01.自分の経験をビジネスにする方法
こんにちは。スギムーです。
このコンテンツでは、僕がやっている「セミナーをしないコンサルビジネス」と同様のビジネスのやり方を全てお伝えしていきます。対象はビジネスコンサルだけではなく、問題解決業の全てです。インストラクター、コーチ、相談業、士業など、他者の問題を解決する仕事をされている人でオンラインを主体にビジネス展開をしたい人です。専門家の方ですね。ただし、一番このノウハウを使える業種はビジネス系コンサルになります。
このビジネスの考え方であれば自分の経験をもとに、商品サービスを作り、肉体労働と非肉体労働をミックスさせることで、時間的余裕を作りながら、真っ当なビジネスを自宅や場所を問わずできるようになります。
労働時間の目安は仕組みが完成したのちは1日2、3時間程度。年収の目安は1年目〜2年目で600万〜2000万くらいのイメージですが、その人のパフォーマンス次第なので保証はできません。このようなスタイルを僕は15年くらいやっていて都心ではない地方を拠点に生活をしています。
胡散臭いマーケティングや、高額セミナーや結果の出ない塾などのビジネスモデルに嫌気がさしている専門家の方は、これからお伝えする考え方に切り替えてほしいと思って公開します。
それでは行きましょう。
■コンサル型個人ビジネスとは?
起業にしても、新規事業にしても、最もリスクの低いビジネスであり、利益率の高いビジネスはコンサル型ビジネスです。
コンサル型ビジネスというのは、ビジネスコンサルだけではなく、顧客の問題解決をサービスによって行うビジネスという定義です。
業種としては以下のようなものになります。
・〇〇コンサルタント
・士業
・デザイナー系
・〇〇カウンセラー
・コーチ
・インストラクター
・講師
・スタイリスト
など、いわゆる指導者ですね。
僕も、今、この瞬間はビジネスコンサルタントとしてあなたの前にいるわけですが、コンサルタント以外の仕事もしてきていますし、しています。
なので、例えば会社を経営している社長が、新規事業として同業者のビジネスコンサルをするというのは、全然ありです。
また、過去にダイエットを成功させた人がダイエットコーチやパーソナルトレーナーをするとか、過去にアパレル販売をして実績を積んだ人が、アパレルのコンサルをするとか、そういうのもアリですね。
■コンサル型ビジネスのメリット
基本的には「このビジネスがオススメ」というものはありません。人によって向き不向きもあるし、状況が全く違うので、一概に「アフィリエイトが良い」とか、市場が盛り上がっているからという理由で、ビジネスモデルをオススメすることはありません。
しかし、新規事業を立ち上げることにおいては、どれだけリスクが低く済むのか?
という点は最も大きな視点です。
コンサル型ビジネスは
・在庫がいらない
・事務所がいらない
・場所を問わない
・人を雇わずに済む
・資金がいらない
と言った、ビジネスに絶対に必要になる「ヒト・モノ・カネ」が基本的には不要です。
自分の持っている経験のみで立ち上げることができます。
それは言い換えると、「何度失敗しても問題ない」ということです。
ビジネスは「何回チャレンジできるか?」によって成功確率は上がります。
ヒトモノカネが必要なビジネスであれば絶対に失敗は許されませんし、自分の手持ちの資金の範囲でしか失敗はできません。
でもコンサル型ならその失敗が多くできるということです。
ビジネスの達人なら、「ビジネスは10回立ち上げれば2回は成功する」と言います。
達人でも8割は失敗するという感覚的な話です。
失敗は問題ではなく、いかに小さく失敗するかが問題なので、その点、コンサル型ビジネスは、すでに収入がある人であれば失敗のリスクがありませんし、コンサル型ビジネスでこれから生計を立てようという人でも、最小のリスクで済みます。
これがメリットです。
ビジネスを立ち上げる際には、ヒトモノカネがどれだけ不要か?という視点は覚えておくといいでしょう。
■個人収入はバカにできない
大きな組織を作って、例えば、年商数億円〜10億、くらいのビジネスを作った経験のある人であれば、社長の役員報酬がどの程度落とせるのか?というのを、感覚的に分かると思います。
圧倒的な経常利益が出るほどでもない限り、黒字化しているその規模の役員報酬は、年収で1000〜2000万くらいの社長が多いかと思います。背負っているリスクの割には、かなり少ないです。
