
ビタミン系サプリメントに発がん性があるのは本当?
サプリメントを摂っている方ならば
何となく聞いた事がある
「ビタミン系のサプリメントは発がん性がある」
という話について解説します!

結論(ビタミン系サプリメントの発がんリスクはほぼ無い)
国立がん研究センターで、
男女63,000人を対象とし5年間研究した結果、
ビタミン系サプリメントで
発がん性リスクが増える事は無い!
という結論を導き出しました。
ただし、性別によって多少異なります。
研究内容
では実際にどんな研究を実施したのか
簡単にご説明します。
それぞれビタミン系サプリを
現在摂っている人、
摂っていない人、
5年後に摂った人、
5年後も摂らなかった人で
グループ分けをしました。
↓
①非摂取者
(現在:摂取無し 5年後:摂取無し)
②過去摂取者
(現在:摂取あり 5年後:摂取無し)
③摂取開始者
(現在:摂取無し 5年後:摂取あり)
④継続者
(現在:摂取あり 5年後:摂取あり)
ここで、まず分かったのは、
男性はどのグループも差はほとんど
見られませんでした。
しかし女性の場合は、
過去摂取者と摂取開始者で
ガンのリスクが高いという事が
分かりました。

実際には、
非摂取者に対して、過去摂取者は
17%がんリスクが高く、
摂取開始者に関しては
24%もリスクが高い結果が出ました。。。
大腸がんリスク
研究の結果、
ビタミン系サプリには
大腸がんリスクを下げる効果がある事も
分かりました!
その中でも特に効果があるのが、
ビタミンB6です。
シンプルな理由ですが、
ビタミンB6を摂取したグループと、
摂取しなかったグループで30~40%の
差が(発がん性リスク)ありました。
※日本人は元々ビタミンB6が不足しがちな
食生活になっています。
また、それは特にお酒を飲む人に
良く効果がある事が分かりました!

それは、ビタミンB6がアセトアルデヒド
を代謝分解している事が大きな理由です。
※アルコールに含まれるアセトアルデヒドが
ガン発生リスクを上げる。
以上、良く言われる
「ビタミン系サプリを摂るとガンになる」
について、簡単ですが解説となります。
ちなみにビタミンB6は大腸がんリスク軽減
の他にも疲労回復効果など様々な効果が
あります!
ビタミンB6が多く含まれる食品
・にんにく
・まぐろ(刺身系)
・レバー
・とうもろこし
等があります!
手軽に摂取できるものばかりですので
是非積極的に!