今年の音楽個人的ベスト10選

こんにちは、すぎぽんです。

2023年も暮れとのことで前回は振り返りのブログを書いたのですが、せっかくなら自分の好きなトピックについても振り返って書きたいと思います。好きなこと書いてこそのブログですからね。

私は普段軽音サークルに所属していることもあって人並みには音楽を聴いている方ではないかなと思っています。とはいえジャンルにはだいぶ偏りがありますが…運転時や買い物時や隙間時間など、切っては切れない生活の一部とも言えます。そこでせっかくなら2023年個人的ベスト10を書いていこうと思い立ったわけです。とはいっても2023年に聴いた中のベストなので昨年以前にリリースされた曲もありますが悪しからず。ちなみに紹介順と順位のようなものは全く関係ありません。ランキングというよりは10選という解釈で読んでいただければと思います。
皆さまもよければコメントやSNSにて個人的ベストを教えてください。

では早速、お付き合いの程よろしくお願いいたします。

S区宗教音楽公論 / PK shampoo

愛して止まないバンドPK shamopooから。大学2年生のころに同期と一緒にライブに行ってからずっと好きなバンドで、その時は確かCRYAMYとシャンプーズとの3マンだったと思います。こんな組み合わせもう二度と観れん。
僕はヤマトパンクスの書く歌詞が本当に好きで、ストレートな歌詞から文学的な言い回しなど、どれをとっても言葉の手触りが心地良くて僕の心を刺してします。あまり好きな表現ではありませんが、分かりやすく言うならば「エモい」という言葉が当てはまると思います。
以下歌詞の引用です。

西武新宿死のうと思った
東京でも僕はあの学生街を返り血のように覚えている
神様 やさしいさよならを僕に教えて

盗み出して空に飾るコーラス
基礎からやるには夕日が眩しすぎて 
全て欲しがると苦しい
神様 やさしいさよならを僕に教えて

西武新宿死のうと思った
押さえつけるだけじゃまだ血は止まらない
思い出の曲や映画ともさよなら
ふたりが寄り添った素晴らしき日々よ

このまま このまま このまま魔法をかけて
歌声 星空 君といたあのきらめきを このまま

このまま このまま このまま魔法をかけて
歌声 星空 消えそうだよラウダ 星をつれて

今夜だけ 僕らふたりだけ 
どこか遠くへ逃げてしまおう
まるで僕らのせいじゃないと言わぬばかりに溶けて
応報刑論よ 僕を引き止めて 
でも神様あの子をさらってよ
宗教音楽公論よ 鳴り止まないで 
ずっと ずっと このまま

S区宗教音楽公論 / PK shampoo

「西武新宿死のうと思った 東京でも僕はあの学生街を返り血のように覚えている 」という歌い出しから始まり、サビでは神様へと魔法をかけるよう縋るそんな歌詞。浅学なもので僕は哲学などまるで分かっちゃいないですが、さしずめ人生の走馬灯を見ているかのような曲です。
PK shampoo、今となってはメジャーデビューもしてじわじわと人気になってきていますが、人気がなくなっても、解散しても、僕は歌詞を噛みしめ曲を聴き続ける痛い人間であり続けるんだろうなという予感以上のものを感じます。

上京したら「東京」みたいな曲書くんだろ、とか「神崎川」の次は「神田川」か〜!?wみたいな安直なことを色んな人に言われまくって、今に見てろ、とヒネりまくったら結果的にめちゃくちゃ壮大な曲になってしまいました。どんなに辛く悲しいことがあっても最後に素晴らしい音楽がエンドロールのように流れればそれだけですべてを許せてしまうのは人間の最もマヌケな部分のひとつだと思いますが、ともあれ沢山の仲間の助けによって出来た曲です。そのことが、今はうれしい。(ヤマトパンクス)

