コンロを使わない料理 ～電子レンジで簡単＆安全な調理法～①

私は病気の後遺症などの理由でガスコンロを使わずに、安全で手軽に料理を作る方法として、電子レンジやオーブンを活用しています。

レンジ調理について話をすると、子どもでも安全に作れる料理として紹介してみてはと言うお声をいただきました。
今回は、電子レンジを使った下ごしらえと簡単な調理方法をまとめて第１回目としてみました。

【電子レンジ調理の基本】～便利な道具と下ごしらえ～

電子レンジでの調理を便利にするために、私は以下の道具を活用しています。

写真一枚目
耐熱のグラタン容器。100均のラーメン容器。100均の蒸し器。100均のパスタ茹で。
写真二枚目
シリコン調理器。パウンドケーキ型。
その他
耐熱ボウル。炊飯器。

現在はこれらを使って調理しています。

【野菜の下ごしらえ編】～蒸し器とシリコン調理器具の活用～

100均の蒸し器を使った根菜の下ごしらえ

1. 蒸し器の底に突起付きの網をセットし、水を網の下まで入れる。（多少超えてもOK）

2. 切った根菜（人参・大根・蓮根など）を蒸し器に入れ、600Wで約6分加熱。

3. 爪楊枝で火の通りを確認し、足りなければ追加加熱。

4. じゃがいもは表面のデンプンで固く感じることがあるので注意。

5. 里芋は皮のまま両端を切り、半周ほど筋を入れて蒸すと、ツルンと簡単に皮が剥ける。（それでも痒い時は酢水で手を洗ってね）

➡ 蒸すことで野菜の甘みが引き出され、次の調理が時短に！

シリコン調理器具で青菜の下ごしらえ

1. 青菜を洗い、シリコン調理器に入れる。

2. 蓋をして600Wで4～5分加熱。

3. すぐに冷水に入れて色止めして水気を絞る。

4. 色止め不要の人は、予熱で火が通るので、時間を少なめにして放置してから水気を絞ると楽。（通常の時間+予熱で柔らかくなるので、介助食ですりこ木を使う時は楽になります）

➡ ほうれん草はシュウ酸が気になる場合は茹で推奨だが、サラダほうれん草なら大丈夫！

どうしても茹でたい場合は100均パスタ茹でを活用

水を入れて野菜を入れ、5～7分加熱すると簡単に沸騰するのであとは時間を調整する。（蓋は外して）

【電子レンジで作る簡単レシピ】

① 基本の肉じゃが

使用道具：100均蒸し器＆100均ラーメン容器 or 耐熱ボウル
作り方
1. 蒸し器で人参・じゃがいも・玉ねぎを蒸す。（食材ごとに加熱時間を調整）

2. ラーメン容器に調味料（酒・水・はちみつ・めんつゆ or 醤油）を入れ、蒸した野菜を加える。

3. 蓋をして600Wで5～6分加熱。

4. 一度取り出し、肉を入れて再度5分加熱。肉に火が通れば完成。

5. 予熱で味を染み込ませる。

➡ レンジで作ると少ない水分で煮崩れしにくく、味もしっかりしみる！

応用編：かぼちゃの煮物

肉じゃがの応用で、途中で上下を返せば少ない水分でしっかり味付けできます。

② 切り干し大根のケチャップ煮
使用道具：100均ラーメン容器＆千切りスライサー作り方
1. ラーメン容器に水と切り干し大根を入れ戻す。

2. 戻し汁を少し捨て、水を足す。（香りが気にならない人は戻し汁だけでも作れます。）

3. 千切りスライサーで人参をスライスして加える。（彩りに冷凍ブロッコリーを刻んで入れても◎）

4. 調味料（中華だしの素少し・ケチャップ気持ち多め・醤油小さじ1）を入れ混ぜる。

5. 蓋をして600Wで7分加熱。

6. 野菜が柔らかくなったら完成。
➡ 甘めの味付けで子どもも食べやすい！
保存のコツ
★水気を切り、お弁当カップに小分けしてジップロックで冷凍すれば、お弁当のおかずに便利。
★作り置きの場合は水分を切って密封容器に入れ、1週間以内に食べる。

【まとめ】～電子レンジ調理は時短＆安全～

今回は、電子レンジを活用した野菜の下ごしらえと簡単な調理法を紹介しました。

コンロを使わない調理は、火を使うリスクを減らしながら、美味しく手軽に料理が作れます。

次回はさらにバリエーション豊かなレンジ調理レシピを紹介します！

【道具の購入情報】

100均アイテム：ラーメン容器、パスタ茹で、蒸し器、パウンドケーキ型
シリコン調理器具：雑貨店（ボンラパス高宮2階で20年前に購入）
耐熱容器：Iwatani製（20年以上前に入手）
耐熱ボウル：スリーコインズで1000円以下

電子レンジ調理は、お子さんと一緒に料理を楽しんだり、年配の方や私のような片麻痺などのハンデのある人の火を使えない環境でも活用できる便利な方法です。ぜひ試してみてくださいね。