獲物の分け前・4月上京編〜濱口秀樹 著「ヒットソングを創った男たち」
今日取り上げるこの本も昨日と同じく、立川志らくさん「師匠」発売記念&3刷重版記念イベントに行く前に寄ったお店で購入したものです。
イベントには大体トートバッグを持っていくことが多いんですが、あの中には大抵買ったばかりのCDや本が入っているわけなんですね。
今回はCDよりも本が入っていたので重い重い重かったという記憶があります。
ちなみに志らくさんは歌謡曲フリークとして有名な方なので、無理やりこじつけると、歌謡曲に関する本も御縁だなと頭に浮かびましたね。
じゃ、行ってみよー。
・濱口秀樹 著「ヒットソングを創った男たち」(シンコーミュージック)
この本の存在は全く知りませんでした。
まー、つまり棚に並んでいたのを見つけた衝動買いってやつです。
帯にある通り名物ディレクターもしくはプロデューサーが14人紹介されてまして、かなり有名な方についてもあるわけですから、資料として役に立つなと目論んだわけですね。
発売元がシンコーミュージックだからなのか、最初に登場するのは草野浩二さんだという。
草野さんへのインタビュー、担当アーティストとの写真とかなり充実している上にインタビューの注釈、制作履歴などこれまた充実した内容です。
酒井政利さん、本城和治さんと引き続き有名なディレクターが紹介されていますね。
特に本城さんは私がGS、特にフィリップスからのバンドが好きなこともあって、メチャクチャ興味深い内容です。
こんな感じで14人全て書くととんでもない量になりそうなんで、印象に残った人について軽く書いておきますか。
長岡和弘さんはポニーキャニオンのディレクターとしても有名な方なんですが、ディレクターになる前には甲斐バンドのベーシストとして活動されていたのです。
甲斐よしひろさんのラジオ番組を聴き始めた頃、というか甲斐バンドがブレイクした少し後に長岡さんが脱退したので、その名前は印象に残っていました。
斉藤由貴さんがブレイクした時、ディレクターが甲斐バンドにいた長岡さんと雑誌「新譜ジャーナル」で知ったのかな?かなり奇妙に感じた記憶があります。
もう一人は吉田格さんです。
シネマが『シネマ・リターンズ』というセカンド・アルバムをリリースした時、メチャクチャ時間が空いての発売だったに、プロデューサーが鈴木慶一さんでディレクターが吉田さんとファースト・アルバムと同じ体制で制作されたことで話題になったから注目してましたね。
確か近い時期にブレッド&バターの『海岸へおいでよ』や『カフェ・ブレッド&バターの軌跡』も吉田さんがディレクションしたはずです。素晴らしい。
吉田さんのインタビューにはシネマや松尾清憲さんの話題が結構出ていますから、買ってよかったと実感した私です。
これもコンディションはちょっと、な感じですが、かなりお手頃価格で入手できました。ラッキー!
明日もまたイベント前に立ち寄ったお店で買った本について書く予定です。
ではまたー。