音楽ナタリー

Kingslayer / Bring Me The Horizon feat.BABYMETAL

中高生のころから密かに聴いていたBABYMETALと憧れのBMTHの楽曲。かねてより念願の完全版KingslayerをNEX FESTで観れて感無量でした。伝説を目の当たりに出来て夢1つ叶いました。
シンプルかつありきたりな言葉ですが、やはり推しと推しのコラボは最高以外の何物でもありません。やっぱり音楽は生で聴くか大音量で聴くに限ります。
多分この曲についてはブログやSNSでも散々書き尽くされていると思うし長々と御託を並べるよりもさっさと聴いたほうが良さ分かると思います。聴いてください、本当に。
MOAMETALがめちゃくちゃかわいい。

アイドル / YOASOBI

レコ大なんでこれやなかったんやと言いたい。それくらいYOASOBIの1年だった年だと思います。Mrs. GREEN APPLEを貶めたい気持ちは一切なくて、彼らは素晴らしいバンドなことは間違いないですが、それ以上にYOASOBIが強すぎた。
YOASOBIの楽曲はJ-POPど真ん中の曲調なのにAyaseがハードコア出身のせいかどれも奥底に熱いパッションを感じるような気がします。これはフェスでモッシュなんかも起こるわ… ハードコアは精神論ってAyaseも言ってるし。
あと僕は基本どのアーティストも生で観るのが好きなのですが、特にYOASOBIは生で観るべきだとNEX FESTで強く感じました。ikuraさんのボーカルはもちろんバックバンドの完成度と迫力がすごく、より楽曲の世界観に引き込まれます。
あとサポートドラムにCrossfaithのAmano Tatsuyaが加入には驚きました。眩暈SIRENでも活躍された仄雲さんのドラムも繊細で大好きでしたが、彼のドラムで一気に楽曲にラウドさがプラスされたと思います。ドラムの存在感と役割の大きさを改めて実感しました。

お先に失礼します。 / 花冷え。

今このシーンにおいての加速度が1番のバンドを問われたらPaleduskか花冷え。かと思います。少なくとも僕はそう感じます。今年は海外を飛び回ったりLimp BizkitのOAも務めた彼女たちですが、中でもこの楽曲を初めて聴いたときのインパクトのデカさは計り知れませんでした。
可愛い歌詞とメロディとは裏腹にこれだけ力強く重い音をのせられて、これはもう伸びるしかありません。もっとラウド伸びろ!!フロア同様音楽シーンをかき乱して欲しいものです。
これも絶対現地行くべき。何気NEX FESTが彼女らを観る初ライブでしたが音の圧に圧倒されました。フロアでぐっちゃぐちゃに暴れたくなる。昨今フェスでのダイブモッシュがあーだこーだ言われますが僕はアリ派です(勿論楽曲やジャンルによるが)。

AREA PD / Paledusk

知らん間にめちゃくちゃでかくなっとる。とかいいつつ実はなんやかんやタイミングが合わずライブに初めて行けたのは8月のツアー名古屋公演でした。どっからそのアイデア出てくるんやっていうリフや曲展開と熱い歌詞・歌声には何度聴いても圧倒されます。聴くたび魂からぐわーっと湧き上がる衝動のような何か。
曲出るたびにナニコレ(誉め言葉)って言ってる。聴けば聴くほど深い沼に落ちていく彼らの楽曲。Daisuke Eharaは僕のギターヒーロー、いつ観ても魅せてくれる。
リリースされ早々にマスターピースと化したRUMBLE feat. Masato from coldrainもベストでも良いのですが、やはり年間通して聴き続けたこの曲で。

innocence / Haze of the Bullet Blossom

前回のブログでも書きましたが憧れの先輩です。本人に面と向かって伝えるのは恥ずかしいしですがあつき先輩とたつき先輩がサークルの先輩でなかったらここまで音楽とかメタルコア・ラウドを好きじゃなかったんじゃないかなと思います。
HotBBの曲はどれもかっこよさと儚さが共存していて、中でもVioletがお気に入りだったのですがinnocenceも特に胸に刺さるものがあります。
よくメタル系の音楽が好きと言うと「叫んでて何言ってるかわからないから聴かない」という声を言われることがあるのですが、全然そんなことなくて、特に叙情系なんかは内なる感情が繊細に表現されていて、言葉の美しさにも打ちのめされます。叙情メタルコア最高です。みんな歌詞カードとにらめっこして聴いてほしい。

