ありがとう、もんじゃ焼き!
粉ものがスーパーで品薄になっていた時期がありましたね。
パンを焼く時の強力粉、フライを作る時の薄力粉、汁物にとろみをつける片栗粉、大阪や広島を謳っているお好み焼き粉。今回の外出自粛期間中に、初めて「もんじゃ焼き粉」を自分で買いました。
もんじゃ焼きを初めて食べたのは高校生の頃。母親が作ってくれました。もんじゃ焼きの具として、キャベツ、ベビースターラーメン、天かす、干しエビを入れてました。もんじゃ焼きはカセットコンロの上に置いた鉄板で作るのですが、もんじゃ焼きを頻繁に作っていたので、鉄板が変形していました。
お酒が飲めるようになってからは、東京に住んでいる人であれば、月島という場所がもんじゃ焼きで有名です。もんじゃストリートなるものの通りの両サイドにもんじゃ焼き屋さんがズラッと並んでいます。
外で食べるもんじゃ焼きの具は、明太子やカレー、豚キムチといったお酒のおつまみにピッタリで、もんじゃを肴に何杯のビールを飲んだかわかりません。
高校生の頃から家でもんじゃ焼きを食べていたので、外ではもっぱら焼く係になることが多いです。
どんぶりに入ったもんじゃの具をなるべく汁を残すように鉄板の上に広げ、コテで具材を細かく刻みます。具材に火が通ったらドーナツ型の土手にして底が固まるのを待ってから、残しておいた汁を投入。汁からぽこぽこと気泡が出てきたら、土手を崩して薄く広げます。あとは各々が好き勝手に食べる。これがウマい。
外出自粛なご時世なので、外もんじゃができないですから、おうちでもんじゃ。
母親の作ったような味にはなりませんでしたが、美味しかったです。そのうちスーパーからもんじゃ焼きの粉が売り切れてしまったので、ネットで調べて薄力粉で代用しました。
小麦粉に水、ウスターソース、中濃ソースを混ぜてもんじゃの汁としました。ベビースターラーメンは、今はベビースターが何本も束になった太いサイズしか売っていないんですね。
前日に作ったカレーが残っていたので、お玉いっぱい分のカレーを入れ、最後にチーズをまぶして、食べました。ウマい。
もんじゃ焼きをかれこれ20年くらい食べてきていますが、飽きないですね。作っても失敗が少なくて、アレンジがいくらでもできて、道具も材料も選ばない。もんじゃ用の子ベラだけは必要ですが。今まで好きでこれからも好きで、たぶん一生食っていくんでしょう。
もんじゃを食べている時間は幸せですから。ありがとう、もんじゃ焼き!