セティ
采女さんの過去生を視たインナージャーニーのセッションと同じ日、引き続いてリーディングで気になっていた古代エジプトの過去生を視ることにしました。あらかじめきゆきさんには伝えておいたので、采女のさよさんの場面から移動するように誘導されます。
セト神との関係がわかる過去生へ。
移動すると、巨大な石造の建物の中にいます。どうやら神殿の中に独りでいるらしいことが感じられます。
自分の姿を下から観察すると、履物はなく裸足で腰巻きの様なプリーツのついた布を纏っています。豪華な刺繍のある前掛けを腰に巻き付け、上半身は裸で、首にジャラジャラと石のアクセサリーをしています。指には金の指輪、手首には精巧な細工のあるブレスレット。上腕には金の蛇の様な装身具を沢山身につけています。
大抵誘導の最初は立っているのですが、この時は珍しく跪いていて、両手には香炉を持っています。頭はツルツルに剃っていて髪はありません。褐色の肌をしたエジプト人男性だと分かります。
名前はセト神によるもの?とか。固有名詞らしくない感じでした。
多分セティ1世かな??この辺りは顕在意識の思い込みもあるので確証はありません。
ここでは彫像を前に祈りを捧げている感じがあります。彫像はセト神。
どうやら、ヒッタイトに侵攻して戦に勝利したことを報告し、感謝の祈りを捧げるためにここにいる様でした。
どんな気分かと問われ、「今、戦から戻ってきたばかりで、とても高揚している。」と応えます。戦場から真っ直ぐここにやってきて、これから王宮に戻る途中だといいます。
この誘導にはテーマを決めてきていなかったので、「現世にメッセージのある大事な場面」ということで先に進めてもらいます。
視えてきた場面では、自分は15歳の少年でした。砂漠の真ん中にいて、周りにいる家臣達が音の出るものを手にして何かを追い立てています。狩りの場面でした。右手に小さなナイフを持ち、そんなに大きくない盾を左手に持っていることが分かります。
相手はなんとライオン!リーディングでは黒豹でしたが、もっと手強そうです。この狩りの目的は、国民に自身の力強さを示すためと、権威を表すための一種の儀式。狩り取ったライオンは、太陽神ラーに捧げられます。
この誘導はセラピーとしてお願いした訳ではなかったので、サクッとメッセージをいただいてしまいます。
メッセージは次のようなもの。
「躊躇なく進め。仕事を次々、どんどんやれ」
ああ、また同じメッセージ!
しかし、正直に言うと今の自分には自信がありません。そこで、過去生の自分に弱音を吐いてみます。
「今、自信がなくなっているんだがどうしたらいい?」
すると、セティさんからはちゃんとアドバイスを貰えました。
「周りをもっと頼れ。1人でやる必要はない。相談してもいい。大勢の力を結集するのだ」
今の自分は、どうも一人で全部やろうとする傾向が強いので、やり方を変えろということですね。うまくやれるのかはまだ分かりませんが….
メッセージをいただいたので、催眠を解くためにセティさんが亡くなる場面へ移動します。
そこは宮殿内部の自室で、テラスに出て外を見ています。広大なナイル川が流れている風景が広がっています。年齢は40歳ぐらい。まだそれほど年齢はいっていない感じでしたが、脳卒中を起こして突然倒れました。
長い患いが嫌いなのか、あっという間に終わらせるパターンが続きます。
今回のセッションは二人とも脳関係の病でしたね。今世も、最後はこれくらい潔く逝きたいと思います(笑)
さて、死んだ後は中間生という休憩所のような処に行きます。
大抵は、守護霊やご先祖様が迎えにやってくる事が多いですが、今回はちょっと違っていました。
遠くから、黄金に輝く船に乗ってたくさんの、エジプトの神々がやってきたのでした。
神々からセティさんへのメッセージは次の様なもの。
「これで元通りにできた。よくやった。これでこの国の昔からの概念を取り戻せた。」
この言葉の意味について、自分なりに解釈してみました。
少し前の別のセッションで、悪辣な相手との腐れ縁があったファラオがいて、名前をアクエンアテンといいます。この人物は、宗教改革を行って古代エジプト社会の宗教観を根底からひっくり返してしまっています。
多分それをリカバリーしに来たという事だったんでしょう。
やっぱり、やらかしたら尻拭いはしなければいけません。
更に、今度は今の自分へのメッセージをもらいます。
「今回の人生もこの時に匹敵する重要さがある。必ずやり遂げるように」
ぐふっ…..
次々とプレッシャーがやってくるのは何なのか。この時は色々と混乱している時期でどうしようもなかったので、以前から様々なリーディングの場面で言われていたことも絡めて質問を投げかけてみました。
「こちらから何らかのリアクションを起こして、普通の仕事と同じく必要な人々を集めるべきなのか?それとも、以前にも聞いた様に向うからやってくるということか?」
すると即答で
「向うからやってくる。来ればわかる」
もう一度こちらから
「少し前、それと思われるきっかけになるような出来事が起きたが、仲間に否定されてある縁を切るようなことになった。それでよかったのか?」
これも即答で
「それも、そのうちわかる」
今回のセッションでも何か道筋が見えないかと思っていたので、またしても「待ち」という回答にガクッと肩透かしでした。
まあ、主体性を持って動く必要がないならば、それはそれで流れに身を任せるだけですが、ほんまに良いのかいな??という終わり方でした。
後に、実際に分かるタイミングがやってきたので、それもまた別の記事で綴ってみたいと思います。まあ、視えない世界のお話しなので、証明もできないし、読んで面白いのかどうかは別の問題ですが。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。