【ダイエット】カロリー制限しても痩せない原因とその対処法
カロリー計算して、糖質の量も制限して、
適度に運動をしても痩せない。。。
こんな経験ありませんか?
今回はそんな経験がある人へ向けての記事です。
基本的な事は出来ている前提で
・アンダーカロリー(摂取カロリー<消費カロリー)
・PFCバランス管理(糖質・脂質・たんぱく質の割合)
・適度な運動
・休養管理(睡眠やストレス)
この辺りは実行できている前提での話となります。
※基本的には上記の事を実行すればだいたい結果は出ます。
6つの痩せない理由
上記の内容を実施しても痩せない場合は、
ズバリ基礎代謝の低下にあります。
その基礎代謝低下の原因を解説していきます。
①過度な食事制限
減量を急ぎ、摂取カロリーを減らし過ぎると
逆に減量は失敗します。
摂取カロリーを落としすぎる事で、
栄養の運搬が無くなり、
身体は飢餓状態となり、
「今ある脂肪を無くさない様にしよう」
というモードに入ります。
(恒常性・ホメオスタシス何て言ったりします)
当然、筋肉の分解も起こります。
結果、代謝が落ち痩せにくい体質になる
というイメージです。
【すぐ出来る対策👇】
短期的に沢山食べる日と
大幅にカロリー制限する日を作りましょう!
例えば、
3日間適切なカロリー制限をしたら、
1日は自由に好きな物を食べるなど
短期的に摂取カロリーが多い日と
少ない日を作ってあげる事も重要です!
②血糖値が急上昇している
いくらカロリーバランスが整っていて、
運動をしていても
血糖値の事を無視して良い訳ではありません。
血糖値は砂糖や炭水化物を食べた後に上がる。
血糖値の急上昇を抑える為に、
下記の事を実践してみて下さい。
☆食事の30分前に水をコップ1杯飲む
☆野菜→タンパク質の順で食べる
☆炭水化物は少し冷めてから食べる
☆炭水化物は脂質・タンパク質と一緒に食べる
☆食後15分以内に軽い運動(家の中を歩く等)
③食事回数が少ないor間隔が空きすぎ
人は食事の回数が少なかったり、
食事の間隔が長く空くと、
食事の際に肝臓に負担が掛かります。
では、なぜ肝臓に負担がかかると痩せにくくなるのか。。。
あなたは基礎代謝という言葉をご存知ですか?
基礎代謝は1日に何もしなくても消費するカロリーの事で、
人間の代謝のおよそ60%をしてめています。
※人間には3つの代謝があります。
↓
基礎代謝(何もしなくても消費するカロリー)=60%
活動代謝(動く事で消費するカロリー) =20~25%
食事誘発性体熱産生(食後に内臓が働く事で消費するカロリー)=10~15%
基礎代謝を構成する部位は下記の通り!
①肝臓
②脳
③筋肉
④腎臓・心臓
少し意外ですが、
基礎代謝で重要なのは筋肉では無く肝臓なんです!
しかし、食事の回数が少なかったり、
食間が空きすぎると、一度に多くのエネルギーが
体内に入ってくる事になります。
当然、その全てのエネルギー(タンパク質など)を
吸収しようとすると膨大な時間がかかり、
吸収されなかったタンパク質は窒素となり、
アンモニアに変換され、
肝臓や腎臓で色々な変化を経て、
尿として外に排出されます。
簡単に言うと、
吸収されなかったタンパク質から
アンモニア酸性が多くなるほど、
基礎代謝に重要な、肝臓への負担が多くなる
という事です。
④アルコールを良く飲む
③と同じ理由でアルコールを良く飲む人も
ダイエットの結果は出にくいです。
そては、基本的な食事や運動をしっかり
管理出来ていたとしても同じです。
アルコールの分解は、
アセトアルデヒド
↓
酢酸(さくさん)
↓
炭酸ガス
という流れで分解をされていきますが、
この過程も肝臓に大きな負担がかかり、
肝機能低下及び基礎代謝低下を
誘発してしまいます。
⑤代謝に必要な補酵素が不足
基本的に食べた物がいきなり
エネルギーに変換される事はなく、
食べ物
↓
胃腸
↓
小腸
↓
細胞
↓
ミトコンドリア
↓
ATP
少なくともこんな感じの過程があります。
この流れを「代謝」と言います。
この代謝をサポートするのが酵素で、
その酵素を円滑に働かせる為に、
ビタミンやミネラルを摂る必要があります。
しかし、減量で食事量が減る事で
この補酵素の量が少なくなる事があります。
つまり、代謝が悪くなるという事です。
対策として「マルチビタミン」等で
補いましょう。
マルチビタミンの場合はサプリメントで
摂った方がコスパ良いです。
⑥腸内環境の乱れ
先ほどの消化吸収過程と同様に、
食べ物は基本的に腸を通ります。
その際、腸内環境が整っていないと、
ダイエットの妨げになってしまいます。
また、理想的な腸内環境バランスとして
善玉菌:2
悪玉菌:1
中間菌:7
の割合で摂る事がベストです。
お勧めは、
「乳酸菌」
と
「ビフィズス菌」
です。
まとめ
基本的な食事コントロール、
適度な運動、睡眠等の休養を
しっかりクリアした状態でも
ダイエットが上手くいかない方向けの記事です。
【①食事の減らし過ぎ】
身体が飢餓状態になり、逆に太りやすくなる。
栄養が入ってこないから、
今ある脂肪を減らさない様にと
身体が働いてしまう。
【②血糖値の急上昇】
ダイエットにおいてカロリー収支と同じくらい重要な「血糖値」。
人は食後に血糖値が上がる。
上がったままだとマズい為、
インスリンと言うホルモンが分泌され
上がった血糖値を下げようとする。
その際、脂肪を溜め込みやすくなる。
血糖値が急上昇しにくい、
蕎麦や玄米などの食事を摂り、
食後15分以内に軽い運動をする事で対策を。
【③食事の回数が少ないor間隔が長い】
1回の食事で多くの量を食べると、
肝臓に大きな負担が掛かる。
※ダイエットに重要な基礎代謝の
ほとんどは肝臓である。
【④アルコールを飲む】
③と同じ様に、
ダイエットに重要な肝臓に大きな
負担が掛かる。
【⑤補酵素が不足】
代謝に必要な酵素が、
食事制限により減少する。
ビタミンやミネラルを摂り、
補う事が重要。
【⑥腸内環境の乱れ】
乳酸菌、ビフィズス菌、
オリゴ糖、食物繊維の摂取を
積極的に!
食事調整や、適度な運動、
睡眠などの休養管理、
等様々な要素をクリアしているのに、
何故か脂肪が落ちない方は
一度減量から離れ分析してみる事をお勧めします。