見出し画像

ALS嘱託殺人事件から考えること


僕もツイートさせて頂きましたが、Twitter上でも尊厳死や安楽死について様々な意見が飛び交った今回の事件。



経緯はともかくどのニュース記事をどう読み取っても薬物投与はALS患者の依頼であったことには間違いなさそうです。

ただ、今までに前例がないだけに、センセーショナルな事件になったのだと思います。

僕もALSについてはよく知っているので、色々考えさせられました。

ALSとは? ※以下引用

筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう、英語: Amyotrophic lateral sclerosis、略称: ALS)は、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、運動ニューロン病の一種。治癒のための有効な治療法は現在確立されていない。ICD-10ではG12.21。日本国内では1974年に特定疾患に認定された指定難病である。


病気の進行は遅らせることはできても、完治させることは現在の医療技術では不可能です。


僕はALSの患者さんの自宅を何度か訪問したことがありますが、実際に患者さんを目の当たりにすると言葉を失うような光景がそこにはありました。

動けない、自分の意志で人に満足に意思伝達が出来ない状態がどれほど生き地獄なのか、当人にしかその苦しみは分かりません。

今回の事件は医師側の責任追及について色々な議論がなされていますが、患者と医師の間にはかなり長きに渡るやり取りがあったようです。

僕も後から調べて分かったことですが、下の記事を見て分かるように医師は安楽死に肯定派だったみたいですね。


法改正が必要である、それは間違いないとは思いますが個人的にも安楽死を認める法律を確立させるのはかなり難しいと思います。

安楽死が法律で認められれば、苦しみから解放される人はたくさんいる反面、法律を逆手に取り発生する凶悪犯罪も後を絶たなくなるように思います。

偽装殺人とかね....


今回の事件は大きなターニングポイントになるのではないでしょうか?


僕自身は安楽死制度導入について大いに賛成派ではありますが、条件や過程は徹底して欲しいと思います。


ここまで読んで頂きありがとうございました。


noteまとめ「文章遊戯」に参加しています。

Twitter






いいなと思ったら応援しよう!