2024年11月、いまさら中古のiPhone13に機種変更した話
私は若いころから
「ケータイなんてメールと電話ができればよい」
と思っていたタイプだ。
実際に、今でもスマホの使用用途は9割9分が
LINE、電話、読書、記事や原稿の執筆、SNS、動画視聴……と、かなりのライトユーザーだと思う。
スマホアプリのゲームなどはほとんどやったことがなく、CPUの性能やメモリはそこまで重視していない。カメラも最高画質がよいというわけでもない。
iPhone13は、2021年リリースのもう3年前のモデルではあるが
私のような人間にとっては、おそらくiPhone13でさえかなり贅沢なモデルだろう。いや、それどころかiPhone11でもまだ使えるのではないか?
何を隠そう、私はこの度iPhone11から機種変をしたのだ。
iPhone11の感動と、機種変に至った理由
2020年の初夏、私は中古のiPhone11を破格の約7万円(当時)で購入し、それを今日までおよそ四年半使い続けた。
iPhone11のリリースは2019年なので、当時はまだ最新鋭の機種だ。今ほどスマホが高くなかったとはいえ、それを「背面が擦り傷だらけ」という理由で、かなり安く手に入れられた。
買った当初はそのカメラのきれいさと、バッテリーの持ちに感動したものだ。いつしかモバイルバッテリーは家に置いていくようになった。
そして正直、今でも性能的にほとんど文句はない。使い続けているせいかアプリの起動が遅れたり、アプリが落ちたりといったことは出てきたが、それも頻発するわけではない。目をつむれるレベルだ。
今回、iPhone11からの機種変を決意したキッカケは
⚪️バッテリーの消耗が速くなったこと
⚪️ストレージ64GBはさすがにライトユーザーの私でもキツくなったこと
この二点だ。
特にバッテリーの問題が出なければ、もう少し使い続けただろう。
なぜiPhone13なのか?
結論をいうと、私には十分すぎるスペックだと感じたからだ。
何より、価格とバッテリーが決め手だ。
iPhone13の128GBは、中古で6万円前後で購入できる。
iPhone15以降のUSB typeCには少し惹かれたが、こちらは中古でも10万円はする。
私はここに3〜4万の差額を出す気にならなかった。
iPhone14はというと、ライトニング端子だがまだ中古でも安くて8万円程度。これでいてバッテリー最大容量が80%などのコンディションも少なくないので、ここの1万5000〜2万の差額も微妙だな、と思った。
ではなぜiPhone12ではないのか?
ここも、バッテリー容量が大きな理由だ。
ネットの情報を載せるが、バッテリー容量が
iPhone14:3279mAh
iPhone13:3227mAh ←購入!
iPhone12:2815mAh
iPhone11:3110mAh
となっている。
iPhone12は11よりも量が小さいのだ。
iPhone14と13の差より、13と12の差はかなり大きいことがわかる。
私はiPhone11を初めて使った際に感動したバッテリーの持ちの、あの感覚をまた味わいたかった。
こういうわけで、iPhone13を購入することに決めた。
今回購入した中古iPhone13のコンディションについて
画面上部のキズ、フレームのスレがあり
ストレージ128GB
バッテリー最大容量97%
これで税込6万3千円だった。
「めちゃくちゃいい買い物をした」
とほくそ笑んでいる。 ようは自慢だ。
今回買う上で最も気にしていたのは先にも言及したバッテリー容量だ。
私は、多少画面や本体に傷があっても気にならない。すぐにカバーやフィルムをつけるし
何より基本的に肌身離さず持ち歩く代物ゆえ、遅かれ早かれ傷はつくものと思っているからだ。
もちろん、もっとコンディションのよい商品もあったのかもしれないが、私にとっては最高の出会いだった。
中古品を探しているとバッテリー容量75%なども珍しくなく、逆にこの辺りは安くても妥協できなかった。
さらに、「80%以上を保証」という謳い文句のお店もあった。
つまり80%ちょうどの製品が来るかもしれないし、92%ほど残っている製品が来るかもしれないわけだ。
自分には少しギャンブルに思えた。
こういう点で、「じゃんぱら」さんはありがたかった。iPhoneは基本的にバッテリー容量一桁目までの情報を教えてくれている。
私のようにバッテリー目当ての方にはオススメできる。
私にとっては6万円でも高価な買い物である。
購入を本格的に決意してから、一週間ほどショッピングのサイトを周り、吟味して購入を決めた。
何も調べずに買っていた昔。その反省
「ライトユーザーなら逆にiPhone13なんか必要なくない?」
と思われることもあるだろう。確かにその通りとも思うが、ここに関しては過去の話をしていく。
昔は、とにかく価格が安いスマホばかり選んでいた。スペックなどは度外視だ。
それこそ冒頭のように「スマホなんてLINEと電話とSNSができればよい」と思っていたからだ。
しかし、2017年に買った「arrows Be F-05J」という機種。
これだけは忘れられないくらい「すごかった」。
もう使っている人はいないと思うので言ってしまうが
メールと電話すら満足にできなかった。
充電中は灼熱状態になり、メールやLINEを打っている最中にフリーズが発生、電話中に勝手にシャットダウンされ、極めつけは16GBのストレージ。
当時の私は、これをdocomoで新品で買っていたのだが、一年で耐えられなくなり
中古屋で生まれて初めて白ロムというものを買った。
そのスマホは繋ぎとして7000円程度で買ったものだが、ある程度スペックは確認していたので、F-05Jよりはだいぶ快適だった。
この子に懲りて以降、家電製品などは買う前にスペックを確認するようになった。
最低限の機種は、そのうち最低限のこともできなくなる!
2024年現在、さすがにここまで「すごい」製品があるとは思わないが
スマホに限らず「最安製品」には何かと気を付けるようになった。
この反動のせいか、試しにiPhone11を買ってみたことで、真に快適なスマホの素晴らしさを知った。
指の動きに合わせてぬるぬるサクサクと動く、見やすく大きな画面。なかなかに抜け出せない。
この出会いにより、最新のガジェットやアプリへのアンテナも昔よりずっと敏感になった。これは本当によかったことだと思う。
「人間は一度上げた生活レベルを落としにくくなる」というが、私も「スマホの生活レベル」はもう落とせないかもしれない。
だから、今の私はきっとこうなのだ
「スマホなんて(快適に)LINEと電話とSNSができればよい」