獲物の分け前〜堀江美都子『ベスト・オブ・ベスト』
堀江美都子さんのCDは割と持っているのですが、実はオリジナル・ソング(アニメ・ソングと対比して、アニメ・ソング以外ということでこの表現を使います)ではないアニメ・ソングのベスト盤をCDで買ったりのは初めてなんです(但し、セルフカヴァー作品は除く)。自分でも意外な感じですね。
じゃ、行ってみよー。
・堀江美都子『ベスト・オブ・ベスト』(COCX-39014/コロムビア)
デビューの「紅三四郎」からオリジナル・レコーディングのヴァージョンが収録されたベスト・アルバムなんですが、解説は特になくて歌詞と作品のクレジットだけが掲載されているブックレットです。
アニメのキャラクターを掲載できない作品もありますから仕方ないんですが。
せめて堀江美都子さんのアーチスト写真とかレコード・ジャケットは掲載してほしかったな。。
本当にアニメの代表曲だけを収録した内容なので、所謂マニア向けのアルバムではなく、アニメ歌手としての堀江美都子さんに手っ取り早く触れるためのCDですね。あくまで入門編というか。そんな感じですね。
・堀江美都子『ベスト・オブ・ベスト』の収録曲
個人的にはアニメ・ソングの作品についてももう少し整理された形でのベスト・アルバムがあってもいいのでは?と思います。
昔、私が書いたオリジナル・ソングの編集盤について書いた記事のリンクなんてのも貼っておきますか。
私は正直、アニメ歌手としての堀江美都子さんよりオリジナル・ソングを歌う堀江美都子さんのファンなので、これまでアニメ・ソングのベスト盤を買わなかったのですが、カタログに残っているこのCDを買わないと他に入手できなくなる恐怖感から今回購入したわけです。
で、実際に購入してみて、この程度のCDしかカタログに残ってないとしたらちょっと悲しいですね。
勿論、収録された作品は楽曲的にも堀江さんの歌も素晴らしいわけなんですが、その意味が伝わらない仕上がりに思うわけなんです。
もうフィジカルの形で発売される機会は最後もしくはそれに限りなく近い状況のはずです。
つまりアニメ文化としてと堀江さんの作品としても完成度高い作品として残すべきだと思うわけです。
これは真剣にそう思います。
本来ならボックス・セットして残してほしいところですが、無理なら資料性が高いベスト盤を出すべきだと強調してペンを置きます。入力はスマホですが。
ではまたー。