星座になれたら / 結束バンド

昨年の覇権アニメで間違いなかったぼっち・ざ・ろっくから「星座になれたら」です。
まずはまあ歌詞が良くて、劇中では「ぼっちちゃん」こと「後藤ひとり」が作詞を担っている設定なのですが、ぼっちちゃんから喜多ちゃん、そしてラストでは結束バンドへの想いととれるような歌詞が美しい。流石下北の文豪ことヒグチアイさん。
また、曲もめちゃくちゃにオシャレでイントロのスラップやサビ前のリードギターなど、より楽曲の切なさが際立つアレンジのように思えます。
アニメ抜きでもこの曲は皆に聴いて欲しいです。

月が綺麗で 泣きそうになるのは
いつの日にか 別れが来るから

星座になれたら / 結束バンド

遥か彼方 僕らは出会ってしまった
カルマだから 何度も出会ってしまうよ
雲の隙間で

星座になれたら / 結束バンド

Holiday∞Holiday / スリーズブーケ(ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)

異次元フェスで数多くのアイマスPがぶっ刺されたらしい「月・火・水・木・金・土・日」がキャッチーなこの曲。
もちろんラブライブ!のファンは言わずもがな、ラブライブ!を知らない人にこそこの曲を勧めたいです。
曲展開はThe アイドルソングかつ、アレンジも明るく軽快でしっかりと聴ける歌です。歌詞も女の子の恋模様が想起される可愛らしい曲なのですが、どこか切なさも感じる歌声が最高です。
アニメソングとしても、キャラソンとしても、純粋にラブソングとしても聴きごたえのある一曲かなと思います。
裏でなっているベースラインもおしゃれすぎていつかコピーしたいなと思わせてくれます。

dawn / LiSA

色々な音楽を聴いても結局はLiSAに戻ってくる。それくらい彼女の歌にはずっと支えられています。
LiSAはこんなに大きく、有名になっても変わらずまっすぐに歌を届けてくれて、勇気と希望を届けてくれます。
この曲はもう3年ほど前の曲ですが、いつだって変わらず未来への希望を照らしてくれます。2021年のツアー福井公演の一発目でこの曲が来た時には思わず泣いてしまいました。泣きそうなときに聴くと自然と前が向ける、そんな曲です。

巡り巡る Brand New Day
泣いても 逃げても 幸せをいつも願っていたんだ
いつか終わるその日まで
新しい 眩しい 幕開けを迎えに行こうか
迎エニ行コウカ

dawn / LiSA

[feat.EMA,たなか]ダンス・ダンス・ダダ / MAISONdes

リリース自体は2021年と少し前になりますが、今年の2月に後輩から教えてもらってからずっと聴いています。
歌詞だけ見るとダウナーな雰囲気が漂うのですが、曲は浮遊感に満ちていて暗いけど落ち切らずに生きていこうとすら思えるような、そんなバランスが心地良いです。
作詞曲は「ぼくのりりっくにぼうよみ」としても活躍されたたなかさんだそうで、言葉選びからメロディまで彼のセンスを感じられます。深夜のドライブや、一人のときにふと聴きたくなります。

転倒してよ ほらダンス・ダンス・ダダ
その手でいま確かめて 生きてるってこと
あなたじゃなきゃ踊れないの
ダンス・ダンス・ダダ
醜い海に一緒に落ちていこうね

[feat.EMA,たなか]ダンス・ダンス・ダダ / MAISONdes


以上、2023年個人的音楽ベスト10選でした。普段から音楽を聴いている身としては、曲を聴いたり曲について考えたりすると良くも悪くも聴いていたときの情景が結びついて思い出されます。良い思い出はより明るさを増してくれるのは言わずもがな、悪い思い出であっても音楽が救ってくれるようなそんな気がしています。もとい私が勝手に救いを求め、救われに行っているだけなのかもしれません。
そんな音楽についての想いも改めて文字として書き出してみると曲を見つめなおす機会になり、理解や愛情が深まるものです。
10選ですが、どれか1曲でも皆さんに刺されば幸いですので、良ければ聴いてみてください。あと皆さんのベストも教えてくだされば幸いです。

読んでくださった方々、ありがとうございました。
良いお年を。

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