「天空のスタジアム」へ(10月5日 対ゼルビア戦)
10月5日の土曜日は、アウェイの町田ゼルビア戦へ。
ゼルビアのホームは町田GIONスタジアム。丘の上にあってけっこう坂を登らなければならないことから、「天空の城」の二つ名を持つスタジアムです。
https://www.zelvia.co.jp/news/news-168032/
駅から遠く、バスでのアクセスがメインとなることから、ネタを含め、スタジアムへの行き帰りがチャレンジングなことで知られているスタジアムでもあります。
ここには2回目
私自身は、このスタジアムにはラグビーでキヤノンイーグルスの試合を見に来たことがあるので2回目です。そのときもですが、特に帰りのことを考えてシェアパーキングで近くの駐車場を取りました。車で行くとビールが飲めなくなりますが、利便性優先ですね。
スタジアム本体の駐車場ではないので車を駐めるのは丘の麓。そこから20分弱歩いてスタジアムに着きました。
食事は外で?
午前中に用事があったので到着はキックオフ直前になってしまい、スタジアムの近くの様子は見ることができませんでした。すぐにスタジアムに入り、席に着いたのですが、スタジアム内の売店は飲み物と軽食くらい。きちんと食事を取るにはスタジアムの外のキッチンカーで買わなければならないようです。
ただ、国立を除いて東京圏のスタジアムではあまり見ることのできないビールの売り子さんがいましたね。
席はメインスタンドのカテゴリー1。7000円台という超絶的な値付けですが、アウェイの割に交通費がかからないということで買ってしまいました(笑)。負けたら辛かった(笑)。
列は六列目。傾斜が適度で見やすかったです。屋根も真上にはあります。ただ、この日はそれなりの風の中でのしとしと雨で、かなり吹き込んできました。席も到着時はびしょ濡れ。タオル使って拭かなきゃいけませんでした。ビール買ってたら雨粒が入ってきてちょっと嫌だったかも知れません。
試合は4-1で快勝
両チームとも4-4-2の噛み合ったフォーメーションでしたが、フロンターレは途中から山本悠樹が最終ラインに落ちて3バックの形でビルドアップ。7分と11分にその形から左サイドを崩します。
ゼルビアはビルドアップを省略してロングボールを前線に。ゼルビアの攻め手はもうひとつ。リトリートしてブロックを作って構え、相手の横パスを狙って前向きにカット、そこから裏に速いボールというやつです。
ボールを自分で持つポゼッションスタイルではなく、持たせて素早くカウンターという非保持を基本にするスタイルですね。
4月に当たった等々力でのホームの対戦では、これに手を焼いて0-1で敗れました。しかしこの日は、攻撃時の連係の精度が4月の比ではないレベルに仕上がっていて、山本悠樹と脇坂泰斗を中心として、中途半端なパスが奪われる場面がほとんどありませんでした(なかったわけではない)。
先制は許したものの、ルーズボールに飛びついて左サイドに正確なパスを送った山本悠樹のプレーで同点。非保持時に細かく動いて前線の選手を背中で消していた脇坂泰斗がキーパーの谷晃生のパスをカットしてワンタッチでラストパスを山田新に送って逆転。いずれも余裕がない状況でも決定的なパスを送れる二人の特長ならではのゴールでした。
リードさえしてしまえば、保持時にリスクをしっかり管理しておけば非保持中心のサッカーのゼルビアの攻め手はロングボールだけになります。
ビルドアップをしてこない町田に合わせて後ろに選手を増やし、セカンドボール落としそうなところに先回りすれば怖い攻撃にはなりません。相馬勇紀の個人技から一度危ない場面があった以外は崩されることもなく、4-1で完勝し、気持ちよく帰れました。
観客として1つコメント
試合中の電光掲示板では、チャントに合わせて歌詞が表示されてました。これはこれでホームのサポーターには親切なのですが、メンバー表が見られない。
フロンターレであれば背番号で誰だかわかりますが、ゼルビアの選手でいいプレーしたときに誰かを確認できないことがしばしば。ラグビーみたいに試合中にテレビ中継の画面が流れているよりはずっといいのですが(ラグビーで現地に試合見に来てる観客相手にテレビ中継画面流すのは意味不明過ぎるわけだが)。なにか工夫ができれば、とは思いました。
さいごに
ゼルビアのサッカーは勝利至上主義といわれるし、その通りだと思いますが、少し前の鹿島アントラーズの方がその傾向は強かったと思います。これからどんな方向を向いていくのでしょうか。