まぁそれは投資回収率によるのですが。
一方で、コンサル型ビジネスを個人で行うと、まともにやれば1000万〜、ハイパフォーマンスな人なら3000万くらいの売り上げになります。そして、ほぼ9割型それが年収になるでしょう。
もちろん、広告費を使うかとかで変わりますけど。
ここで言いたいのは、大きな組織ビジネスをやるのと、個人ビジネスを成功させるのとでは、そこまで年収自体は変わらないということです。
組織ビジネスをやっている人も他に個人収入を得ておくことで、余裕を持つことができます。
ちなみにアメリカのギグワーカー(フリーランス)の4割は年収1000万円を超えているそうです。
■コンサル型ビジネスの欠陥
そう言った背景で、こうした個人ビジネスに参入する人が多いわけですが、コンサル型ビジネスにも、もちろんデメリットや問題点があります。
1.問題解決のスキルや経験がないとできない
2.セミナービジネスのブームは終焉を迎えている
3.ビジネスモデルが労働に依存している
1.問題解決のスキルや経験がないとできない
1については先ほども言ったのでわかると思いますが、例えば料理教室の講師をやるのに料理ができないと言うのは当然、仕事になりませんし、単に料理ができても、相手が悩んでいることを解決できなければお金を払う価値がありません。
例えば自分がマーケティングに詳しくても、相手はマーケティングの知識が欲しいわけではなく、自分のビジネスの収益を上げたいと言うのが本質なので、使えもしない知識を提供したところで相手にとって価値があるわけではないわけです。
そういった意味で、コンサル型ビジネスを構築するには、そもそもその問題解決ができる専門性を身につけていることが大前提になります。
顧客に提供する問題解決スキルや知識と、そのビジネスを構築し運営して利益を上げていく経営スキルの2つがビジネス構築には必要なわけで。このコンテンツでは後者を補うことができると言うことです。
指導できるレベルにいない場合は、いくらコンサル型ビジネスの手法やマーケティングを学んでも意味がありません。なので、「誰にでもできる」と言うビジネスではありません。そもそも「誰でもできる」なんてビジネスは、それだけライバルが増えて成り立たなくなるのが目に見えているわけで、「誰でもできる」と言う方法を広めているコンサルやインフルエンサーは、「誰でもできる」と言えば、それだけ多くの人を顧客にできるから言っているにすぎません。
なので、このビジネスは「問題解決スキルがなければ」誰にでもできるとは到底言えないビジネスだと言うことはデメリットとして事前に言っておきます。
2.セミナービジネスは終わっている
コンサル型の業種の人の多くはセミナービジネスをしようとします。
アメブロやfacebookやメルマガなんかでセミナーの告知をして、「定員になりました!」「満員御礼!」みたいな。
数千円から数万円のセミナーを頑張って売ろうとします。
ただ、そのビジネスモデルはそもそも
・毎回集客しないといけない
・売り切り型
・疲れる
・場所が限られる
というビジネスで、
・儲からない
・集客に疲弊する
・サービス提供に疲れる
・売れるようになっても全国を飛び回ることになる
と言ったデメリットに加えて、最大の問題は
・顧客の結果が出ない
ということが挙げられます。
セミナーだけを売ろうとすると、若干、詐欺の匂いがします。
なぜ結果が出ないのか?は明白で、セミナーはただの情報提供に過ぎないからです。
イスに座って話を聞いているだけで問題が解決されることはありませんし、
1回のワークショップで問題は解決しないのです。当たり前です。
お客さんを幸せにするつもりが、セミナーに依存させて、ノウハウコレクターにさせているという暗黒面があるわけです。
こう言った理由で、どんどんお客が賢くなって、変なセミナーにはいかなくなるでしょう。
もちろん、まともなセミナーもありますが。
さらに、こういうビジネスモデルで儲からないと分かれば、今度はセミナーに来た人に「バックエンドを売りましょう」とか、アホなコンサルタントが吹き込んだりします。
バックエンドというのは高額商品だと世間では認識されています。
要するに、セミナーに来て、そのセミナーは商品の売り込みのセミナーで、最後に高額な本命商品である高額セミナーを売ったりするわけです。
セミナーに行ってセミナーを売り込まれる。
マトリョーシカかと。
シカかと!
