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好きなものの写真を撮ってみる

instagramで服の写真を撮ったり、食事の写真を撮ったりするのに今更ながらはまっている。私の場合、フォローしてくれているのは友人・知人ばかりで、しかもさほどおしゃれな写真を上げるわけではない(センス……。)ので、instagramはちょっとだけカッコよく加工した写真を集めた個人的なアルバムみたいな感じだ。

と、思ってたら、それがなかなか意味があることらしいと、師匠・にしぐち瑞穂さんに教えていただいた。現在進行中で1年間服を買わないチャレンジをなさっている松尾たいこさんと3人でお会いしていたときのことだ。

松尾さんが、今更新をされているブログで、前日に掲載されたシャネルのバッグの話になった。シャネルバッグのエレガントさはそのままに、ロックで意表をつくデザインがとても松尾さんらしくて素敵だった。

それが話題になると、にしぐちさんがぽつりと言った。

「やっぱりね、写真の撮り方にも自分が出ますよね」

松尾さんも「うんうん! そうそう!そうなんです!!」と全面同意。

なるほど、それなら私にもできるかもしれない。

にしぐちさんはそもそも私に、毎日自分のコーディネートを写真で記録することを勧めてくださっていた。でも慌てて家を飛び出すのが日常の私にはどうしてもそれができなかったのだ。

早速、自分が物撮りした写真を集めてみることに。文章ばっかり書いていて面白くないんで、これから一つ記事を書くごとに1~2枚ずつ気に入っている物の写真を載せてみようと思います。

①ロジェ・ヴィヴィエのフラットシューズ

これはマイ・ファースト・マザーシューズ。映画『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーブが履いていた靴の色・型違い。憧れていたものの、子どもっぽい自分には履きこなせないだろう、と長らく諦めていたが、母となり自分のステージが変わった記念として、夫にプレゼントしてもらった。いつかドヌーブみたいにパテントのヒールを履くのが夢(っていっても、映画撮影時のドヌーブ、すでに10歳くらい年下なんですけど…!)。


②hiilaのヘッドドレス

hiilaはパリで起業した、日本人デザイナーのアクセサリーブランド。ドレスをネットのユーズド店で調達したくらい結婚式に適当だった私が、唯一こだわったのが、hiilaのアクセサリーをつけることだった。結婚式時の派手なものはリースにして、これはパーティ用に最近購入したもの。何が好きかというと、この自然の形を活かしたデザイン。どうやら私は動植物の造形に惹かれるたちのようだ(上のヴィヴィエもべっ甲だし…)。



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杉田千種
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