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読書日記~「レコード・コレクターズ 2023年4月号」編。
このところの「レコード・コレクターズ」4月号は大滝詠一さん関連特集だったのですが、今年は追悼ジェフ・ベック特集でしたね。これは仕方ないかな。。
新譜を聴くまでは極力特集記事を読まないようにしているので、昨日届くまでは大滝さん関連の記事を読んでなかったのでした。長かった。。
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・「レコード・コレクターズ 2023年4月号」(ミュージック・マガジン)
大滝さん関連記事以外は追悼ジェフ・ベックや川添象郎さん「象の記憶」と『象の音楽』に関する記事は夢中になって読みましたねー。
特に「象の記憶」は愛読誌「団塊パンチ」(休刊中)に連載されていたので、やっぱり気になるんですよ。
他にもこれまた大好きNOBODYの東芝EMI時代の再発予告編やシティポップの再発盤についての記事も興味深い内容です。
大滝さん特集の冒頭は湯浅学さんと細馬宏通さんの対談というのが面白いです。
大滝さんの遺された言葉を、湯浅さんが噛み砕いて説明したことに細馬さんが反応したり、新たな解釈を加えるのが素晴らしいです。
後半は除川哲朗さんによるアルバム『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK』の楽曲解説です。
おそらく文字数に制限がある中で伝えようとすることを伝えた除川さんの仕事が素晴らしいですね。
このアルバムについてはCDのブックレットが非常に読みごたえがあるので、それ参照ということで。
まー、でも大滝詠一さん、ムーンライダーズ、あがた森魚さん、メトロファルス(前身のホット・ランディングを含む)について昨日、私が書いた記事のリンクは貼っておきますが。
ホット・ランディングについては2008年の大滝詠一さんと山下達郎さんの「新春放談」に上田雅人さんの名前が出て、大滝さんが「ホット・ランディングの人」と答えたんですよね。
その時、山下さんは「ホット・ランディングって、うちの嫁さん(言うまでもなく竹内まりやさん)のバックをやっていたような」と答えていたのでした。
ホット・ランディングはムーンライダーズの弟分バンドでして、白井良明さんが椎名和夫さん脱退後のムーンライダーズに加入する直前に加入しています。
白井さんと慶一さんにあがたさんはアルバム収録曲の「ビックリハウス音頭」に参加しているのは偶然にしてはできすぎた話かもしれません。。
ホット・ランディングのメンバーでもあった上田雅人(メリー上田~ライオンメリー)さんはヴァージンVSに参加し、あがたさんのソロ作品への参加率は高いです。
先ほどのリンク先の記事にある程度書いたので、ひとつよろしくお願いします。
ちなみにあがたさんは細野晴臣さんのアルバム『はらいそ』収録曲「四面道歌」にコーラスで参加していて、その曲にはムーンライダーズの武川雅寛さんが参加しているのも面白いですね。
大滝詠一さん、細野晴臣さんの関係については説明する必要がないですよね。。
細野さん編曲でスペクター風のアプローチをした「淋しいエスキモゥのように」の演奏は細野さん+ムーンライダーズで、あがた森魚さんの作品というのはかなり濃い組み合わせですな。
いつかこうしたつながりについて、説明する機会があれば面白いと考えております。
今日のところはこんな感じで。
ではまたー。