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イメコンで得られる経験値は服1000万円分(体感)くらいだった その①

服が好きだ。このnoteでも再三に渡って書いてきた。ファッションにかかわる仕事をしたことは一度もないので、ただの趣味だ。しかし実家での独身生活30年、恵まれた環境は私に浪費を可能にした。お給料が許す限り、私はユニクロからハイブランドまで(といってもコレクションピースは流石に持ってないですが…)さまざまな服を買い、着まくった。少なく見積もっても、19歳から30歳までの11年間、一月に10万円は服を買っていたと思う。

服がいいのは、見ていても幸せになれるし、着ても楽しいところ。私は服を、実用を兼ねた美術品のようなものだと思っている。最も外側にある内面の表現だ。なんて楽しい世界!

ただし、いつか冷静になる瞬間はくる。服を買いまくっていると、誰もが気がつくのだ。「好き/嫌い」と「似合う/似合わない」は必ずしもイコールではない、ということに。

その上で、どちらを選ぶかはその人の自由だ。似合わない服を「好き」という理由で堂々と着るのも一つのスタイルであり、生き方。年齢によっても着こなせる素材は少し変わってくるから、着ているうちに似合ってくる、なんてことも勿論ある。

私も若い頃は、親や祖母のアドバイスを聞かなかった。まったく似合わないゴスロリファッションに手を出したことさえあった。

けれど、成長した私は「好き/嫌い」より、「似合う/似合わない」をより重視することを選んだ。思えば21歳の時、スーツが似合わないことに気がつき、自由な服で働ける会社で働くことを選んだのもその選択の入り口だったように思う。

noteを書き始めるきっかけとなった、ファッション断食チャレンジ1年間も、より似合うものを知り、スタイルを作ることが目的だった。


似合うものを着たい、と気がついてから、時間とお金をたっぷりかけて、自分のスタイルを探してきた。

そんな私が、2019年にお金を使ったことのなかで、最も有意義だったのが、ranさんのイメージコンサルティングだった。

ranさんは元AKB48の指原莉乃さんはじめ、見られるお仕事に就く方も殺到している大人気イメージコンサルタントだ。抽選に申し込んで当選し、運良く診ていただけることになった。この経験が服オタクとしては大変興味深かったので、ここに書き留めておこうと思う。

(その②に続く)

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杉田千種
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