愛おしい と

愛おしいとは
こんなことを云うのか

時が止ったかのように
ゆっくりと
目に映る
一片一片が
刻まれていく

永遠と云う 時の記憶の中に
溢れるほどの 温かな風が
湧き上がり

狂おしいほどの 力を持って
胸を 張り裂こうとする

この意識が
”私”と云う"証”

悲しいほどに
切ないほどに

込み上げて来る
突き上げて来る

永遠と云う時の中に
記憶していく

”愛おしい”と云う
苦しいほどの この瞬間の
一こま一こまを
この想いを

"いとおしい”と
そう よぶのか


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