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ブレイブブロッサムズひとこと選手紹介:スクラム第2列、第3列編
昨日に続き、ブレイブブロッサムズことラグビー日本代表のひとこと選手紹介。今日はスクラムの第2列、第3列です。昨日紹介したのが第1列ですが、第2列はその後ろからスクラムを押します。第3列は、第2列の後ろからスクラムを押します。
「チームいちの巨人」、ロック
第2列は2人。「ロック」と呼ばれるポジションです。
ラグビーを見に行った方なら必ず見たことがある、ポジション紹介のビデオがあります。この中で、ロックは「チームいちの巨人」として紹介されています。
実際、一番背の高い選手がロックになることが多いです。その最大の理由は、ラインアウトでボールをキャッチするためのジャンパーの役割をロックが担うことが多いからです。
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現代ラグビーでは、他の選手を手で支えて持ち上げる「サポーティング」が認められています。その分自力では届かない高さまで飛ぶことができるのですが、それでも元の身長が高いに越したことはありません。そのため、ロックで重視される要素に身長があるのです。
実際のラインアウトでは、ロックが飛ぶと見せかけて別の選手が飛んでボールをキャッチすることもありますが。
それと、モールやラックのような、人がごちゃごちゃっとした局面で、味方ボールが相手に奪われないようにサポートに入っていくのもロックの重要な役割です。
では紹介を始めましょう。まずは日本代表で最も背の高いワーナー・ディアンズから。
2枚目はワーナー・ディアンズを。流経大柏で花園に出場して大活躍。当時から日本代表入りが待望された選手で、今大会は負傷からなんとか間に合いました。2015年大会では、マフィが「神様からのギフト」と呼ばれましたが、ディアンズにも同様の大きな期待がかかっています。#ブレイブブロッサムズ pic.twitter.com/tW9E3kvhTH
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 4, 2023
ワイルドナイツの #コーネルセン 。… pic.twitter.com/I1HJb7zxG3
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 7, 2023
スティーラーズから選出の #サウマキアマナキ 。ポジションはフランカー、ロック(イーグルス時代はウイング。当時見たことある)。チリ戦では姫野の負傷に伴い、コーネルセンをフランカーに回してロックで急きょ出場。突然の出場でしたが役割をきちんとこなしました。#ブレイブブロッサムズ… pic.twitter.com/iTahweqK79
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 12, 2023
攻守に強度とスピードが求められる第3列
第3列は3人。フランカーとナンバーエイトからなります。スクラムの時、フランカーはロックの2人を左右から押します。ナンバーエイトは、スクラムの真後ろから押します。
第3列は「バックロー」と呼ばれることもありますが、このポジションは強度とスピードの両方が求められます。プロップに求められるものがスクラムを「押す力」、ロックに求められるのがラインアウトでボールをキャッチする「高さ」だとすれば、第3列には「強度とスピード」の両方が求められます。
相手のアタックに即応してタックルで止めることや、自分のアタックでは相手のタックルを受けたときに一歩でも前に進むこと、ごちゃごちゃっとした局面(ブレイクダウン)で味方のサポートに入ること、あるいは「エッジ」というライン際に立ち、相手のバックスをコンタクトで吹き飛ばして進む役割を担うこともあります。
ナンバーエイトは大柄であることを生かして相手のキックをキャッチする役割もあります。
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これらの役割のいずれにおいても、強度とスピードを高いレベルでバランスさせることが必要なのです。
では紹介を始めましょう。まずは今大会の主将、姫野和樹からです。
主将、ベルブリッツの #姫野和樹 、フランカー、ナンバーエイト。攻守に強度と運動量が求められるポジションです。売りはジャッカル。タックルで倒された敵から、立ったままボールを奪い取るワザです。奪い取れなくても、「3秒」以内での球出しを妨害してディフェンスが整う時間を作ります。… pic.twitter.com/C2cHViEn6l
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 8, 2023
3枚目は前大会主将のリーチマイケル。彼がボールを持つとファンは呼吸を合わせて「リーチ!!」と叫ぶ。札幌山の手高校で花園に出場。7/22のサモア戦で受けたレッドカードで3試合出場停止となったが大会には間に合った。フランスでも「リーチ!!」コールを!… pic.twitter.com/1Be5QvJ2UF
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 5, 2023
スピアーズから選出の #ラブスカフニ 。愛称は #ラピース 。南アフリカ出身。ポジションはフランカー。攻守に強度とスピードが求められるポジションですが、骨惜しみしないプレー振りと高いリーダーシップが際立ちます。チリ戦ではメンバー外ですが、厳しい試合ほど彼の力が必要になります。… pic.twitter.com/bayDkU6m68
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 10, 2023
#下川甲嗣、フランカー。8/28にぎりぎりで代表に登録。アタックやディフェンスで着実に仕事をこなす。早稲田卒業後すぐにサンゴリアスで出場。リーグワン出場も日本代表選出も大学同期のライバルでチームメートの箸本龍我(明治出身)より早かった。ワールドカップでも爪痕を残せるか。… pic.twitter.com/I3jjaijjhg
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 8, 2023
フランカー、ワイルドナイツの #福井翔大 。フランカーはスクラムでは3列目、タックルといいブレイクダウンといい、強度とスピードが必須のポジション。スペースがあればバックス並みのスピードに乗ったランを見せてくれます。#ブレイブブロッサムズ#ラグビーワールドカップ #ラグビー日本代表 pic.twitter.com/qhU6uZIqQr
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 8, 2023
フランカー、#ベン・ガンター 。豪州出身。攻守に強度とスピードが求められるポジションで、目立たないがパワフルなプレーを確実にこなします。大学卒業時にはチームが見つからず、軍に入ろうとしていたとの逸話があります。そこにワイルドナイツが声をかけ、日本で成長しました。… pic.twitter.com/xlEDossur5
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) September 8, 2023
というわけでフォワード編終了です。明日はバックスやります。