そういう詐欺ビジネスに陥ったりします。
もちろん、あとで説明しますが、メインサービスの補助的にセミナー開催をすること自体は問題はありません。あくまで『メインビジネスをセミナービジネスにしてはいけない』という話です。
■ブームが終わる原理
「アタリショック現象」というのがありますが、ゲームのハード機を売るためにソフトを自由に他社に作らせた結果、つまらないソフトばっかりになって、ハード機も売れなくなった、それによって大手ゲーム会社であるアタリ社が崩壊したという話です。
ブーム終焉は、このような低品質化によって起きることがあります。
少し前の情報商材ブームも、もう終わりましたよね?
何を買っても品質の悪い情報ばっかりで、徐々に買う人が減っていったという流れです。
参入障壁が低いビジネスは、誰でもできるわけなので、低品質化します。
コピーキャット(模倣者・模倣品)によっても低品質化します。
セミナービジネスもやる人が増えて食傷気味な上に、先ほど言ったように顧客の結果も出せないし、集客依存型のビジネスモデルなので、以前のアメブロ主流時代のように、アメブロやfacebookで個人ブランディングをして、セミナーをやって、というブームは終焉を迎えています。
つまり、ブームに左右しないビジネスをしないといけないという話です。
これが現在のコンサル型ビジネスの課題の1つです。
3.ビジネスモデルが労働に依存している
コンサル型ビジネスの問題の最後になりますが、これが最大の問題です。
自分でサービス提供をしている以上、自分の労働に依存します。
コンサルタントやインストラクターや講師のようなビジネスは、労働集約型ビジネスと分類されるものです。
自分が働かなければ売り上げにならないと言うことです。
最初はサービスを売ることに必死になるでしょうが、売れ始めると今度は忙しくて困り始めます。1時間○万円のセッションだけを売っていれば、「労働時間=売り上げ」と言う方程式から逃れることはできません。
それでは経営者ではなく、ただ自分が作った事業や会社に雇われているだけなのです。当然、自由な時間は減る一方です。
そのようにして売れても今度は労働がいっぱいになってしまったと言う人は、挙げ句の果てには、楽して稼ぐために、1対複数型のセミナーや講座ビジネスに手を出したり、「私と同じことができるようになりたい人集まれ!」と言った具合に、〇〇養成講座を開き始めたり、資格の発行をして資格販売のための講座を売ったり、高額商材を楽して作ろうとし始めます。考えてもみてください。「自分がやっても労働がいっぱいになってしまって大変になってしまったビジネス」を広めているだけですよ(笑)
成功者に見えている指導者が何によって稼いでいるのかをみて見ればわかります。本業ではなく、その本業を始めたい人たちの起業塾や資格販売で成功していると言うことに気がつくはずです。
これがコンサル型ビジネスの最大の闇でしょう。
■コンサルビジネスで必要な3つのスキル
こうしたデメリットである「2.セミナーブーム」「3.労働依存」については解消が可能です。「1.問題解決スキル」についてはやっていくしかありませんが。
本来、問題解決をするビジネスの場合、セミナーや労働に依存しなくても、以下の3つのスキルを持っていれば、時間的な自由を持ちながら、場所を選ばずにビジネスを展開することができます。
(1)サービス提供スキル
(2)コンテンツ開発スキル
(3)集客スキル・情報発信スキル
の3つです。
(1)サービス提供スキル
まず、1のサービス提供スキルですが、これはメインサービスであるコンサルティングを提供する能力です。
顧客の問題を解決する能力ということです。
顧客と対話をして、問題を把握し、解決策を提供し、相手を行動させ、解決の進捗を管理していくということです。
テーマがビジネスであれ、美容であれ、ファッションであれ、会計であれ、どんなテーマであろうと、問題を解決するのが我々の仕事です。
コンサルをアドバイス業と勘違いする人がいますが、アドバイスではありません。
問題を解決するということです。
正しくは相手に行動してもらって解決してもらうということとも言えますね。
このスキルは実際にやってみないと能力は上がりません。
(2)コンテンツ開発スキル
メインサービスの他に、自分のノウハウを教材などにしてまとめる能力が必要です。
この能力によって、サービスという労働だけではなく、自分が働かずとも販売できる商品を手に入れることができます。
コンテンツを作る理由は、今言ったように、「非労働型の商品」を持つこと。それによって、労働型収入だけに頼る必要がなくなり、時間的余裕が生まれます。
