自然の帰結
かさこそと皮膚が剥がれていく
爪の白く硬化した部分を切り取り
ぼさぼさと伸びる髪の毛を切り取る。
生きていると言う
生の営みは、
無条件に、感覚も感情も関係なく
繰り返されている。
そうして老廃物も腐敗物も
体外に排出されて
その機能が次第に緩慢になり
年を経ると
不活性細胞ばかりが多くなっていき
硬化し
循環が停止して来るのだろう。
其れはその人の寿命と言う
極自然な決まり事で
敢えて、それを人為で変え様とか
抵抗を企て様とかしなければ
誰にも訪れる
そして誰もが逃れる事の出来ないルールーの中で、
生きていると言う事には
違いは無いのだから。
私の身体は
私のちっぽけな脳細胞の思考では及ばない
宇宙の法則で生かされ
生きて
唯淡々と
生の営みを繰り返している
そんな気がします。