R-1グランプリ2022感想

審査員と最下位の人が良い大会は良い大会だと思う。少なくとも去年よりは全然良かった。M-1と違って、良くも悪くも変な人が来るのが魅力。

自分の方が面白いと思っている素人が審査員気取りで点数をつけるコンテンツじゃないんですか賞レースって?

もちろん知らない奴が訳知り顔で仕事場に乗り込んで語るの最悪ですけど、その最悪が金になるならしゃーなくないすか?

(俺の職場に関しても、マニアックな外部の奴がチラホラいて、訳知り顔で語ったり関係者面してイベントに来る奴が多い。良いプラスの情報の発信源になってくれるので無碍にはできない。ウザいけどしゃーない。)

点数表

画像1

自分のをこっそり一番→に入れています。

こうして見ると審査員の人も結構個性出しつつ、大枠は共通認識があるって感じでいい審査だった気がする。

バカリズムって全員1点ずつ均等に割り付けているんだな。すごいね。

もし俺があの場にいたら優勝者のお見送り芸人しんいちが最終決戦にも行けなくなってるから、ボロカスに叩かれてただろうな。大変な仕事だ。

個人的順位と寸感

同点でもその中で順位つけました。

〇kento fukaya
7位:発想がすごいなーと思った(こなみ)それ以上の感想はなかった。合コンとかperfumeとか、所々題材や言葉に2010年を感じたのと、本人不在でもそこそこ面白いだろうな~と思っちゃったのと。

〇お見送り芸人しんいち
8位:毒のパッケージを緩急入れて送るのは面白いけど、毒があまりにも内輪き過ぎるというか、審査員向き過ぎる。それが正解なんだろうけど?政治や社会に毒向けろとは思わないまでも、なんか浮世離れしてる気がする。

決戦はZAZYが自滅した感がある。1対1だし、審査員の点数見ると組み合わせ次第でどうにでも変わったんだろうな。

〇Yes!アキト
4位:ストロングかつ単純なギャグの羅列だけで面白いのはすごいと思うたし笑えたけど、審査員が言うように確かに作品としては不成立なのかな。死に際は一番面白かった。ぴえん超えてジ・エンド。最下位が楽しいと良い。

〇吉住
2位:決勝見たかったな。テレビ見ているから当事者!これはヤフコメとかワイドシヨー殴りと見せかけて多分画面の向こうの俺らも殴られてる気がする。この毒が俺は好き。(アンテGルートのフラウィーのアレも好き。)

〇サツマカワRPG
5位:決勝近いもんなってワードで押してくの面白かったけど、落としどころがハッピーエンドなのが作品として丁寧すぎて興ざめしちゃったかも。怪奇好きなので残念。煽りVで図らずもYesアキト軽くdisになってたのは草。

〇ZAZY
1位:あんま好きくないけど一番面白かった。ただPCを使ってるじゃなく、デジタル紙芝居であるメリット(クリップ事故防止・めくり速度アップによるテンポ改善)が具体的にあるのが良かった。

決戦は「ZAZYのベストアルバム」という評価があってなるほどなと思った。でも自分が主役感過度に出されるとなんかいやだな。2019M-1で和牛にキレたえみちゃんの気持ち、わかる気がする。謙虚さって大事だよね。

〇寺田寛明
6位:インターネット2chネタスレ系の笑い大好きだし、その中では最高クラスだと思うけど、それこそインターネットの集合知に勝てるかと言われると。サブカル的衒学的な知識や教養系の笑いの限界を感じて、非常に残念。AIに取って代わられるお笑いの例を見ちゃった気分。

〇金の国 渡部おにぎり
3位:トンビの置物見て思い付きで作った感じが好き。ずっと陰寄りの笑いが多かったので陽気で良かった。あんま感想とか抱かずにただ面白いのもそれはそれでいいよね。


全体的に面白かったと思います!

お茶の間審査員のみなさんこれからも頑張りましょう!

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