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かぎ針編みの英文パターン ~tweed stitch~
細編みベースの編み地を英文パターンで編みました。
英文パターン初心者なので
解説をじっくり読み、写真をまじまじと眺め、自分の編み地と見比べながら進めています。
かぎ針編みの英文パターンは、棒針編みの英文パターンと同様、
ひたすら「言葉」で書かれた指示書通りに読んで、編んでいくもの。
略語や独特の言い回しも多くて、慣れないと、ただの暗号です…。
最低限の言葉と、それがどの編み方を意味するのかさえ知っていればわかる編み図とで構成される日本の編み物のパターンは素晴らしいと思います。
ユニバーサルデザインといっても過言ではないと個人的には思っています。
閑話休題。
今回のパターン(といっても今回はただの編み地ですが)を読み解くために知っておく必要がある英語の略語は、
ch --- 鎖編み
sc --- 細編み
st --- 編み目
sk --- スキップ、飛ばす
sp --- スペース
“ --- インチ(1インチ≒2.54㎝)
では、パターンの紹介とその解読をしてみます。
ch 16
Row 1: Sc in 2nd ch from hook and each ch across-15 sts.
Row 2: Ch 1, turn, sc in first st, *ch 1, sk next st, sc in next st*, repeat * to * across.
Row 3: Ch 1, turn, sc in first st, sc in first ch 1 sp, *ch 1, sk next st, sc in next ch 1 sp*, repeat across, ending with sc in last st. *to *
repeat Rows 2 and 3, until piece measures 3” from beginning, end
解説は以下に({ }でくくっているのは私のコメントです)
鎖編みを16目
{海外パターンでは作り目は一段と数えないようです}1段目:手前から2つ目の(前の段(作り目)の)鎖編みに細編み、最後の15目まで各々の鎖編みに細編みを編み入れる
{1段目で編んだ16目目の鎖は2段目の立ち上がりの一目になっているので、2段目以降は一段15目}2段目:鎖編み1目、編み地を裏返す、(前の段の)最初の編み目に細編み、*くさり編みを一目、次の(前の段の)編み目(1目)を飛ばす、次の(前の段の編み目に)細編みを一目*、*から*まで繰り返す
{一段15目なので、最後は細編みになるはずです}3段目:鎖編み1目、編み地を裏返す、(前の段の)最初の編み目のあるスペースに細編み一目、(前の段の)最初の鎖編みに細編み一目、*鎖編み一目、次の(前の段の)編み目を(一目)飛ばす、次の(前の段の)鎖編みのあるスペースに細編み一目*、*から*までを団の終わりまで繰り返す、最後は鎖編みで終わる
{*から*を単純に繰り返すと、最後の15目目が鎖編みになってしまうので、最後は鎖編みを細編みに変更して終わります}2段目と3段目を繰り返し、3インチの長さになるまで編む
という内容でした。
*今回は英文パターンの編み地の紹介が主目的ですので、私が参考にした資料からは目数や長さを変更しています。
この編み地を英語圏ではtweed stitchと呼ぶようなのですが、日本でいうところの「よね編み」ですね。
私は、うんうん言いながら解読して編み目記号を書いてみていて、ふと眺めたときに、この編み図を知っている…!となりました。
編み地はこんな感じ。
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次回の英文パターンの記事では、このよね編みのアレンジのパターンについて紹介したいと思います。
*私はまだまだ勉強中の身です。アドバイスや誤りの指摘など、いただけましたら幸いです。