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今日の一枚〜南佳孝『摩天楼のヒロイン+5』

 「Guitar Magazine」のティン・パン・アレー特集を読み返してから、関連CDを聴き直してましたが、やっぱりこのアルバムは特別な思い入れがありますね。
昨夜、聴いたのはパイドパイパーハウスでインストア・イベントやった時に購入したものですね。
サイン入りなのはイベントに参加していたからなんですよ。
ちなみに私、CDのジャケットにサインいただくのはどうも苦手でして、特に大好きなアルバムの場合は同じものを購入してからいただくことが多いのでした。すみません。

 ちなみにこのアルバムを初めて買ったのは、中学生だった頃ですね。1980年か1981年どちらかだったはずです。
トリオレコードからの再発盤で帯がオレンジ色だった記憶がうっすらと残っています。
CD買ったのはシール帯で徳間ジャパンからの再発でした。
多分30JC品番だったはずです。
YMOブームの真っ只中でしたし、郷ひろみさんが「モンロー・ウォーク」をカヴァーしたこともあって(ちなみに郷さんのヴァージョンは「セクシー・ユー」で2番の歌詞違い)、『摩天楼のヒロイン』が再発されたのではないでしょうか?

 再発盤買った時は夢中になるまでは至らなかった記憶があります。
CD化されてからですね。夢中になったのは。

 はっぴいえんど〜キャラメル・ママへの移行期だった意味や松武秀樹さん、小原礼さんに矢野誠さんや、武川雅寛さんや駒沢裕城さんといったはちみつぱいのメンバーが参加していることは非常に意味があることに気づいたわけです。

 そして、プロデュースが松本隆さんで、松本隆さんがプロデュースしたアルバムが日本のロック史において重要な意味を持つことにも気づいた私です。
松本さんと南さんが作り出した世界にノックアウトされるきっかけは雑誌「ミュージック・ステディ」の新生号が南さんの特集で、楽曲解説がとにかく面白かったんですねー。

 個人的にはオムニバス『素晴らしき船出』収録曲がボーナス・トラックの紙ジャケット盤も素晴らしいと思いますが、紙ジャケット盤よりもプラケース盤の方が好みなんですよわ。
それにこちらには「おいらぎゃんぐだぞ」のシングル・ヴァージョンに未発表だったライヴ・ヴァージョンが収録されているのと、ライナーの充実ぶりで、普段聴く時はこのCDを聴いてますね。
ちなみに未発表だったライヴとは新宿ロフトのオープニング・セレモニーのもので、南佳孝とハーバーライツ名義での出演でした。
対バンは鈴木慶一とムーンライダース(!)と桑名正博とゴーストタウンピープルという組み合わせです。
この日の鈴木慶一とムーンライダースの演奏も『火の玉ボーイ』のデラックス・エディションのボーナス・ディスクとしてCD化されていますね。素晴らしい。

 ちなみにこの日演奏を担当したハーバーライツについて触れてないのは残念です。
南さんの弾き語りで演奏された「ピストル〜風にさらわれて」は「ピストル」終了後にリクエストを募ってからの「風にさらわれて」が演奏されたわけです。
『摩天楼のヒロイン』からの「眠れぬ夜の小夜曲」や「弾丸列車」、「勝手にしやがれ」はメンバーにサキソフォン・プレイヤーがいることもあってか、違った趣きがありますよ。
興味ある方は是非聴いてみてください。

 ではまたー。

 

 


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