走る岩に出会った話
夜。
スーパーカブで雨上がりの山道を下ってたんだけど。
道の横に落ちてた岩から急に足が生えて立ち上がってするでぇ眼差しでこちらをギロロロンッって。
岩だと思ったソレは少なく見積もってもくっそイノシシで。
急ブレーキかけて止まってソレにびびって突進されても死ぬし、走ったまま突進されても死ぬじゃんか。どっちにしても死ぬじゃんと思いながら岩と10mぐらい並走した。
緊張で鳥肌ボツボツで変な汗かいたところで、その岩はマンガみたいに足をキュルルルって空回りさせたまま畑に消えてった。
車なら最悪凹むだけだけど、バイクで突っ込まれたら飛ぶからな。
一瞬、前輪パンクしてぶっ飛んで肋骨6本肩甲骨鎖骨と計8本骨折したあの時の事を思い出して泣きそうになった。
あれも9月。怖ぇえよ!イワシシ!バカ!
※写真はいつかどこかのキノコ