見出し画像

My Favorite Best Album〜松尾清憲『ニュー・ベスト・オブ・松尾清憲』

 このところ部屋にある変型ケース入りCDの整理に取りかかってまして、取り出しにくい場所に置いていたものを取り出しやすい場所に集中して置けるようになりました。
今日取り上げるのは松尾清憲さん『ニュー・ベスト・オブ・松尾清憲』です。
じゃ、行ってみよー。

・松尾清憲『ニュー・ベスト・オブ・松尾清憲:甘くてほろ苦い音楽生活のすへて The Sweet and Bittersweet Musical Life』(DQC1504/サードアイディスク)

 松尾清憲さんのベスト盤はポリドール時代の作品を中心にしたものがこれまでにも発売されていますが、これはソロ活動の作品をまとめたまさにオールタイムベストという趣きのベスト盤です。
しかも松尾さんがシネマでデビューしてからの貴重な資料やインタビュー、対談などを掲載した豪華ブックレットが付属したCDブックという形でのリリースでした。
2015年発売ですから、もう10年近く経ってしまったわけですねー。うーむ。

 ブックレットには松尾さんのシネマ、ソロ、ボックスにピカデリー・サーカスのジャケットや内容が詳細に紹介されてますから、松尾マニアの方々やこれから集めようとする方々の指針になる仕上がりです。

 そして、音楽リスナーとしての松尾さんが選んだ作品のジャケットがカラーで紹介されているのも素晴らしいです。
Chart〜POP IND‘Sなどの松尾さんのインタビューや記事をヴァージョン・アップしたかのような内容で興味深いですね。

 CDについて触れますと、リマスタリングでソロ・デビューからの作品がより新鮮に聴くことができます。 
アナログ盤でのリリースだった大滝詠一さんのカヴァー「ブルー・ヴァレンタイン・デイ」や甲斐バンドに提供した「レイニー・ドライヴ」(作曲は甲斐バンドの松藤英男さん)のセルフカヴァーなど貴重な音源も収録されてます。
ちなみに甲斐バンドに歌詞のみを提供したのは、リーダーである甲斐よしひろさんのアイデアのようです。
当時、甲斐よしひろさんのラジオ番組「サウンド・ストリート」に松尾さんがゲスト出演した際に「松尾清憲に歌詞を依頼するのは(自分の)他にいないよ」と語っていたことをはっきり覚えています(同時期にリリースされた松尾さんの『ノーサンキュー』に白井良明さんが歌詞を書いたことに甲斐さんが驚いていたことも付け加えておきます)。

・松尾清憲with見岳章名義の「ブルー・ヴァレンタイン・デイ」を収録したフジパシフィック音楽出版『25th ANNIVERSARY』(For Promotion Only)

 松尾さんがフジパシフィック音楽出版と作家契約をしていたから故に収録された模様です。
安部恭弘さんによる「五線紙」(竹内まりやさんに提供した曲のセルフカヴァー)や村田和人さんによる山下達郎さん「潮騒」のカヴァーなども収録されたCDです。

・『ニュー・ベスト・オブ・松尾清憲』と『『25th ANNIVERSARY』を並べたところ

 ちなみに両方とも通常のケースを使用していないので、同じジッパー付きのビニール袋に入れて収納しております。

・ジッパー付きビニール袋に入れて収納

 こういう形でディスクユニオンさんの袋に入れて収納しているわけです。

 CDで通常ケースに入っていないものは困ったものなんですが、こうして魅力的な作品だったりすると時々は引っ張り出して聴いてみたくなるのでした。
リクエストあるばまた紹介しますねー。

 ではまたー。




 

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集