【1】妊娠高血圧症で緊急入院→帝王切開になった話。
はじめに
佐藤キョコと申します。
2021年12月、コロナ禍の最中に第一子(女の子)を出産しました。
現在は元気に成長した娘「しー」と夫の3人で暮らしています。
私は臨月に「妊娠高血圧症」と診断されました。
産婦さん・妊婦さんはご存知の方も多いかと思いますが、それまで血圧に異常がなかった人が、妊娠中に高血圧を発症することを妊娠高血圧症と言います。
重症化するとお腹の赤ちゃんに悪影響があり、最悪の場合母子ともに命が危険な状態に晒されてしまうそうです。
私は幸い、無事に元気な状態の子供と一緒に退院することができました。
しかし、妊娠高血圧症に伴う分娩誘発からの帝王切開、さらにコロナ禍、年をまたぐ入院ということもあり、バタバタの入院生活を送ることになりました。
今回、備忘録も兼ねて、入院から退院までの一部始終を正直にレポートにまとめていきます。
妊娠高血圧症と診断された方
妊娠高血圧症を経験した方
収束しつつあるもののコロナの中での出産が心配な方
そのほか妊婦さん、ママ(産婦)さん
…のような方と情報を共有できるような内容にしていけたらと思います。
面白おかしく進めていきますので、どうぞ軽くご笑覧ください!
※出産レポートにつき、以下の内容が含まれます。
苦手な方はご注意ください。
・尿、便など排泄に関わること
・悪露、破水など出産時の体液に関わること
・激しい痛みの表現
・バルーン挿入、注射、点滴などの医療処置に関わる表現
平穏な妊娠生活。しかし後期の健診で血圧が150に…
妊娠判定を受けてから、私は順調な妊婦生活を送っていました。
日常生活に影響するような体調不良やつわりはほとんどなく、妊娠前とほとんど変わらない生活を送っていたように思います。
食事の好き嫌いも変わりませんでした。
(不謹慎かもしれませんが、ちょっと楽しみにしていたのに…笑)
コーヒーと生モノを絶ったのと、口がさっぱりするので無糖の炭酸水をよく飲むようになったことくらいです。
そのため、出産も何事もなく順調に進んでくれるものとばかり思っていたのですが…
私が出産した病院では、来院の受付をしたらまず尿検査、そして体重と血圧の測定をすることになっています。
10月末の健診の際、いつものように血圧を測ったところ、なんと高い方が150超え!
測り直して124になったものの、150はヤバいだろうと自分でも思いました…。
産婦人科学会のサイトにもあった通り、140を超えたら妊娠高血圧だそうなので完全にアウトです。
その日から起床時と寝る前の血圧を測定・記録していくことになりました。
高血圧になったことがない私がなぜ?高めに安定していく血圧…
それまで、勤め先の健康診断では血圧に異常が出たことはありませんでした。
だから健診で高めの数字が出ても、白衣性高血圧(病院に行くと緊張して血圧が高く出てしまうもの)だと思っていた、というか思うことにしていたというか…。
しかし、もう自分1人の身体ではないので、逃げるわけにはいきません。
ドクターは「家で異常値が出なければいいから、念のため測ってみてね」くらいのノリだったので、大丈夫だということを証明したいという気持ちで記録を始めました。
初めの1か月は極端な数字が出ることはなかったものの、臨月に差し掛かる11月下旬から、朝に130を超えることが増えていきます。
140がボーダーラインとはいえ、130でも心配です。
「130過ぎたら血圧対策」と高橋克実さんの顔が浮かんできます。
しかし「頭痛」や「目がチカチカする」といった妊娠高血圧症特有の症状は出ていません。
私の場合、産後血圧が安定するまでの間、自覚症状は全くありませんでした。
しかし今思えば、この頃から結婚指輪が抜けにくくなっていました。
身近な友人から、妊娠中に抜けなくなった結婚指輪を切断するハメになった話を聞いていたので、早めに外していましたが…。
むくんでいたせいか、太っただけなのか、今となってはわかりません。
順調に成長するお腹の子。
そして順調に高くなっていく血圧…。
12月半ばには、140を超えたら飲むようにと、薬が処方されました。
しかしギリギリのところで薬のお世話になることなく、出産予定日を迎えます。
そして、ここからが大変だった…!!
続きます。