ブレイブブロッサムズひとこと選手紹介:スクラム第2列、第3列編
昨日に続き、ブレイブブロッサムズことラグビー日本代表のひとこと選手紹介。今日はスクラムの第2列、第3列です。昨日紹介したのが第1列ですが、第2列はその後ろからスクラムを押します。第3列は、第2列の後ろからスクラムを押します。
「チームいちの巨人」、ロック
第2列は2人。「ロック」と呼ばれるポジションです。
ラグビーを見に行った方なら必ず見たことがある、ポジション紹介のビデオがあります。この中で、ロックは「チームいちの巨人」として紹介されています。
実際、一番背の高い選手がロックになることが多いです。その最大の理由は、ラインアウトでボールをキャッチするためのジャンパーの役割をロックが担うことが多いからです。
現代ラグビーでは、他の選手を手で支えて持ち上げる「サポーティング」が認められています。その分自力では届かない高さまで飛ぶことができるのですが、それでも元の身長が高いに越したことはありません。そのため、ロックで重視される要素に身長があるのです。
実際のラインアウトでは、ロックが飛ぶと見せかけて別の選手が飛んでボールをキャッチすることもありますが。
それと、モールやラックのような、人がごちゃごちゃっとした局面で、味方ボールが相手に奪われないようにサポートに入っていくのもロックの重要な役割です。
では紹介を始めましょう。まずは日本代表で最も背の高いワーナー・ディアンズから。
攻守に強度とスピードが求められる第3列
第3列は3人。フランカーとナンバーエイトからなります。スクラムの時、フランカーはロックの2人を左右から押します。ナンバーエイトは、スクラムの真後ろから押します。
第3列は「バックロー」と呼ばれることもありますが、このポジションは強度とスピードの両方が求められます。プロップに求められるものがスクラムを「押す力」、ロックに求められるのがラインアウトでボールをキャッチする「高さ」だとすれば、第3列には「強度とスピード」の両方が求められます。
相手のアタックに即応してタックルで止めることや、自分のアタックでは相手のタックルを受けたときに一歩でも前に進むこと、ごちゃごちゃっとした局面(ブレイクダウン)で味方のサポートに入ること、あるいは「エッジ」というライン際に立ち、相手のバックスをコンタクトで吹き飛ばして進む役割を担うこともあります。
ナンバーエイトは大柄であることを生かして相手のキックをキャッチする役割もあります。
これらの役割のいずれにおいても、強度とスピードを高いレベルでバランスさせることが必要なのです。
では紹介を始めましょう。まずは今大会の主将、姫野和樹からです。
というわけでフォワード編終了です。明日はバックスやります。
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