どうして
どうして背負わないではいられないんだろ
どうして 吐き出さずにはいられないんだろ
湧き上がって来る感情を
言葉にして
絵筆を持って
或いは音に換え
ステップにのせ
表出した途端
何らかの形となって
他の目前に提示されてしまうのに
或いは 共感し同じ音色で響き合う
音叉の響きを受け取るかもと
そんな恵みに震えながら
恐れに怯えながら
表さずにはいられない
そんな人達のいる事を
そんな人達の描き出すものを
‟芸術”と呼んだりするのだろうか
読み進むうちに
踊りあえぐ姿を見る度に
余りにも苦しくて
悲惨で 寂しすぎる人生を
見せ付けられてしまう様な
気になってしまうのです