危機

2012年国連のリオ会議において、ホセ・ムヒカ元大統領のスピーチの中で、
「マーケット経済の子供、資本主義の子供たち、つまり私たちが、
間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作ってきたのです。
マーケット経済がマーケット社会を作り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで、
原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。
私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか。
グローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか。
・・・・・・
われわれの前に立つ巨大な危機問題は、環境危機ではありません。
政治的な危機問題なのです。
現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。
逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。
・・・・・・・
昔の賢明な人々、エピクロス、セネカやマイアラ民族までこんなことを言っています。
「貧乏な人は、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、
幾らあっても満足しない人のことだ」

と発言したそうです。

氏は革命闘士として生き、今も尚生きている様な気がします。
笑顔に見えてもその眼の奥に、鋭い闘士として生きた氏の人生が凝縮されて
今尚眼光を失っていないようにも思えます。

心休まる日があったのだろうか。等と つい要らぬ思いが過ぎってしまいますが
氏は貧しい大多数の人々の、幸せ、幸福で真に豊かな生活の為に闘い、生きてこられたのだ。

今世界では多種多様な情報が入り混じり、何が真実で偽りなのか、
激しさを増す渦の中で、未だ選択の余地を残された今、
報じられている事の何を信じるか信じないか、自分の心が知っているのみです。

災害を予知し、それに備えるよう警戒警報が発令され、避難勧告が指示されるようになって
実際自分が避難するのかしないのか、選択するのは自分です。

唯、そんな時でもどんな時でも いつも変わりなく、
自分の人生を有難く、人をも自分もを慈しみ、愛していられる自分で居られたらいいな。
自分を信じる自分で居られたらいいな。  吞気なものでしょうか。

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