落ちても宅建で学んだ不動産、相続、所得税あたりはFP3級の試験では大いに役立ちます。6分野(ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継)のうちの不動産はほぼ流用、相続・事業承継は相続計算等が流用できるのであとは残り4分野をしっかり勉強すれば合格点6割(学科は36/60点以上、実技は60/100点以上)はどちらも大丈夫でしょう、だからもう勉強したことは後悔してないです
そして運命の日である合格発表日。正式には9時半に分かるのだが、合格点ボーダー民の自分にとっては不安はあったのでXで0時フライングの合格点等の結果発表をみにいくことに…
やはりいろんな方たちが予想していた通りの点数(今回は個数問題少なかったので高いのは予想できました)、そして元々の申込者数30万から2割減った24万が受験、合格率は稀にみる18%超えΣ(゚Д゚)
近年、独学組でも合格できるぐらいに動画やサイトが充実していた。自分を含めた自己採点37点組が結構いたのかと推測
ただ、まだ油断はできません。自己採点通りにいけば合格ですが、1点でも間違ってたらまた1年間やり直しということを考えると自分には無理
既に決定している法改正の内容も反映されるので改めて覚えなおすのは正直イヤです、はっきり言って。
そして朝9時30分になりハガキに記載されている受験番号があるかを確認
番号があり喜ぶというよりはホッとしました。
これで半年間という短い期間であったものの、自分には3年分ぐらいの勉強をしたかと思います、そして自分にお疲れさまと言いたいです。
個数問題、組み合わせ問題、正しいor誤りを問うのか一つ一つ怖かったので当日急遽マーカー使って大正解でした。使用した鉛筆も菅原道真公が祀られている湯島天神で購入したものでオカルト(運)に助けられたのもあったので良かったです。
実際、権利関係は特別法の3点を除く4点は過去問では見かけない問だったので推測による正解でした、これは運量に救われた形でしょう。
ちなみに分野別の採点は権利関係7点、法令上の制限6点、税・その他2点、宅建業法18点、5問免除4点と最低確保すべき点数に全部収まりました。
直前模試で酷かった宅建業法も当日18点に出来たのが合格に繋がりました
まさに、「宅建業法を制する者は宅建を制す」でした
その宅建合格発表から3日後に受けたFP3級(FP協会)も無事合格いたしました。
5.最後
2024年の1年間は国旗検定→宅建→FP3級とまさに資格試験メインでした
もちろん社会人なので、仕事しながらの受験は大変ではあったものの
いろんな意味で学んだと感じます
来年以降はFP2級→富士山登頂という資格試験と体力両方を兼ね備えないといけない年になりそうなんで、まずはその目標に向けて準備していければと思います。
初めてのnoteとして書いていたらいつの間にか6000字オーバーと自分も相手が読むにしても大変な文量になってしましました。
もう孤独な戦いを吐き出すぐらいの文章を書くことはないでしょうから
これも貴重な経験ということで終わりにします
それでは失礼いたしました