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hananono
12/21 何度でもときめいて
基本的に私とゆいさんはお布団が好きだ。夜は早めに一緒に布団に入って、少し会話を交わして、眠りに就く。
「私ね、はるかの好きなところいくつでも言えると思うの。」
唐突だった。いつものように布団に入るとゆいさんがそんなことを言い出した。
「好きだなぁって思うところを思い出して、好きを噛み締めるの。」
あまりに唐突すぎて私は返す言葉が見つからなかった。恥ずかしさもあったので黙って聞いていた。ゆいさんは仰向けで薄暗い天井を見つめながら子守唄でも唄うように続けた。
「すごく、すごく大好きなの。」
私も、と言う代わりにゆいさんのお腹に腕を回して身を寄せた。こんな日々がいつまでも続いて欲しい。私もゆいさんが、すごくすごく大好き。
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