読書メモ:『すらすら読めるドストエフスキー』


1章 ドストエフスキー作品を読むための基礎知識
2章 ドストエフスキー作品の長編解説
3章 ドストエフスキー作品をより有意義に読むために
4章 ドストエフスキー全作品紹介

1章の基礎知識編は、主なつまづきポイントの解説。

ロシア風俗全般…名前の法則(順番、略し方、女性名、呼び方から読み取れるニュアンス)、作中用語(聖像画、ウォトカ、サモワールetc)、お金の単位(ルーブル、コペイカ)、歴史、制度、宗教など。

名前の法則を説明してくれる8ページだけでも読む価値あり!


2章の作品解説では、代表5作品【罪と罰/カラマーゾフの兄弟/白痴/悪霊/未成年】それぞれについて、以下の解説。

①あらすじ
②作品解説
③読書のポイント
④つまずきやすいポイント
⑤作品のクライマックス
⑥豆知識
⑦迷った時の人物案内
⑧人物相関図

1章ラストの、「どの翻訳書を読めばいい?」が、翻訳書全般に参考になる話だった!

翻訳作品は本質的に、翻訳者の能力にあまり差がなければ一般には新たな訳が優れていると解釈していいでしょう。
それはなぜかというと、翻訳には寿命があるからです。
もし最新訳がピンと来ずに古い翻訳の方がしっくりくるという方であれば、それがあなたの時代感覚とマッチした名訳なのです。
長い目でみるならば翻訳者が生きている作品を買うことがオススメです。翻訳者が重版の際に誤字脱字だけではなく、言葉遣いなどを時代に合わせてなおすことが出来るからで、翻訳者が亡くなってしまうと翻訳を修正することが出来なくなってしまい、つまりは翻訳の寿命が尽きてしまうのです。

各翻訳の比較表もあったよ。

自分が読むなら亀山郁夫訳かな。しかしこれ、2006年なのか…時の流れにめまいが。光文社古典新訳文庫の創刊当時の勢い、いまでも覚えてる。そんなに昔だったとは…

この本参考に、『カラマーゾフの兄弟』を今年こそ読みたい。

ちなみにnoteなら及川由美さんの解説やコミカライズもおすすめ♪



「航海記」第4回、昨夜投下してます。

今回また非通知に戻しました。

↑ちなみにこれが通知アリの埋め込み、非通知バージョンだとこう↓

※やり方は桃之字さんの【裏技】note記事引用すると縦長になる問題が解決したので教える【コンパクトな】でどうぞ!

↑そしてこれがテキストリンク(みんな知ってる)

3/22
こんなふうに荒天続きの場合、少しの無理が後を引きます。十分に注意が必要。オーバーワークになりそうだったら遅延させたほうがいい。知らないうちににっちもさっちもいかなくなる状態にはまっちゃったりするからね。
気分障害、非常事態です。それはあなたじゃない、あなたの中の誰かだ。一回深呼吸!

今日こそ今日中に寝る!!!

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Mimi
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