貧者と物乞い

こんにちは、杉本です。
「アグリコラ」というゲームが好きで、よくやるんですが、「物乞い」っていうカードが出てきます。
FT書房では【アグリペディア】という、そのゲームの攻略本が出されるぐらいに流行っているゲームです。
だから、FT書房のメンバーは「物乞い」という単語に敏感です。
今日はとってもセンシティブな話題です。

さあ、今日の話題は中世のホームレスについてです。
実は私、神学部にいた頃、ホームレス支援団体で半年ほどアルバイトをしていました。
「ビッグイシュー」という、ホームレスに本を売らせる会社です。
今回の話題は、その頃の経験が関係しています。


◆貧者と物乞い
最初に明らかにしたいのは、いわゆるホームレスとしてくくられる人々には、大きく分けて2種類があるということです。
それが、貧者と物乞いです。


◆現代のホームレス
2004年ごろの話です。
大学院の最終学年を迎えていた私は、学費と生活費をねん出するため、午前中は毎日アルバイトをしていました。
ホームレスに本を売らせる「ビッグイシュー」という会社です。
その会社は自分たちの活動の他に、慈善団体の手伝いをすることもありました。

「杉本さん、ホームレスってね」

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