読書メモ:1%の努力
Youtubeでよくトークの切り抜きが流れてくるひろゆきさん。
2ちゃんの創設者でネットの世論を牛耳っているらしいとの噂だったので、
どんなやばい人って思って読んでみたら、良いのか悪いのか、思った以上に自分と考え方が似ていた。
私も人の成功は、遺伝子、環境、つまり運によるところが大きいと思う。
生まれつき足がない子に頑張って走れと言っても残酷なだけで無意味なのと同じで、成功って、遺伝子と環境、たまたま出会った人、たまたま巡ってきた機会、そんなものが大きく作用していると思う。自分もそうで、今の恵まれた生活ができているのは、そういったラッキーが重なった結果だと今では本気で思えるようになった。
だけれど、私が聞いて育った言葉は、一生懸命我慢して、努力して、苦手を克服すれば、きっと成功して幸せになる。そうでない人は、努力が足りないんだよだった。
でも、昔よりもっと社会の理不尽さを知って、違う国の人を知って、それは本当に違うよなと、成功した人の自惚れだよなと思うことができるようになった。
でも、その一方でひろゆきさんも言っているように、足のない子でも、どんなに物覚えが悪い子でも、心を病みがちな子でも、みんな幸せになる権利があると心から思う。
最近、マス向けのメディアや、国会議員ですらが、ベーシックインカムを取り扱うことが増えたと思う。私が大学生の頃は素晴らしいようでラディカルすぎて、夢物語的な位置だったけど、今では北欧で試験的な実施も行われたりで、日本での実施も、あながち遠いはなしではなくなってきた。時間はかかっても、やはり良いアイデアは着実に広まっていくんだな、なんて思ったりする。
その他で面白いと思ったことは、
ー自分が喜ぶポイントと自分がストレスを感じるポイントを知る(メタ認知)こと、そしてそれは人によって全く違うと認識することって大事だよなって。
ーその繋がりで自分と合う環境の見極めについて、「権威」をどう捉えるか。
私は今までそれを意識したことがなかったから新しい発見だった。
私は小さい頃、静かで大人しい真面目そうな子に見えたと思うんだけど、
意外と頭の中では権威への対抗心剥き出しだった。臆病者なので決して外に出したり、歯向かったりはしなかったけど、中学生くらいまでは陰ではいかに先生の間違いやミスを見つけるかに躍起になっていた覚えがある。今はそんなことは全くないけど、やっぱりどちらかというと役職の上の人に違う意見を示してそれが論理的に認められたりすると密かに嬉しいので人間って変わらないなあと。
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