また、あなたの過去の成功ノウハウを他人に再現させるために、体系化する必要があります。自分の教材を作ることで、メソッドがまとまり、コンサル能力も高まるということです。
さらに良いことに、コンサルをする相手に、毎回、教えなければならない知識を事前にコンテンツとして提供しておけば、基本知識を身につけた相手を顧客にすることができます。そうすれば、それだけコンサルの手間が省けて、結果が出やすい優秀な顧客だけを相手にすることができます。
コンテンツの作り方も実は簡単で、セミナーをやるくらいであれば、そのセミナーを録画してしまえば、商品としてずっと使えるわけです。毎回、セミナーをやる必要などないわけです。
プレゼンテーションを録画して動画にしても良いし、このようにテキストにしても構いません。
後ほど詳しいことは話していきます。
(3)集客スキル・情報発信スキル
最後に集客スキルです。今風にいうと情報発信スキルです。
集客というのは、見込み客を集めるというだけではなく、見込み客に情報提供をし、サービスに興味を持ってもらう必要があります。
興味を持つかどうかは、その情報の「専門性」で決まります。
「この人は、私の悩みを解決するのに最も専門的な知識や経験を有している」と見込み客が判断するからこそ、興味を持つようになります。
しかし、専門家であるほど、初心者が分かるように伝えるという表現ができません。
その表現手段を身につけなければいけないということが1つです。
それから、どこにでもあるような情報を伝えていては強いメッセージにならず、目に入りません。
多くの情報の中から飛び抜けた存在になる情報発信をしなければならない。
そのために自分の世界観、つまり他者が発信している情報やその業界の常識に対して、自分はどんな見解を持っているのか?という「立ち位置」をしっかり構築する、ということが1つ。
そして、集客をし、見込み客を獲得し、顧客を獲得するまでの流れを構築しなければなりません。
それには集客システム・見込み客獲得システム・顧客獲得システムの3つが必要です。
例えば、「ブログ→メルマガ→セールス」と言った集客経路もそのシステムの一つの形です。
■コンサル型個人ビジネスの教科書
ブームに左右されず、セミナーをせずに、労働だけに依存せず、まっとうなコンサル型ビジネスモデルを作るには、コンサルティングのスキル、コンテンツ開発スキル、集客スキルが必要になります。
これらのスキルを身につけることを前提に、コンサル型ビジネスの立ち上げ方について、「コンサル型ビジネスの教科書」というマガジンを作成しました。全18記事になります。
内容はざっくりこんな感じです。
『コンサル型ビジネスの教科書』
■無理のない個人ビジネスモデルの作り方
→スギムー のビジネスモデルを公開
■リサーチに基づくビジネスアイデアの作り方
■セールスレター作成とテスト販売のやり方
■利益の出る価格の付け方の考え方
■商品パッケージの種類と作り方
■情報発信の基本
■ウェブ集客の基本
■ブログ集客の基本
■見込み客獲得システムの作り方
■顧客獲得システムの作り方
■集客システムの作り方
(1)プロフィール記事作成の方法
(2)キラー記事作成の方法
(3)SEO記事作成の方法
■ブログなしでもできる6つの顧客獲得方法
1記事500円×18記事=9,000円ですが、マガジンでまとめて18記事を購入いただくと、noteスタート記念で5,000円で購入できるようになっています。1記事ずつ500円で購入も可能ですが、マガジンの方が4000円もお得です。
今回の記事だけでも、できる人はできると思いますので、これ以上の情報は不要だと思った人は、これで閉じていただいてOKです。掘り下げたい人だけ、次の項目に行ってください。
では早速、次は僕がやっているビジネスモデルをすべて公開していき、「無理のない個人ビジネスのビジネスモデル」の考え方についてやっていきます。
では、次のステージに行きたい人は、次の項目に行ってみましょう。
続きはこちら>>
■コンサル型ビジネスの教科書(全18記事)
https://note.com/sugimu/m/mad55b6263c30
(1記事500円×18記事=9,000円→5,000円)
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コンサル型個人ビジネスの教科書
自分の経験を元に問題解決を行うコンサルタント・士業・コーチ・カウンセラー・インストラクター・デザイナーなど向けに、オンラインで情報発信を軸…
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