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Photo by
narukuni
行動によって変えられること
うつだから起き上がれない。外に出られないと思っていた。半分は事実なのだが、逆のパターンもあると最近気がついた。
感情(抑うつ)→行動(活動できない)ではなく、行動→感情。
つまり行動することで感情が変わることもある。
日中、気分が落ち込んで何も手がつかなくなることがあった。
いつもだと、ぐったり寝込むパターンになるのだが、なんとか自分をいなして外に出ることにした。人と会う元気はないから近くの河川敷に出かけた。開けた場所だから、人とすれ違っても距離を取れる。
太陽の光を浴びて歩く。
散歩中のごきげんな犬とすれ違う。
子どもがはしゃいでいる様子を見る。
そのうちに、がんこな抑うつが取れて、気持ちがすっきりしてきた。
気持ちが落ち込むから、何もできなくなるのは、本当にその通りなのだけど、何かすることで落ち込んだ気持ちを上げられる場合もある。
調子がいい時に、そのことを分かっていたら、抑うつ状態に陥ったときにも、対処法があって出口があると思える。
何もできないという無力感は「絶望」と近しい関係にある。逆に言えば、何かできるかもという可能性を信じられたら、絶望とは距離を置ける。救いになる。
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