外出自粛日記 5月21日 コロナが明けたら
「コロナウイルスの流行が収束しそうだよ。保育園ももうすぐ行かれそうだよ。楽しみ?」と聞いたら
「そうでもない」ときた。
毎日大好きな映画をたくさん観られるこの生活がとても好きなんだそうだ。空手はオンラインで稽古を受けられるし、いつもよりのんびりと本も読めるし、恐竜のテレビも観れると。いつも忙しいお父さんも家にいてくれてうれしいと。
たしかにそうか…緊急事態で強さと安定性を見せていた、息子の限定的な興味とこだわりの強い性格は、平常時にはとても厄介だったのを思い出した。2ヶ月も家にこもっていたから、その時の大変さがすっかり薄れてしまっていた。
私にはまた、「やめない息子」と時間との格闘が待っているのだ。ごくり。
コロナ明け、公開延期になった新作の映画の公開と、私が深夜まで働く日、大好きなおばあちゃんの家に預けられて単身滞在することの2つが、息子の目下の楽しみらしい。おばあちゃんの家で預かってもらう日、何をするかというと、特別なことはない。少し広い家で好きなおやつをつまみながら、レゴや映画鑑賞、ずっと家遊びをさせてもらうだけだ。
こんなに長く家にいて、少しは価値観が変わっただろうか、と思ったけど、どうやら変わったのは大人の私だけで、息子は何も変わらない。子どもは強い。
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