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黒い服やっぱり買います。

黒い服を買うのをやめる、で書いた通り、私のパーソナルカラーはスプリングである。

かれこれ15年ほど前に診断していただいた。

一生変わることはない、というのがパーソナルカラーの定説だが、最近、さらに細密な16タイプのパーソナルカラー診断が流行っていると聞き、あるきっかけもあって、アナリストさんのところへ出かけてきた。

実はこの7月に、心から信頼していたカラリストさんが渡米してしまうため、髪を納得できない色に染めるのが嫌で、長かった髪をバッサリと切り、明るく染めていた髪色を地毛に近い色に戻した。ショートヘアは自分でも気に入っているし、周りにも似合う、と言ってもらえることが多く、基本的には満足していたのだが、一つ戸惑うことがあった。似合うと思っていた紺色に違和感を持つことが多くなったのだ。

一番驚いたのが、黒が再び似合うと思えるようになったことだった。実際に、最近黒のワンピースを着ていると、他人から褒められることが増え、もしかして自分が似合わないのは黒よりむしろ紺なのではないか、という疑いを持ち始めた。

そこで、16タイプパーソナルカラー診断を受けることにしたのだった。16タイプの中には、黒が比較的得意とされるスプリングタイプが存在するというのだ。もしかして…答え合わせのような気持ちで診断に臨んだ。

アナリストさんは、金色や銀色も含めて、たくさんのドレープの中から似合う色を絞っていく。

診断は予想通りのビビッドスプリング。セカンドがストロングオータム。イエローベースであるものの、いずれにせよ、強い色が得意なタイプとの診断だった。一度4分割を受けているし、大学で織物を専攻していた母親は、色にはとてもうるさい人だったので、幸いにしてクローゼットに、私の苦手な色はほとんどない。それでも、さらに微妙な色の加減まで絞ることができ、この診断はとても意味があった。

私は服が死ぬほど好きだが、シルエットやデザインを偏重して選ぶ癖があり、一方で色には強いこだわりがあまりない、というか、ただ似合う色を着たい、という嗜好だ。16タイプの中から2タイプに絞り込んでもらったことで、捨て色が増えたことは、喜ばしい。

そして、紺色はダメな色ではないものの、色合いにかなり幅があり、自分に合うものを選ぶのが実はかなり困難、ということもまた発見だった。

ということで、前言撤回、私は黒い服を選択肢に復活させることにした。

そして、さらに調子に乗った私は、骨格診断、顔タイプ診断にも手を出すことになった…(つづく)



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杉田千種
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