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ありがとう、関斉寛さん!

外出自粛期間中に、今までやったことがないことをやりました。
それは穴子を炊くこと。穴子はお寿司屋さんでしか食べたことがありません。穴子は「煮る」のではなく、「炊く」という言い方をするんですね、初めて知りました。

調べて一番わかりやすかったのが、関斉寛さんのYouTubeでした。

1、 穴子に塩をかけて、もみながらぬめりを落とす。
2、 揉んでいる最中に臭みが出てきたら、水で洗い流す。
3、 70度のお湯にくぐらせて、穴子の臭みをとる
4、 たっぷりの出汁に穴子をいれて、35分ほど煮る

文章に起こすと、たった4行なのですが、どのくらいの時間をもんでいればいいのか。お湯にくぐらせる終わりの目安はどうするのか、など実際にやってみて、初めて疑問に思うことが出てきますね。

インターネットのない時代であれば、穴子を炊ける人は日本では本当に少数の人だけだったと思うのです。日本で少数ということは、世界でも少数ということ。

穴子が炊けていたのは、お寿司屋さんや穴子漁の関係者。それと料理上手のごく一部の人です。料理本にはきっと書かれていたのでしょうけれど、その本を手に入れることができた人はほんのわずかだったハズなのです。
それが私でもできてしまうので、インターネットやYouTubeは本当に学ぶことを助けてくれます。

YouTubeで穴子の炊き方がわかるということは、他のマニアックな料理でも料理したい人のモチベーションしだいでは作れます。しかもYouTubeですから習うのにお金はかかりません。料理教室をYouTubeなどのオンラインではなく、実際に対面で教えていこうとするのは、よほどのコストパフォーマンスがないと厳しいように思います。

この外出自粛期間中にYouTubeを見て作った料理は、ホールケーキです。

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ホールケーキのレシピはABCクッキングスタジオのものを見ながら作りましたが、ナッペと呼ばれる生クリームを塗る工程はYouTubeで色々な人の解説動画を見漁りました。

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ナッペは穴子の炊き方と同じで、できる人それぞれの型があります。穴子の炊き方なら、出汁の作り方や火加減がそれにあたりますし、ナッペなら生クリームをどの方向から伸ばしていくというように、できる人ができる人なりのコツのようなものがあるんです。

そのようにできる人による色んなやり方を知ることができるのも、対面での料理教室よりもYouTubeの料理動画の方が優れているポイントですね。テレビのチャンネルを変えるように、自分でもできそうなやり方を見つけることができますから。

調理の方法はYouTubeにあがっているので、実際にやるかどうかは自分次第。やり方をしっているのと実際にやったことがある、できるようになるのでは雲泥の差があります。「よし、やるぞ!」と思わせてくれるのは、YouTubeよりも対面の料理教室の方に軍配があがるのではないでしょうか。

自分で実際に作ってみると、作る前には全く注目しなかったところに目が行くようになります。ホールケーキであれば、スポンジと生クリームがどれくらいの厚さになっているか。穴子であれば、丸まることなく真っすぐに炊くことができるか。
なぜ、そこに目が行くようになるかというと、そこが難しいポイントで失敗しやすいポイントだからです。

そんなわけで実際に炊いてみた穴子は、関斉寛さんのようにキレイな見た目には仕上がらずに、皮の沿って丸まってしまいましたが、味はお店で食べるものと遜色ないくらい柔らかく美味しくできました!関斉寛さん、ありがとうございます!

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せっかく家にいる時間が長いので、今まで挑戦したことがない料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。調理方法は文章よりもYouTubeなどの動画であれば、理解しやすいハズです!!

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