「品性」って
解った様で解らない言葉です。
三つの口がある様に
食べ物 飲み物 の入る口、
そして 言葉の出て行く所
息吐く所
時には 体内に不要不適切と
判断されたものが 吐き出されて来る所。
そんな口が集まって
人の性分を形づくり
表現している。
そんな風にも思ってみる。
「挑戦とは、常に改善し、更に上を目指す事である。
才能ある選手を集めても、個人の規律が備わっていなければ、
結局はうまくいかない。
すべての出発点は自己認識、自分を良く知ることである。
自分自身の個人の価値を深く理解し、認めることである。
自己認識から品性と規律正しさが生まれる。
責任は品性から生まれ、品性は謙虚さから生まれる。
パフォーマンスは能力であり、それに行動が伴う。
行動は チームの慣習に従っている公的なものと、
個人的な時間の、日常的な習慣、制限、誘惑、恐れなどに直面する、
心理的な私的なものがある。
理念なき行動は凶器であり
行動なき理念は無価値である。
要は 理念を行動に移し替える事が出来るかどうか。
理念そのものが明確化されているかどうか。
理念をシンプルで当たり前の
日常的な行動に移し替える事が出来ているかどうか。
オールブラックスの一員となる事は、
文化の遺産(謙虚さ、期待、責任)の担い手となること。
その為に、基本的な問いを繰り返すことで、
思い込みを断ち切り、明快な結果に到達する。
謙虚になれば、どうしたらもっとうまく出来るかと云う
簡潔な問いが生まれる。
決断する は、断ち切るという意味。
真の卓越性は謙虚さから生まれる。
“この地球上での私の仕事は何か。
しなければならないこと、
それなりの知識のあることは何か。
自分が責任をもってしなければ、
達成されそうにない事は何か。”(パックミンスター・フラー)
・・・サツマイモはどれだけ甘いかを
自分で言う必要は無い。」
(問いかけ続ける ジェイムス・カー著より一部抜粋)
私の謙虚さから生まれる品性が文化を構築し
文化が 遺産として残され 引き継がれていく。
引き継がれるほどの 価値ある
偉大な文化であり 遺産であるかどうかは
甚だ疑問の有る所ですが
多少なりとも周囲の人々に
影響する事は確かです。
すぐ 驕りたかぶることの多い私には
心のうずく言葉です。
けれども まずは日常の
小さな事の始まりから。
自分の面倒は自分でみる。
誰かが変わりにやってくれると期待しないこと。
大き過ぎる課題ですが。