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今日の一箱〜リアル・フィッシュ『遊星箱』

 これは変型ケース入りボックス・セットという感じですかね?
大好きなバンド、リアル・フィッシュの3枚のフル・アルバムと1枚の12インチ・シングルに発掘ライヴ音源の合計5枚組CDボックスです。
じゃ、行ってみよー。

・リアル・フィッシュ『遊星箱』(BRIDGE-103〜7/BRIDGE)

 リアル・フィッシュの存在を知ったのは雑誌「ミュージック・ステディ」の山下達郎さん表紙の号での特集「ON THE ROAD AGAIN」でしたから1983年のことですね。
その年にリリースされた名オムニバス・アルバム『陽気な若き水族館員たち』に収録された「ガムラン・ホッパー」と「遊園地」で初めて実際に楽曲を聴いたわけです。
他に収録されていたポータブル・ロックやVOICEと同様に夢中になりまして、高校生だった私は通学用のショルダー・バッグに付属の水族館レーベルのステッカーを貼っていました。もっと大事にしておけばよかったかも。。
泉谷しげるさんや大沢誉志幸さんのサポートをリーダーの矢口博康さんが始めたのも1983年からのはずです。


 矢口さんは翌1984年にはサザンオールスターズのサポートをもうしていたのかな?
ソロ・プロジェクトというか、別バンドの観光地楽団ではカセット・ブックをリリースして、年末にはリアル・フィッシュのファースト・アルバム『天国一の大きなバンドをリリースしたのでした。
プロデュースは鈴木慶一さん。このアルバムもメチャクチャ聴きましたねー。鈴木さえ子さんがカヴァーした「恋はビーチパラソル」(『天国への螺旋階段」、ちなみに発表はさえ子さんの方が先でしたが)や1曲目の「赤いリボンに御用心」は相当繰り返して聴いてました。
11月に発売された石川セリさんのアルバム収録曲「コロニー」ではリアル・フィッシュが演奏していて、これまたメチャクチャ大好きな曲でしたよ(大貫妙子さんのペンによる曲で、コーラスも大貫さんが担当)。

 1985年にはリアル・フィッシュのセカンド・アルバム『テナン』がリリースされて、これまた聴きまくりでしたね。
立花ハジメさんが取り上げた「夜の突起物」や「星が来る」はやはり繰り返し聴いてました。
この年には高橋幸宏さんのツアーで初めて矢口さんを生で拝見したり、矢野有美さんのアルバム『ガラスの国境(ボーダー)』でのポータブル・ロックのカヴァー「真珠海岸」(これまたオリジナルより先にカヴァー・ヴァージョンが先にオフィシャルで発表されたという)でのソロが印象的でした。
矢口さんは原田真二さんやARBのレコーディングに参加した年だったのかな?
この頃には注目のミュージシャンの一人でした。

 1986年の七夕には鈴木さえ子さんの日本青年館でのライヴはフィーチュアリング矢口博康という形での公演で、前半は矢口さんソロ・ライヴでした。
ちなみに1985年と1986年のさえ子さんのツアー・メンバー(東京マザーズ)にはリアル・フィッシュから矢口さん、キーボードに福原まりさん、ベースに渡辺等さんが参加してました。

 1987年には桑田佳祐さんを迎えた12インチ・シングル「ジャンクビート東京」をリリースしましたが、これまた大好きな曲でしたねー。
この頃にはメンバーの美尾洋乃さんと友田真吾さんは脱退していたことを雑誌「TECHII」や「Chart」などで知ったはずです。
アルバム『4 when the world was young』もリアルタイムで購入しました。
このアルバムのCDのボーナス・トラックとして「ジャンクビート東京」が収録されていて、またまた夢中になって聴きましたね。
日比谷野音のライヴはこの年だったかな?
美尾さんはゲスト・バイオリニストとして出演して、ドラムスのサポート・メンバーは寺谷誠一さんでした。

 1988年位からはメンバーの戸田誠司さんはフェアチャイルドに、渡辺等さんはAdiなどに、矢口さんや福原さんは(勿論、戸田さんや渡辺さんも)セッション・プレイヤーとして活躍することになって、リアル・フィッシュとしての活動はしないようになってしまいました。

 このボックスに収録されたライヴ音源は1985年3月24日の名古屋ハートランドでの公演で、オリジナル・メンバーでのライヴです。
何度かリアル・フィッシュのライヴを拝見したことがありますが、あの感動が再びというのと、ライヴでここまでやっていたのかという感想を持ちました。
できれば他のライヴ音源も聴いてみたいし
ライヴ映像があるならば観てみたいですね。

 これまたブックレットはメンバーのインタビューなど充実した内容ですし、プラケースではなく紙ジャケット仕様というのも素晴らしいですね。
まー、そのおかげで収納しずらくなってしまったかもしれませんが。
でも、それ以上にお気に入りなボックス・セットです。
明日の記事については完全に白紙です。お楽しみに。

 ではまたー。

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