しぶとい私
どうしてこんなに、あれも此れもと重なって、
思い描いた様に身動き出来なくなる時があります。
そんな時、これ程 あれも此れもと大きくなって、
困難に思える、壁の様に立ちはだかる、
超えて行けないハードルの様に感じる事があります。
でも ひょっとして
それ程大きな変化をしようとしている。
と云う事なのかと、思える様になりました。
よく “ピンチをチャンスに”とか
“逆境があったからこそ”成功に辿り着けたとか
書店に行けば、図書館に行けば
かなりの面積を陣取って
競い合う様に陳列されています。
作家の数だけ、その人の人生訓みたいなものがあるのは
当然の事かも知れません。
其れを見て学ぶと言うより、
もう既に、日々の実践の中で
自分は絶えず変わっている。
日々刻々と、目前の困難を、
繰り返す苦手意識や駄目意識を
何とかやり過ごしている内に、
何とか一日終えて朝を迎える度に、
もう 何倍も
昨日の私から 強くなった私へと
変化しているのだと
気付くだけでいいんだ。
認めてあげればいいんだ
と、思える様にもなりました。
難しい事を言っても、見ても
自分にぴったり当てはまる事は無い。
私は私だけの人生を生きているのだから。
唯 「そうだね」と
共感できる事があれば、
そう 語り合える人がいれば
もっと楽しく
楽に感じる事も出来るのかと
思ってはいるのです。
骨折した骨はもっと丈夫になる様に、
手負いの獣は より強くなる様に、
誰もに備わっている
自然な 生命力の 一つなのかも知れません。