自殺した過去生のはなし
私の過去生の話を少し。
前世療法や友人の霊視によって視える私の過去生は、政治家だったり宗教指導者だったりすることが多いのですが、自殺した過去生というものもあります。
10代の頃は、優しい性格が災いしてか常に自殺とか死のイメージを持って生きていました。今思うと、それほど大した目には遭っていないのですが常にそういう精神状態に落ち込みやすい思考の癖のようなものがあったのです。
とはいえ、年を経る毎にそれも薄れて行き、目指していた好きな仕事にも就きました。
それなのに、なかなか積極的に仕事をしていく意欲が湧いてこない。
就職先の質も良くなかったのですが、仕事の締切が迫っている時ほど手が止まってしまうことが度々あり、そういう時は何故か無力感に苛まれてしまい「頑として仕事を進めたくない自分」という別人になったような感覚がありました。
まるで夏休み末日の小学生のような馬鹿げた感じですが、いい歳になった今でも守護霊から警告を受けるほど何も手に付かないとはおかしいなと思っていました。
そんな時、友人が前世療法の練習をするというのでこの奇妙な無力感の原因を突き止めてみようという気になり、このテーマで催眠を依頼しました。
誘導を進めるとき、最初は自分の姿を観察していきます。プリーツのついた白い薄い布を体に巻きつけたような格好だと分かりました。首の周りにかなりの宝石をつけていて、二の腕には蛇のモチーフで象られた宝飾品を身につけています。あ、女性だなと思ったのと、また古代エジプトの過去生だということが分かりました。
古代エジプトは二度目ですが、今回はどうもファラオではなく王女のようでした。時代も新王国時代よりも前で、父はいるものの母はすでに亡く、弟が二人いて自分が母代わりになっているのが分かります。
ファラオの時も家族を溺愛しているイメージでしたが、この時も弟二人を手塩にかけて育てている感じが伝わってきます。
次のシーンでは、どういう訳か一人で砂漠近くの断崖を歩いています。
とても悲しくて、泣きながら足場の悪い岩場の坂を上がっていました。この直前、病で相次いで弟達を失くし、ついに父がこの世を去って天涯孤独となったのでした。
絶望した私は、高い崖の上から身を投げるために岩場にいたのです。
友人の催眠誘導を待つ間もなく、あっさりと崖から飛び降りてしまったので、当時も衝動的に自殺してしまったのかもしれません。
手塩に掛けた弟達に死なれて無力感に苛まれてしまった結果でした。
現世で仕事に身が入らなくなってしまうのは、どうも私の中の彼女の想いが残っているからだった様です。自殺すると、普通は自縛してその場に魂が縛り付けられることが多いのですが、この時は不思議とあっさり中間世へ上がってしまいます。きっと古い時代なので、どこかの時点で自力で成仏できたのだと思います。
自殺の過去生を持つ人は、現世では鬱病になったり精神疾患を抱えたりし易く、良い影響は全くありません。私の場合はそれほど重症ではないですが、やはりマイナスな影響が残っていました。
人生から逃げたところで問題が解決する訳でもなく、むしろ無限ループの様になって何度も同じことを繰り返すことになると言いますが、この何千年も前の想いが今の今まで私に影響を与えていたとは....!
前の記事で書いた私の「使命」とは、こうした自殺するような世を変える人々を手助けすること。過去生のいくつかでやってきた政治家ではできない分野で人々の助けとなるのが願いです。
最近よく耳にするアセンションの時代とは、それぞれの個人が過去の総決算をしなくてはいけない時代とも読みかえられそうです。山のように積もった過去の想い癖や古傷を見つけ出して昇華する時代なのでしょう。
人身事故に舌打ちしたり、無意識にニュースで人の死を見るおかしな時代に終止符を。